天皇賞(秋)2010予想
低レベルの古馬勢に3歳馬が割り込む!

はまちん
10期 予想歴25年

◎ペルーサ
  2着/4人気

○アーネストリー3着/2人
▲アクシオン9着/10人
×シンゲン


馬場は現時点で重。この後もすっきり晴れることはなさそうで、おそらくこのまま重馬場でレースが行われそうか。胴元としては少しでも回復させそうな気はするが・・・。
 今週からコースがAからBに変更。最内のコースから3メートル外に仮柵を設置して、痛んだ最内のコースを保護するもの。逆に仮柵が外されたなら、内にグリーンベルトができて内が有利と断言できるが、仮柵が設置されたとしても、最内はそれなりに走られたコースであり、この雨で悪化している可能性がある。コースが変わっても外差し馬場になっているかもしれないので、このあたりは他のレースを見てみないとわからないな。個人的には馬場の内外の有利さはなく、純粋な力勝負になると思って予想を組み立ててみる。
 さあ、馬場が悪化して評価が難しいのがブエナビスタ。3歳時は斬れ味を活かして後方からの競馬だったが、典さんが乗ってからは好位からの競馬が増えた。それでも有馬記念や宝塚記念では惜敗。牝馬で牡馬相手に互角以上に戦っているとも言えなくはないが、イマイチ勝ち切れていない現実は素直に受け止めるべきだろう。府中の2000mは条件としては合っていると思うが、馬場が悪化したら話しは別。より消耗戦になり牝馬にはより苦戦を強いられるはずだ。内枠というのもどうか。府中の2000mは内枠が有利ではあるが、人気を背負うし、下げて包まれるのは絶対に嫌だろうから、意識して前をとりにいくはずで、前半に脚を使う可能性が高い。そうなると最後の叩き合いになった時に踏ん張りがきかないことも。まあ単純に馬場が渋れば牝馬は不利だと思う。
 狙いたいのは2000m以上に実績がある馬だな。
スワンSは本命にしたマイネルレーニアが出遅れてスタートで終了・・・orz 2日続けてスタートで終わる可能性はあるがペルーサに期待。前走は大出遅れにもかかわらず、直線だけの競馬で最後は0.5差まで詰めた。まともだったら、最後は抑える余裕を見せての圧勝だっただろう。青葉賞の内容は秀逸。能力では絶対にヒケをとらない馬で、スタートさえまともに出れれば圧勝まであると思っている。中間はゲート練習をして良くなっているとは言っているが、こればっかりは開いてみないと何とも言えない。奇数番だしな。リスクは高いがそれ以上に買ってみたい馬なのである。
 相手はアーネストリー。安定感では一番だと思うし、高速決着よりも多少時計がかかるほうが合っているタイプで馬場悪化はこの馬にとってはプラス。よし信頼度を増したと思える。
 アクシオンは開幕週だった鳴尾記念での末脚は圧巻だったが、中山金杯の最後の伸びも素晴らしく、父がサンデーサイレンスだけにどちらも対応せきるタイプ。調教を見る限り前走より状態が数段UPした感じで出番がありそう。
 ジャガーメイルは全く買う気はなかったが、馬場が渋ってスタミナ勝負になれば出番があるかと。外枠&2000mは嫌味だが、同じく馬場が渋ってスタミナ勝負になればネヴァブションとコスモファントムまで。
 シンゲンはどちらかといえば斬れるタイプで、重馬場で勝った実績はあるが馬場悪化は割引く必要があるかと。


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 いつもブログ『はまちん競馬』の記事をコピペしているだけなので、たまには『競馬ナンデ』オリジナルの記事を書きます。
 人気は恐らくブエナビスタとアーネストリーの2頭に集中しそう。この2頭の父はスペシャルウィークとグラスワンダーということで、武兄様が誤審した有馬記念や宝塚記念で凌ぎを削った仲。懐かしいなぁ・・・。そういや昔は〇父なんていう記号があったが、今は大半が〇父の馬だもんな。
 スペシャルウィークはSS系でどちらかといえば斬れるタイプで、グラスワンダーはロベルト系でパワータイプ。前出の有馬記念と宝塚記念は小回りの中山&阪神で血統的にはグラスワンダーのほうに適正があったと思える。実際にG1を勝ったレースを見るとグラスワンダーは中山と阪神で、スペシャルウィークは府中と京都だもんな。この適正は過去の実績を見てもブエナビスタ&アーネストリーには引き継がれている感じがする。ということは今回は府中が舞台だからブエナビスタ有利と考えるのが妥当か。

 今年の3歳牡馬は強い世代と言っている人もいるみたいだが、個人的には大したことはなく、古馬が弱いから目立っているという印象を持っている。じゃあ、このレースで3歳馬は通用しないのか?と言われたら答えはNO! 毎日王冠は馬場やペースのおかげもあるが3歳馬のワンツーにペルーサが5着と、3歳馬が3頭も掲示板に載った。今回はそこからシンゲンやジャガーメイル、キャプテントゥーレ、スーパーホーネットなどレベルは確実に上がるが、どの馬も適正という面では不安だらけで強く推せる材料に乏しい。

