08期 予想歴12年
◎マイネイサベル
9着/2人気
○ホエールキャプチャ3着/5人
▲ツルマルワンピース6着/3人
★傾向分析★
2004年 タイム 1'21"6 (良) 1FAve=11.66 3FAve=34.97
テン35.5-11.5-上がり34.6 『加速』
1着ラインクラフト・・・エンドスウィープ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔9-f〕 3-3
2着モンローブロンド・・・アドマイヤベガ×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔B3〕 3-4
3着リヴァプール・・・ダンスインザダーク×トウショウボーイ=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔1-l〕 10-9
2005年 タイム 1'21"4 (良) 1FAve=11.63 3FAve=34.89
テン34.9-11.7-上がり35.0 『一貫』
1着アルーリングボイス・・・フレンチデピュティ×End Sweep=ヴァイスリージェント×ミスプロ 〔9-f〕 10-10
2着ラッシュライフ・・・サクラバクシンオー×ディンヒル=プリンスリーギフト×ダンチヒ 〔9-e〕 3-3
3着ニシノタカラヅカ・・・サンデーサイレンス×Danzig=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔2-s〕 5-3
2006年 タイム 1'20"3 (良) 1FAve=11.47 3FAve=34.41
テン34.9-11.1-上がり34.3 『加速・ハイレベル』
1着アストンマーチャン・・・アドマイヤコジーン×Woodman=グレイソヴリン×ミスプロ 〔2-n〕 5-3
2着イクスキューズ・・・ボストンハーバー×Majestic Light=ボールドルーラー×レイズアネイティヴ 〔3-L〕 2-2
3着ハロースピード・・・マヤノトップガン×Secretariat=ロベルト×ボールドルーラー 〔9-b〕 10-9
2007年 タイム 1'21"1 (良) 1FAve=11.59 3FAve=34.76
テン34.4-11.2-上がり35.5 『前傾』
1着オディール・・・クロフネ×Darshaan=ヴァイスリージェント×ネヴァーベンド 〔20〕 3-2
2着エイムアットビップ・・・アグネスデジタル×トニービン=ミスプロ×グレイソヴリン 〔7-e〕 1-1
3着エイシンパンサー・・・コロナドズクエスト×メジロライアン=ミスプロ×ノーザンテースト 〔14-f〕 7-6
2008年 タイム 1'23"7 (良) 1FAve=11.95 3FAve=35.87
テン36.1-12.8-上がり34.8 『加速・中弛み』
1着イナズマアマリリス・・・スエヒロコマンダー×ラムタラ=リファール×ニジンスキー 〔2-i〕 3-4
2着ワンカラット・・・Falbrav×Pistolet Bleu=ノーザンダンサー×マイナー 〔1-n〕 9-10
3着アディアフォーン・・・ダンスインザダーク×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔13-a〕 2-2
2009年 タイム 1'21"2 (良) 1FAve=11.60 3FAve=34.80
テン34.5-12.0-上がり34.7 『一貫』
1着タガノエリザベート・・・スペシャルウィーク×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔2-b〕 16-16
2着ベストクルーズ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔12〕 5-5
3着グレナディーン・・・ スペシャルウィーク×Alydar=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔A1〕 2-2
同じコースと1週前の開催のためスワンS(=京都芝1400m)に傾向は似ていて、マイルよりも1200m寄りの流れと考えます。これは、のちのち1200mで実績を残すようなタイプ向きな流れ(=アストンマーチャン、ラインクラフト、シーイズトウショウ、モンローブロンド、アルーリングボイス、ワンカラットなどが好走しているので)と思います。
流れは00年頃は『前傾』になる傾向が多かったのですが、近年は逆の『加速』になる傾向のようです。
でも『前傾』・『一貫』の流れの時に逃げ・先行で展開するのは辛いはずなのによく連対しています。これは2歳戦の完成度の高さとスプリンターとしての将来性をもつ馬が好走しているものと思います。
『加速』の時には、マイルも走れるタイプが好走できるのではないか?と思いますが、中盤が弛む必要があると考えます(=たとえ1Fでも脚を溜められるので)。
血統の傾向は、ミスプロ系(=特にエンドスウィープ)やフジキセキ、サクラバクシンオー、ダンチヒ系、フレンチデピュティが好走していることから、芝・ダートの1200m(=短距離)に強い血統向きの傾向。前で展開してそのままなだれこむようなタイプは適性が合うと思います。
