09期 予想歴19年
◎ローレルゲレイロ
14着/5人気
○ダッシャーゴーゴー4着/6人
▲キンシャサノキセキ2着/3人
×ワンカラット
×ウルトラファンタジ
成功本やビジネス本を読んどると、次のような話をよう見かける。
宝くじで偶然に大金をつかんだ人の95%は、
5年以内に金を使い果たして、破産してしまう。
逆に、
事業等で成功をおさめている億万長者は
さまざまな事情で破綻の危機に追い込まれたとしても
再び復活して元の生活に戻ることが多い。
つまり、
人間には「成功脳」「億万長者脳」みたいなものがあり、
それを持っている人は何度でも成功を得られるが、
「成功脳」を持っていない人はせっかくの幸運やチャンスを
自分のものにすることができない──
まとめるとこんな感じの話や。
ほんまかどうかはわからんけど、
何度でも成功を実現できる人間と、
そこそこ頭はええのに肝心なところで役立たん人間の
2種類が世の中におるのは事実やな。
※
競走馬にも「GI脳」ってもんがある。
何度もGIで勝ったり、連対したりできる、
「GI脳」がある馬と、
そこそこ実力があるのになぜかGIで馬券に絡まん、
「GI脳」を持ってない馬の2種類がいる。
スプリンターズSは「GI脳」を持っている馬が強いレースや。
過去にGIを勝っている、もしくは連対経験のある馬がやたら強い。
昨年のローレルゲレイロのように「やっぱりGI馬」という
結果になることが多い。
フラワーパークやトロットスター、タイキシャトル、
GI連対経験があったマイネルラブ、アストンマーチャン。
このスプリンターズSが初GI勝利ながら、
デュランダル、ブラックホーク、ビリーヴのように
その後GIを複数回勝つ馬も多い。
テイクオーバーターゲットやサイレントウィットネスももちろんGI馬やな。
スプリンターズS2着の馬にも
メイショウボーラーやアドマイヤコジーンなど、
GI馬の姿が見て取れる。
つまり、
スプリンターズSは「GI脳」を持っている馬が強いレース。
高松宮記念が「悲願のGI初制覇が多いレース」とするなら、
まるっきり逆の傾向があるレースやな。
出走メンバーのなかでGI勝利経験のある馬は、
ローレルゲレイロ、キンシャサノキセキ、ファイングレイン、
それに香港馬のグリーンバーディー
あとは連対経験が2回ある馬でビービーガルダン、
このへんのなかから軸を絞っていくんがええんちゃうか。
※
◎ローレルゲレイロは坂路で好時計連発。
体調がええようやし、今の中山は前有利やので、
この馬の「GI脳」がまた活きるんちゃうやろか。
実力的にそない抜けているとも思えへんこの馬が
すでにGI2勝、GI2着2回。
この見事な成績はまさに「GI脳」の証やな。
「スプリンターズSはGI脳のある馬」というのを信じると、
この馬が一番ええ気がする。
ヘッドライナーの後ろにつけていって、
そのまま粘り込めるんちゃうかな。
期待しとるで。
※
○ダッシャーゴーゴー
他の馬がどれも不安なんで
未知の魅力に賭けてみよかと思う。
前走は文句なしの内容やった。
「実際はグリーンバーディーより弱い」
みたいな言われ方をしとるけど、
内々で我慢していたGバーディーよりも
強い勝ち方やったんちゃうか。
▲キンシャサノキセキ
ローレルゲレイロが仮に衰えていたとすると、
2番手に挙げられるのはこの馬しかおらん。
昨冬の阪神Cの大幅な出遅れからの逆転勝ち、
高松宮杯で見せた勝負強さは能力の証。
せやけど、春に頑張りすぎた分の反動なんか
なんとなく順調じゃないんが心配やな。
△グリーンバーディーはGI馬やし、
前走の末脚は確かに良かったんで
いちおうおさえとくけど、
この日中関係の緊迫したなかで、
香港馬を英雄にして帰すわけにはいかんやろ。
そういえば、
フジタの人も無事に帰ってきたみたいやし、
藤田(ローレルゲレイロ)が英雄になるんちゃうか(笑)
×ワンカラットは函館SSが後続を突き放す強い内容。
近走インパクトでは圧倒的な勢いを感じるけど、
なんとなく不器用な馬やな。
GI脳が無いタイプなんちゃうかな。
この馬が
ビリーヴタイプ(今後もGIを勝ってゆく)なんか、
シーイズトウショウタイプ(GI脳が無い)なんかの
2択で選ぶとするんやったら、
なんとなくシーイズトウショウっぽいやろ。
重賞は勝てるけど、GIでは勝てへん、そんなタイプ。
完全に消すんは怖いけど…………えーい、めんどくさい。消したろ(笑)
ビービーガルダン
ワンカラットに2戦続けて
完封されとったからな。
成績は安定しとるし、「GI脳」のある馬なんで、
ばっさり消せへんけど、なんかもひとつ食指が動かんな。
×ファイングレイン
ようわからんけど、あかんやろ。
×ウルトラファンタジー
GIをまだ勝ってないんやろ。
しかも調教がまったくやる気あらへん。
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