 ペルーサに期待。能力の高さは織り込み済みで最大の問題はスタート。前走はスタート前からテンションが高く、『これではまた出遅れるぞ』と思ったら案の定取り返しのつかないほどの出遅れ。原因はいろいろあるとは思うが、一番の理由は5ヶ月ぶりというレース間隔ではないかと。前走でいいガス抜きとなり、まともなスタートさえできれば圧勝まであってもおかしくないと思っている。これではダービーで出遅れた理由の答えにはなっていないんだけどな。

 あとは台風か・・・。今のところの予報では日曜日に直撃する可能性が高そうだな。そうなったら競馬どころではないよな。

う~ん・・・奇数枠に入ってしまったか・・・orz


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天皇賞(秋)2010回顧
哲ちゃん、なんでそこ開けた!?

はまちん
10期 予想歴25年

次走狙い:ペルーサ
次走狙い:ジャガーメイル
次走危険:ブエナビスタ


稍重になったとしても、重に近い稍重と思っていたが、前のマイル戦でも33秒台の決着になるほど馬場は回復。新潟もそうだけど、府中も水捌けがいいよな。58秒台の決着になるなんて想像もしてなかったわ。
 しかし、この馬場回復はブエナビスタにとってはありがたかったはず。やはり斬れる馬だし、牡馬相手に消耗戦になると分が悪いと思うのはレースが終わっても変わらないな。
 予想の段階では馬場の内外の差はないと判断したが、これがまた内が有利過ぎるほどの有利で、騎手はこぞって内に突進するもんだから降着が発生してしまった。この内有利はコース替りの影響ではなく、馬場が乾いてきたからこそ起きた現象と思える。
 ブエナビスタには何もかもの条件が味方になっての勝利。強い馬が不利もロスもなく周ってこれたなら圧勝されても仕方ないや。それでもスミヨンはそつがないと言うか、したたかというか・・・内に入っても動けなくなるのを防ぐためにスペースを作っていたのは見逃せない。抜け出すのが早いんじゃないか?と思ったけど、外国人騎手は総じて早めに抜け出して粘り込む形をとるし、牝馬特有の斬れを使って先に突き放すのも間違ってはいなかったかなと。先頭に立ってからターフビジョンで後続との差を見て、そのあと3度も後ろを向く余裕があったもんな。まあ、お見事でした。陣営は秋3冠で年度代表馬を獲ると豪語しているが、条件的にベストだったのは今回なわけで、JC、有馬はそう簡単には勝たせてくれないだろうな。そう考えるとウオッカに似てきた感じがするな。
 ペルーサの前にアーネストリー。この馬は馬場が回復したのはマイナスのクチで、さすがに府中で58秒台前半の決着になると辛い。それは仕方のないことでどうでもいいのだが、一番許せないのは直線を向いてからブエナビスタの進路を防がなかったこと。道中左後ろにブエナビスタがいるのはわかってたと思うし、馬が外によろけたとも思えないし、なんであそこを開けるかね?見る限りでは凡ミスとしか言えないな。この馬のベストは有馬記念。JCに出たとしても今回と同じでジリジリとしか伸びないんだから、JCをパスして万全の状態で有馬を迎えて欲しいがどうかな。
 ペルーサは出遅れも、ここ2戦と比べればマシなスタートだったな。ゲートに入ってからしばらくは落ち着いていた感じで、結果的に奇数番が痛かったなと。しかし、直線で真ん中から抜け出してきた脚にはしびれたね。あのフットワークはスピードワールドを思い出したわ・・・(;・∀・) 間違いなく能力はG1級。距離は最低でも2000mは必要だなと思った。でも跳びが大きい馬で小回りは疑問。少頭数なら捌けるだろうが、頭数が揃う有馬記念は疑問。次を使うか休養するかはわからないらしいが、ぜひJCに出て欲しい馬。
 オウケンサクラは馬場の良いところを走れただけ。ネヴァブションは不得意な距離にもかかわらず、正攻法の競馬で掲示板に乗るんだから大健闘。この歳になってさらに充実してきたのかな。
 シンゲンは馬場回復はプラスと思えたが、道中の位置取りが悪すぎた。
 7,8の外枠は馬場差とコース的不利はあっただろう。エイシンアポロンは勝負どころで被害を受けたが、被害がなかったとしても掲示板もなかっただろ。ジャガーメイルはあまりにも反応が良くて騎手が色気を出しちゃったんだろうな。まともに抜け出せていれば、かなり上位に食い込めたと思う。
 レースレベルは、稍重でレコードと1秒差なら最上級の評価をしても良いと思うが、着差などを考えると全体的のレベルには疑問が残るので『4』。
 次走の狙い馬はJCならペルーサ、ジャガーメイル。
危険馬はJCなら今回以上のパフォーマンスはできないと思うブエナビスタにします。


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