08期 予想歴15年
◎アクシオン
9着/10人気
○ブエナビスタ1着/1人
▲シンゲン6着/3人
×アーネストリー
陣営は良馬場を希望しているが、アクシオンは成績だけを見るとそれほどバリバリの高速決着を望んでいるようには映らない。母父はディキシーランドバンドというのも時計のかかる馬場に適性が感じられ、実際に東京の重馬場で勝ち鞍もある。春先は成績が振るわなかったが、重めで本調子にあったとも思えない競馬ばかり。ＧⅠで全くダメと見切るのはまだ早計だろう。
距離を見ると1800で多く勝ち星を上げているが、2000Mでも決して崩れてはいない。長い直線がどうかだが、大型馬の割に小回りコースに対応できる器用さも備えているが、札幌記念では勝ちに行く競馬を敢行した結果、脚を使わされたため３着止まりだったという見方も。とすれば、本質的には意外と直線の長いコース向きという可能性を秘めている。2000Mが距離のカべでないと仮定して、コーナーの少ない東京2000は中山や札幌のそれと比較して走りやすいはず。広いコースでは折り合いが気になるが、武豊の起用が面白い。名手ならではの騎乗にも期待はある。
ブエナビスタは崩れる要素がほぼ思い当たらないのだが、過去の成績からテン乗りからスパッと勝ち切っているレースがないのはただの偶然か。成績こそ堅実だが意外と掴み切れない面もどこかあるのかもしれない。宝塚記念以来というローテも間隔が開き過ぎてさほど良くもないので、評価は高いが本命からはあえて外したいところ。
昨年の天皇賞秋で５着だったシンゲンは、今年は相手が弱化した分だけ自動的にさらに上位を狙えるポジションに。小細工なしに先行好位から押し切る強気な競馬が理想的。
充実期を迎えたアーネストリーだが、重賞の勝ち鞍が平坦コースに集中している点は否定できない。直線の長短ではなく坂越えに課題があるのは、宝塚記念でブエナビスタに最後離された３着というのが何よりの証明。昨年も東京芝2500で逃げるミヤビランべリを交わせなかった。器としてはＧⅠを取れるレベルに到達したとは思うが、慎重に考えると東京では明らかに強調できない人気馬。
tipmonaとは？