牝系の傾向は、No.〔2〕〔9〕の牝系が好走馬多し。
この牝系は、比較的2歳戦から好走することの多い仕上がりの早い牝系。
分枝記号は、fが好走馬が多い。分枝記号fは、休養明けを苦にしない反面、叩いて一変も少ないが、前走好走だと調子が良いということで連続好走もしやすい特性がある。
ステップの傾向は、オープン1200m実績馬はよく好走しています。函館2歳Sや小倉2歳S好走馬やすずらん賞好走馬は適性あり。
最近は前走りんどう賞(=京都芝1400m)好走馬の好走も多いですが、前につけて好走した馬がほとんど。
★予想★
◎マイネイサベル・・・テレグノシス×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔4-d〕
前走新潟2歳S1着(=新潟芝1600m)。前々走新馬戦(=新潟芝140m)はハイペース、前走新潟2歳S(=新潟芝1600m)は上がり特化のレースで好走と、異なる流れで能力を魅せたことと牡馬相手に好走したことからも、完成度は高く能力は高い。
テレグノシス産駒はトニービン系のグレイソヴリン系で、初年度産駒。初年度産駒なので未だ未知数なところは多いが鮮度は高いし、トニービン系ということで考えるならば、ややエンジンの掛かりは遅いがいざ点火すれば末脚を長く使えるタイプだろう。直線の長い東京コースや新潟コースに向くタイプが多く、自身の戦績のように広いコース向きと考える。また父母父ノーザンテースト系なので、仕上がりも早いが成長能力にも優れているのではないか?と考える。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。
No.〔4〕の牝系は、2歳時にも好走可能だが、3歳春から力をつけてクラシックでも好走することの多い牝系。成長能力に優れ、スタミナも豊富。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持ち、特にトライアルレースなど前哨戦快勝→GⅠは必殺のローテーションとなる。次走阪神JFに向けても好走してほしいという期待を込めて評価する。
○ホエールキャプチャ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔12〕
前走芙蓉S1着(=中山芝1600m)。芝1200mオープン実績はないが、芝1600mオープン実績はある馬。
クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。父×母父ともに鮮度と勢いは十分に期待でき、また近年クロフネ産駒が好走しているので(=07年1着オディール、09年2着ベストクルーズ)、軸として評価する。
No.〔12〕の牝系は、早い時期から走る馬もいるが、3歳秋から古馬にかけて本格化する馬が多い牝系。また高齢でも衰えが少なくタフな馬が多い。分枝記号なしは、やや晩成気味ながらも、平均的に能力を発揮するタイプと考える。
▲ツルマルワンピース・・・キングカメハメハ×フジキセキ=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔9-c〕
前走りんどう賞1着(=京都芝1400m)。りんどう賞好走馬はファンタジーSでの好走も多く、京都芝1400mを経験している強みが出やすいのだと考える。
キングカメハメハ産駒はキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。ただ本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要。母父フジキセキはスピード型サンデーサイレンス系で、内枠を活かして好位から抜け出すレースが得意。すっと好位を取って折り合い、一瞬のタイミングで馬群を抜けられる器用な脚を持っている。
No.〔9〕の牝系は、2歳の早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。
△マルモセーラ・・・クロフネ×タマモクロス=ヴァイスリージェント×グレイソヴリン 〔12-f〕
前走未勝利戦1着(=京都芝1400m)。前走は未勝利戦ながらも、2着馬に0.7秒差をつける圧勝の内容で、ハイペースを押し切った強い内容。力はあると考えて期待する。
クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。母父タマモクロスはグレイソヴリン系で、嵌るとカミソリの瞬発力で突き抜ける一方、不発もたびたび。末脚の難しさはあるが穴も多いのが特徴。本格化は古馬になってからだが、ローカルの平坦コースや京都芝コースでは差し脚が良く決まる。
No.〔12〕は、早い時期から走る馬もいるが、3歳秋から古馬にかけて本格化する馬が多い牝系。また高齢でも衰えが少なくタフな馬が多い。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面叩いて一変が少ないタイプ。前走圧勝から、調子を維持と考えて期待する。
tipmonaとは?