08期 予想歴13年
◎ローズキングダム
3着/1人気
○ルーラーシップ1着/2人
▲ヒルノダムール2着/3人
★傾向分析★
2004年 タイム 2'24"5 (良) 1FAve=12.04 3FAve=36.12
テン35.4-中盤74.0(前半36.7-後半37.3)-上がり35.1 『中弛み』
1着シルクフェイマス・・・マーベラスサンデー×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔5-g〕 3-2
2着マーブルチーフ・・・チーフベアハート×ミシシッピアン=ダンチヒ×ハイペリオン 〔7-c〕 9-6
3着ダービーレグノ・・・トニービン×Royal Academy=グレイソヴリン×ニジンスキー 〔14-c〕 11-11
2005年 タイム 2'29"0 (良) 1FAve=12.42 3FAve=37.25
テン37.4-中盤77.5(前半39.6-後半37.9)-上がり34.1 『加速・中弛み』
1着サクラセンチュリー・・・サクラローレル×ノーザンテースト=レッドゴッド×ノーザンテースト 〔16〕 8-6
2着マーブルチーフ・・・チーフベアハート×ミシシッピアン=ダンチヒ×ハイペリオン 〔7-c〕 2-2
3着ストラダジェム・・・サンデーサイレンス×Sadler's Wells=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔1-p〕 8-9
2006年 タイム 2'26"3 (やや重) 1FAve=12.19 3FAve=36.57
テン34.8-中盤75.2(前半37.6-後半37.6)-上がり36.3 『前傾・中弛み』
1着アドマイヤフジ・・・アドマイヤベガ×Be My Guest=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔1-l〕 8-6
2着スウィフトカレント・・・サンデーサイレンス×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔8-d〕 10-9
3着インティライミ・・・ スペシャルウィーク×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔19〕 6-4
2007年 タイム 2'27"4 (良) 1FAve=12.28 3FAve=36.85
テン34.7-中盤77.1(前半38.8-後半38.3)-上がり35.6 『中弛み』
1着トウカイワイルド・・・サンデーサイレンス×Mr. Prospector=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔21-a〕 10-6
2着トウカイエリート・・・サンデーサイレンス×ナイスダンサー=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔19-b〕 4-3
3着ダークメッセージ・・・ダンスインザダーク×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔9-a〕 7-6
2008年 タイム 2'27"4 (良) 1FAve=12.28 3FAve=36.85
テン35.2-中盤74.8(前半38.1-後半36.7)-上がり37.4 『前傾・中弛み』
1着アドマイヤモナーク・・・ドリームウェル×トニービン=サドラーズウェルズ×グレイソヴリン 〔1-l〕 10-7
2着ダークメッセージ・・・ダンスインザダーク×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔9-a〕 14-12
3着テイエムプリキュア・・・パラダイスクリーク×ステートリードン=ネヴァーベンド×ヌレイエフ 〔1-x〕 1-1
2009年 タイム 2'26"6 (良) 1FAve=12.22 3FAve=36.65
テン35.7-中盤74.3(前半38.0-後半36.3)-上がり36.6 『前傾・中弛み』
1着テイエムプリキュア・・・・パラダイスクリーク×ステートリードン=ネヴァーベンド×ヌレイエフ 〔1-x〕 1-1
2着ナムラマース・・・チーフベアハート×フレンチグローリー=ダンチヒ×サドラーズウェルズ 〔1-n〕 14-14
3着タガノエルシコ・・・マヤノトップガン×ダンスインザダーク=ロベルト×サンデーサイレンス 〔3〕 9-6
2010年 タイム 2'24"4 (良) 1FAve=12.03 3FAve=36.10
テン34.0-中盤74.6(前半37.3-後半37.3)-上がり35.8 『前傾・中弛み』
1着メイショウベルーガ・・・フレンチデピュティ×Sadler's Wells=ヴァイスリージェント×サドラーズウェルズ 〔3-d〕 12-7
2着トップカミング・・・ゴールドアリュール×サクラバクシンオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト 〔1-n〕 7-4
3着レッドアゲート・・・マンハッタンカフェ×スキャン=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔3-l〕 7-7
流れは毎年『中弛み』が基本となり、『前傾』や『加速』がオプションとなり脚をためての差しも届く感じ。
血統の傾向は、マヤノトップガン・マーベラスサンデー・サクラローレル・スペシャルウィークといった産駒が好走していることから、天皇賞春好走馬を輩出したことのある血統向き(=長距離スタミナ型血統)が向くと思われる。
サンデーサイレンス系は、マーベラスサンデー・スペシャルウィーク、ダンスインザダーク・アドマイヤベガ、マンハッタンカフェと前述のスタミナタイプで、母父も大系統ノーザンダンサー系とやはりスタミナ強化タイプの好走が目立ちます。
牝系の傾向は、No.〔1〕が好走馬多し。特に長距離戦で好走していたようなタイプが好走しています。
また好走馬に多いのは、ハンデ54Kg前後の条件戦上がりの馬。特に暮れの阪神や京都の2200m以上で好走してきたタイプは好調を維持していることもあり、ここでも好走することが多いように思います(=04年シルクフェイマス、06年アドマイヤフジ・スウィフトカレント、07年トウカイワイルド・トウカイエリートなど)。またステイヤータイプは条件戦を勝ち上がるのに苦労するが、ペースが速くなったり相手強化で好走することが多いので、そういった条件も整いやすいのが好走の要因ではないか?と考えます。
