フェブラリーS2011予想
フェブラリーS 前走好走の勢いとステップから評価。

軍神マルス
08期 予想歴13年

◎ダノンカモン
  4着/5人気

○フリオーソ2着/3人
▲セイクリムズン14着/2人


★傾向分析★
2004年 タイム 1'36"8 (良) 1FAve=12.10 3FAve=36.30
テン35.8-中盤25.0(3F換算37.50)-上がり36.0 『前傾・中弛み』
1着アドマイヤドン・・・ティンバーカントリー×トニービン=ミスプロ×グレイソヴリン 〔9-f〕 7-7
2着サイレントディール・・・サンデーサイレンス×Nureyev=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔9-f〕 7-7
3着スターリングローズ・・・アフリート×Danzig=ミスプロ×ダンチヒ 〔1-e〕 3-3

2005年 タイム 1'34"7 (不良) 1FAve=11.84 3FAve=35.51
テン34.2-中盤23.6(3F換算35.40)-上がり36.9 『前傾』
1着メイショウボーラー・・・タイキシャトル×Storm Cat=ヘイロー×ストームバード 〔10〕 1-1
2着シーキングザダイヤ・・・Storm Cat×Seeking the Gold=ストームバード×ミスプロ 〔17-b〕 3-4
3着ヒシアトラス・・・ティンバーカントリー×Alydar=ミスプロ×レイズアネイティヴ 〔A1〕 5-5

2006年 タイム 1'34"9 (良) 1FAve=11.86 3FAve=35.59
テン33.9-中盤23.5(3F換算35.25)-上がり37.5 『前傾』
1着カネヒキリ・・・フジキセキ×Deputy Minister=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔2-s〕 10-8
2着シーキングザダイヤ・・・Storm Cat×Seeking the Gold=ストームバード×ミスプロ 〔17-b〕 4-3
3着ユートピア・・・フォーティナイナー×ノーザンテーストミスプロ×ノーザンテースト 〔23-b〕 3-3

2007年 タイム 1'34"8 (不良) 1FAve=11.85 3FAve=35.55
テン34.6-中盤24.3(3F換算36.45)-上がり35.9 『前傾・中弛み』
1着サンライズバッカス・・・ヘネシー×リアルシャダイ=ストームバード×ロベルト 〔7-c〕 10-10
2着ブルーコンコルド・・・フサイチコンコルド×ブライアンズタイム=ニジンスキー×ロベルト 〔7-c〕 12-12
3着ビックグラス・・・エルコンドルパサー×イブンベイ=ミスプロ×ネヴァーベンド 〔14-c〕 8-8

2008年 タイム 1'35"3 (良) 1FAve=11.91 3FAve=35.74
テン34.8-中盤24.3(3F換算36.45)-上がり36.2 『前傾・中弛み』
1着ヴァーミリアン・・・エルコンドルパサー×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔4-d〕 5-3
2着ブルーコンコルド・・・フサイチコンコルド×ブライアンズタイム=ニジンスキー×ロベルト 〔7-c〕 4-3
3着ワイルドワンダー・・・ブライアンズタイム×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔12-b〕 8-7

2009年 タイム 1'34"6 (やや重) 1FAve=11.83 3FAve=35.48
テン35.1-中盤23.7(3F換算35.55)-上がり35.8 『前傾・一貫』
1着サクセスブロッケン・・・シンボリクリスエス×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔4-r〕 2-3
2着カジノドライブ・・・Mineshaft×Deputy Minister=ボールドルーラー×ヴァイスリージェント 〔8-f〕 2-2
3着カネヒキリ・・・フジキセキ×Deputy Minister=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 〔2-s〕 4-4

2010年 タイム 1'34"9 (良) 1FAve=11.86 3FAve=35.59
テン34.8-中盤36.60(3F換算36.60)-上がり35.7 『前傾・中弛み』
1着エスポワールシチー・・・ゴールドアリュール×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔4-m〕 2-2
2着テスタマッタ・・・Tapit×Concern=ボールドルーラー×マイナー 〔6-a〕 7-7
3着サクセスブロッケン・・・・シンボリクリスエス×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔4-r〕 5-3

流れの基本はテンよりも上がりがかかる『前傾』。
『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
好走馬の多くが先行・差し位置にて展開することが多く、逃げての好走が至難の業と思います。

血統の傾向は、ストームバード系やミスプロ系の好走が多く、ヴァイスリージェント系にも向く傾向。
また大系統ターントゥ系(=サンデーサイレンス系・ロベルト系・ヘイロー系)×大系統ノーザンダンサー系配合も好走馬が多いように思います。

