08期 予想歴14年
◎エイシンフラッシュ
7着/5人気
○ブエナビスタ2着/1人
▲ダノンシャンティ9着/10人
「有馬記念のサインなんか有馬すか?」
と、普段競馬をあまりやらない友達に突然聞かれた。
競馬ファンからしてみれば、今年は豪華なメンバーが揃って
とても楽しみなグランプリの有馬記念だが、
一般の人から見れば年末ジャンボ宝くじなどと同じく
それぞれの夢を賭けた賭博の祭典の一つなのである。
どう答えるか迷ったので、2010年の出来事を振り返ってみた。
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まずは春。ワイドショーを騒がせたのは、小沢一郎氏の資金管理団体である
「陸山会」の政治資金規正法違反事件。山といえばヴィクトワール。
一枠一番を"一郎"とかけて、土地と一緒に購入したいのは①ヴィクトワールピサだ。
そして相次ぐ政治問題で問われたのが民主党の統治者としての⑤ルーラーシップ。
5番=5月までに結局結論の出なかった普天間問題で鳩山内閣は退陣となった。
そんな相次ぐ暗いニュースを払拭したのが、翌月のサッカーW杯。
大会の顔となったのはアルゼンチンの「マラドーナ監督」だろう。
彼の愛称から名付けられた⑭ペルーサ。
大会直前の出遅れを取り戻した日本代表の健闘も讃えたいところだ。
そして喜びは続き、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還に日本中が沸く。
宇宙での長い旅路から彼が持ち帰った小惑星イトカワの欠片。
科学の分野において"2位じゃダメ"という事を認識させられた夢旅行。
出るからにはStayGold、GI3勝2着無しの⑫ドリームジャーニーも注目だ。
夏から秋にかけては隣国の共産国家の⑮レッドディザイアの脅威が迫る。
外交不和、反日デモ、そして起こった尖閣事件。
日出づる国のグレイトサンライズ(母)は、いつになったら始まるぜよ。
一方、スポーツの分野では、野球のセリーグでドラゴンズ、サッカーJリーグでは
グランパスエイトの名古屋勢がそれぞれ"栄光"を勝ち取った。
中日新聞杯から有馬出走の⑪トゥザグローリーも見逃せない。
そして秋から冬。大相撲で横綱白鵬の連勝劇に、連日注目が集まった。
結果双葉山の持つ伝説の69連勝には至らなかったものの
今年の有馬記念のプレゼンターに決定。
白鵬=白、1枠とシロイルカの⑧メイショウベルーガにも注目したい。
また、冬のワイドショーは市川海老蔵事件で持ちきりだった。
馬主"市川"の1枠ピサと、騎手"蛯"名のベルーガは、ここでもサインとして上々。
さらにベルーガは有馬が33戦目。チリの落盤事故の生還者数を彷彿とさせる。
…と、2010年を振り返りつつ、どうでもいい長文を書いてしまったが
1年の事なんて翌年には③フォゲッタブル。
これは単なる酔っぱらいの④トーセン冗談だと思ってもらって結構だ。
だから友達には「有馬(A)記念(K)の馬券(B)は4-8がいいよ」とベタに言っておいた。
サインは所詮サイン。後付けでなんとでもなる。
しかし、競馬予想や雑談をする楽しみのファクターでもある。
不景気もあって元気の無かった日本の2010年、
最後は明るい予想で終わらせたい。
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【予想】
さて、前述の馬たちはネタ切れにつき、すべて消しである。すまない。
最後は明るい予想…ということで◎本命は⑩エイシンフラッシュである。
今年の3歳牡馬は毎日王冠、天皇賞秋、JC、鳴尾、中日新聞杯と
古馬相手に活躍し、タイムを考えても高いレベルであることは明らかで
定量55㌔で出走できる最後の有馬記念は大きなチャンスである。
ダービーをガチ勝負と考えれば、エイシンフラッシュと
ローズキングダムがこの世代で一つ抜けていて
既に秋3戦したローズ(回避)に比べて、ゆったりと3戦目に
有馬を持ってきたフラッシュの調整は万全。
さらに、今回は陣営が"閃光策"を取るという事なので
届かないという不安も無く、京成杯の粘りの経験は大きなプラスだ。
そしてダービー馬の有馬8年周期というものがある。
1986年 ダイナガリバー
1994年 ナリタブライアン
2002年 タニノギムレット(2着シンボリクリスエス)
2010年 エイシンフラッシュ
2002年は1着馬が引退となったため、2着馬に焦点をあてた。
このように8年毎にダービー+有馬記念馬が生まれているデータがあるのだ。
ウオスカ→ブエナと継承された牝馬の時代に一閃、
KingがBestであることをエイシンフラッシュには証明してもらいたい。
◯対抗は⑦ブエナビスタ。今年一年のレースを振り返って
実力・実績ともにこの馬が現役の日本最強馬である事は間違いない。
WindowsはVistaから「7」へ。人気だが抑えざるを得ないだろう。
▲単穴には⑨ダノンシャンティ。NHKマイルC以来久々となるが
出てきたからには意味があると思いたい。松田国調教師の一杯調教は
休み明けでも存分に通用。底を見せてない点では3歳世代トップレベルとも言えて
もしかしたらとてつもないゲゲゲの化け物かもしれない。
鞍上ベリー騎手は愛国の若手ナンバーワン。
初来日後すぐに朝日杯で2着と結果も残していて、抜かりはないはずだ。
【買い目】
今回挙げたのは3頭だけ。他は全部消し。
◎▲の単と、馬連BOX(◎◯▲)の5点勝負!
馬連
⑦-⑨ ⑦-⑩ ⑨-⑩
単勝
⑨⑩
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ここまで名前の出てこなかった②ネヴァブションは、この有馬記念が
AJCCでエアシェイディとの中山頂上決戦に備えた"叩きレース"なため消し。
そして⑬オウケンブルースリは15戦目にしてなんと6回目の7枠。
今回は消しにして、次の7回目に7枠に入った時に、7が揃ったという事で本命にしたい。
何か1頭忘れている気がするが、その馬は来年のお楽しみにとっておいて
今年も一年、GI同着があったりレコードが出たり、凱旋門賞2着があったり
はたまた降着があったり、落馬があったりと、いろいろあった競馬界だった。
暮れのグランプリでも、何かが起こる事を期待して止まない。
それが私にとっての競馬予想の面白さであり、すべてである。
3歳馬が台頭するという予想は来年への期待も込めて。
フラッシュとシャンティの5枠両頭。
もしたまたま当たったとしたら、終わった後にこう後付ける。
「今年の有馬記念が第55回だから枠連5-5だと思いました」と。
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