08年は1~3着が万葉S組。このコース(=京都芝2400m)が長距離寄りの適性が必要ということを証明していると考えます。
それから内枠の成績が良い傾向もあります。外枠で好走するならば逃げ・先行か、内をうまくついて追込かどちらかになるかと思います。
★予想★
◎ローズキングダム・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔1-w〕
前走JC1着(=東京芝2400m)。京都芝コースは2戦(1-1-0-0)で、芝2400m戦も3戦(2-1-0-0)で、能力を発揮するには最良のコース。有馬記念は回避となったが、今回間隔が開いたことでリフレッシュできている部分もあると考え、ややスタミナのいるこのレースでは適性は抜群と考える。能力的にもレベルが1段抜けていると思うので、ハンデを十分に考慮しても堅軸と考える。
キングカメハメハ産駒はキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入る。距離に関しても融通性があり、やはり大レースに強く底力もある。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。前走1着好走で勢いはあるので感覚が開いても問題なく好走できると考える。瞬発力勝負ならとにかく崩れない馬と考える。
No.〔1〕の牝系で、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号wは、典型的なローカル巧者が多いが、中央なら固く時計の速い馬場での好走が多い。クラシック春シーズンが勝負の牝系なので、今後の成長能力は他の牝系に比べると少し劣る部分があると思うのだが、今はまだ完成度の高さと能力で問題ないはず。
○ルーラーシップ・・・キングカメハメハ×トニービン=ミスプロ×グレイソヴリン 〔8-f〕
前走有馬記念6着(=中山芝2500m:0.4秒差)。瞬発力勝負の得意な馬で、中山→京都コース変わりはプラス要因と考える。
キングカメハメハ産駒はキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす血統。厳しい展開ほど持ち前の底力が活き、2歳から走れる完成度の高さと成長力がある。本格化前は詰め甘な点があることには注意が必要だが、ダービーの時期からは実が入る。母父トニービンはスタミナもあり、強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性を持っている。
No.〔8〕の牝系は、3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で古馬で真価を発揮するタイプが多い。。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号fは、休み明けを苦にしない反面、叩いて一変も少ない。
▲ヒルノダムール・・・マンハッタンカフェ×ラムタラ=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔4-i〕
前走鳴尾記念2着(=阪神芝2000m:0.1秒差)。○ルーラーシップとは一緒に好走することも多く、ルーラーシップを評価したことからも同馬も同じように評価と考えました。
マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。母父ラムタラはニジンスキー系で、凱旋門賞で好走した生粋の欧州スタミナ型。持久力が豊富で力の要る馬場や厳しい展開でこそのタイプ。スタミナはあるのだが緩い流れだと取りこぼし、締まった流れで好走しやすくなるタイプと考える。今回の流れは得意な流れと思うので、同じような展開になりそうなときには狙い目。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号iは、かなり一本調子なタイプで器用な脚に欠けるが小回りコースなら開幕週などが狙い目のタイプ。
△ゲシュタルト・・・マンハッタンカフェ×エンドスウィープ=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔13-e〕
前走中日新聞杯3着(=小倉芝2000m:0.8秒差)。中日新聞杯もハイレベルなレースで、1着馬トゥザグローリーは次走有馬記念3着好走、2着馬コスモファントムは次走中山金杯1着好走。その2頭とは離れた3着ではあるのだが、スタミナ型サンデーサイレンス系が好走しやすい瞬発力勝負なら好走可能と考えて期待する。
マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。淀みない流れを踏ん張るか前半に脚を溜めてロングスパートで持久力を活かすタイプが、距離延長で好走するパターンが多い。母父エンドスウィープはミスプロ系だが、芝向きのマイル~中距離型で厳しい持続型の流れで強さを発揮する。溜めが利いたときの差し脚は一級品。
No.〔13〕の牝系は、距離が延びて本領発揮型で、キャリアを積み上げながらクラスの壁を越えていくタイプ。分枝記号eは、上がりのかかる消耗戦的な流れに強い特性がある。
他に気になる馬はコスモヘレノス。
コスモヘレノス・・・グラスワンダー×エリシオ=ロベルト×ノーザンダンサー 〔1-c〕
前走ステイヤーズS1着(=中山芝3600m)。瞬発力勝負には向かない馬だが、外枠からスタミナを活かして先行しそうな点に注目。粘りこむ可能性も考慮してヒモ評価。
グラスワンダー産駒はロベルト系なのだが、グラスワンダー産駒には母父ダンチヒの特性も活かしやすい「ダンチヒ型」と父系そのままの「ロベルト型」とがいる。本馬は「ロベルト型」の特性をもち、叩き良化型で根幹距離の厳しい流れが向くタイプと考える。不器用だが、底力を問われたりスタミナのいる展開でこそ、能力が開花すると考える。母父エリシオはノーザンダンサー系で、中距離以上の距離で古馬になり強さを発揮するようなタイプが多い。芝は軽い馬場のスピード勝負より、時計のかかる馬場での消耗戦で能力を発揮する。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。
tipmonaとは?