また好走馬の多くが芝重賞好走馬というのもポイントと思います(=ヴァーミリアン、シーキングザダイヤ、メイショウボーラー、アドマイヤドン、サイレントディール、アグネスデジタル、トゥザヴィクトリーなど)。芝マイルGⅠ実績ありの種牡馬は要注意。また芝長距離GⅠ好走血統も良く好走しています(=ヴァーミリアンの父エルコンドルパサー、ブルーコンコルドの母父ブライアンズタイム、サンライズバッカスの母父リアルシャダイ、アドマイヤドンの母父トニービンなど)。

牝系の傾向は、No.〔4〕〔7〕〔9〕が複数好走馬がいます。
分枝記号では、b・c記号馬の好走が多し。

また東京D1600mは東京D2100mとつながる傾向にあり、東京D1600m好走実績があれば最適(=06年カネヒキリ、05年・06年シーキングザダイヤ、04年アドマイヤドン、01年ウイングアローなど)ですが、スピードとスタミナが問われるコースということだと思います。

近年のステップは、川崎記念(=川崎D2100m)好走からの距離短縮での連続好走が多い傾向(=05年・06年:2着→2着シーキングザダイヤ、09年:3着→1着サクセスブロッケン・1着→3着カネヒキリ、10年:3着→2着テスタマッタ)。
東京大賞典(=大井D2000m)からの好走は5着馬が好走していて(=06年:5着→3着ユートピア、06年:1着→2着ブルーコンコルド、07年:5着→2着ブルーコンコルド、08年:1着→1着ヴァーミリアン)、距離短縮が有効なのかもしれません。もちろん1着馬も好走が多いです(=07年2着ブルーコンコルド、08年1着ヴァーミリアン、3着サクセスブロッケンなど)。
逆に根岸Sからのステップは、好走馬が近年届いて3着という感じが多く(=07年3着ビッググラス、08年3着ワイルドワンダー)、なかなか1着好走は少ないです(=05年1着メイショウボーラー)。

また前年の好走馬は着順を下げる傾向(=老馬の法則)も当てはまります。

★予想★
◎ダノンカモン・・・シンボリクリスエス×Ogygian=ロベルト×ダマスカス 〔3-d〕
前走根岸S2着(=東京D1400m:0.2秒差)。東京Dコースは6戦(2-2-2-0)と好相性で、適性は合うはず。
シンボリクリスエス産駒はロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳になりたての時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイントでもあり、好走に期待する。母父Ogygianはダマスカス系で、キレこそ望めないが、ハイペースを先行させても簡単にバテないのが強みの納豆血統。芝の荒れ馬場は最適条件。パワーのいるダートも合う。
No.〔3〕の牝系は、、古馬にて本格化する成長力のある牝系。4歳時の秋が最も充実するが、5歳前半は能力を維持して好走する。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。この特性にも期待して評価する。

○フリオーソ・・・ブライアンズタイム×Mr. Prospector=ロベルト×ミスプロ 〔4-n〕
前走川崎記念1着(=川崎D2100m)。前々走東京大賞典2着(=大井D2000m:0.3秒差)。東京大賞典好走馬および川崎記念好走馬は近年フェブラリーSでの好走が多く、好走馬は適性が嵌ると考える。ただ本馬は地方馬で、中央での好走実績が少ない点をやや割り引いて対抗評価と考える。
ブライアンズタイム産駒はロベルト系で、スタミナ豊富な持久力血統で、タフな展開に強く、ペースの緩まない流れで本領を発揮する。強い相手や厳しい展開こそ秘めた能力が発揮され、間隔を詰めたローテーションやマイルの忙しい競馬をはさむなど、スパルタ的な刺激で調子を上げる。母父Mr. Prospectorはミスプロ系で、完成度の早さと直線的なスピードに優れている。母父としては、マイラー種牡馬との配合ではよりキレのあるスピード、ステイヤー種牡馬との配合では速い時計にも対応できるスピードを伝えている。父系ではここぞの勝負根性は少なかったが、母系に入ると気にせずとも良い傾向。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに古馬での成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。

▲セイクリムズン・・・エイシンサンディ×サウスアトランティック=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔7-c〕
前走根岸S1着(=東京D1400m)。これまでは1200~1400mを中心に好走をしている馬だが、今の上昇中の勢いなら距離延長も好走可能と考えて評価する。
エイシンサンディ産駒はサンデーサイレンス系だが、ローカルのダートコースや時計のかかる芝で好走している地味目のサンデーサイレンス系。牝馬は短距離が主体。牡馬なら若いうちこそ短距離でも走るが、年とともにそれまでより長めの距離にシフトする。アクセルの反応が遅いため、まくるか先行して粘りこむ競馬が向き、芝・ダートともにローカルが向くが、中央でも淀みなく流れる展開では侮れない。道悪も得意。母父サウスアトランティックはネヴァーベンド系で、ミルリーフ×リボーという気の強い血統同士の配合。本格的な中長距離血統ながら、気性で短距離を走る産駒も多かった。
No.〔7〕の牝系は、牡馬と互角に戦う牝馬が多く、京都コースや阪神コースでの好走が多い牝系。また距離変更ショックや位置取りショックなどのショックが良く効く特性があり、間隔を詰めた時にも良く好走する。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。牝系の傾向からは相性が良く、好走に期待する。

