エリザベス女王杯2010予想
アパパネの抜出し方が嵌れば・・・

クライスト教授
10期 予想歴31年

◎アパパネ
  3着/1人気

○プロヴィナージュ
▲メイショウベルーガ2着/2人
×スノーフェアリー
×アーヴェイ


牝馬3冠を成し遂げたアパパネの連軸「◎」…これは仕方がない状況。力量的にも同世代で同馬を負かせる馬はいないからだ。

しかも今回の日本人ジョッキーは全員が競馬学校卒であり、アパパネと同世代馬に乗る後輩たちに敗れては、それこそ蛯名くんの面目丸潰れになってしまう。

ましてや今年のアパパネは、昨年のブエナビスタのように秋華賞でケチをつけて臨む訳ではないし、その上展開に左右される脚質でもない。ローズSのように太目+早目抜け出しでもしない限り消しようがない。

また、アパパネが完勝するようなら同世代馬の2・3着目はあるだろうが、古馬牝馬や外国馬の中にアパパネを破る可能性を秘める馬がいるからにはさすがに狙いを落とさざるを得ない。よって、穴人気に推されるであろう後藤くん騎乗アニメイトバイオなどの激走はかなり期待薄となる。

したがって、唯一同馬を倒せる存在は古馬陣と外国馬しかいないだろう。

外国馬たちの場合、「ここ勝負!」という条件を考えれば、看板を背負ったスノーフェアリーよりアーヴェイの方が怖い可能性が高い。大きな看板を背負っていない分の必死さがあるからだ。
但し、どんなに実績があってもあくまで現地での対戦レベルの問題であり、長距離遠征+初コース+来日経験はあるがともに日本における経験値の少ない騎手とあっては、逃げ馬でもない限りアパパネ破りを期待するまではさすがにできない。

古馬牝馬でアパパネに匹敵する結果を残せるとすれば、京都大賞典組の2頭たるメイショウベルーガとプロヴィナージュしかいない。何しろ、休養明けでこのメンバー相手に好結果を残せそうな実績馬もいないし、トライアル府中牝馬S組に至ってはの勝ち馬不出走の状況だからだ。

そこで、私が考慮したのがアパパネのレースの進め方=位置取りである。

蛯名くんが出遅れない限り、通常同馬は中団からやや前で競馬をすることになるだろう。人気を背負うから王道レースで臨むというより、確実に先行馬の出し抜けをマークして乗る格好を取るハズだからだ。

そうなると、レースは先行馬有利に働く可能性が高くなる。よって、「○」にはプロヴィナージュを推すことにした。
前走敗れた京都大賞典より1ハロン短くなって、より同馬の適正距離に近くなるからだ。

もちろん古馬牝馬を重視する以上は、メイショウベルーガの末脚こそが一番の脅威。よって、同馬の追い上げに期待して「▲」とした。
あとは池添くんの位置取りとレースの流れの乗り方に全てが懸かるだけ。ぜひ秋華賞のようなことにならないことを祈るのみである!


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