△トランセンド・・・ワイルドラッシュ×トニービン=ニアークティック×グレイソヴリン 〔A4〕
前走JCD1着(=阪神D1800m)。JCD好走馬もフェブラリーSと相性が良く、好走も多い。ただし今回は本馬が休み明けなので、やや割引して評価する。
ワイルドラッシュ産駒はニアークティック系で、ワイルドアゲイン×リボー系という男臭い血統。ペースの緩まないダートがベストで、強気で前にて勝負すると強い反面、たるいペースでは詰めの甘さを出す欠点もある。しかしダートの走りは堅実で、道悪や時計のかかる馬場ならなお良い。母父トニービンはグレイソヴリン系で、スタミナもあり、強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性を持っている。
No.〔A4〕の牝系は、米国で活躍の多い牝系。高速決着は得意だが、メリハリある流れは苦手。体力があり、シーズンオフは得意。


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フェブラリーS2011回顧
フェブラリーS ステップの優位性と傾向。

軍神マルス
08期 予想歴13年

次走狙い:トランセンド
次走狙い:マチカネニホンバレ


2011年 タイム 1'36"4 (良) 1FAve=12.05 3FAve=36.15

ラップ
①12.6-②11.2-③11.9-④12.2-⑤12.2-⑥12.1-⑦11.9-⑧12.3
1FAveとの誤差
①+0.5 ②-0.9 ③-0.2 ④+0.1 ⑤+0.1 ⑥±0 ⑦-0.2 ⑧+0.2
テン35.7-中盤24.4(3F換算36.60)-上がり36.3 『前傾・一貫』

『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
『一貫』・・・逃げ△ 先行○ 差し◎ 追込○

1着トランセンド・・・ワイルドラッシュ×トニービン=ニアークティック×グレイソヴリン 〔A4〕 1-1
2着フリオーソ・・・ブライアンズタイム×Mr. Prospector=ロベルト×ミスプロ 〔4-n〕 12-11
3着バーディバーディ・・・ブライアンズタイム×Seeking the Gold=ロベルト×ミスプロ 〔1-g〕 6-5
4着ダノンカモン・・・シンボリクリスエス×Ogygian=ロベルト×ダマスカス 〔3-d〕 8-7
5着マチカネニホンバレ・・・シンボリクリスエス×Deputy Minister=ロベルト×ヴァイスリージェント 〔20〕 2-2

流れは、テン-上がりのラップ差から『前傾』と中盤の弛みの少なさから『一貫』の複合ラップ。展開的には差しが最も恵まれ、次いで追込、逃げ・先行には厳しい流れ。

1着トランセンドは、前走JCD1着(=阪神D1800m)からの好走。JCD好走馬もフェブラリーSと相性が良く好走も多い(=08年からJCDは東京D2100mから阪神D1800mに変わりましたが、06年以降過去5年をみても、05年JCD1着→06年1着カネヒキリ、07年JCD1着→08年1着ヴァーミリアン、09年JCD1着→10年1着エスポワールシチーなどが好走)。また芝のGⅠなら天皇賞春→秋や安田記念→マイルCS、宝塚記念→有馬記念などその路線で春・秋好走するのが大変なのだが、ダート路線のトップを決めるJCDとフェブラリーSでは間隔が3ヶ月以内という点で、JCD好走馬がフェブラリーSでも共通して好走しやすいのではないか?と考える。またJCDの後に東京大賞典(=大井D2000m)や川崎記念(=川崎D2100m)など地方GⅠもあり、使いながら好走する馬もいて、JCD後使っている馬の方がよいとは思うが、今回の本馬の好走をみてもJCD好走ならば休み明けでも大きな割引にはならないと反省する。
ワイルドラッシュ産駒はニアークティック系で、ワイルドアゲイン×リボー系という男臭い血統。ペースの緩まないダートがベストで、強気で前にて勝負すると強い反面、たるいペースでは詰めの甘さを出す欠点もある。しかしダートの走りは堅実で、道悪や時計のかかる馬場ならなお良い。母父トニービンはグレイソヴリン系で、スタミナもあり、強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性を持っている。休み明けだったが、この連続好走しやすい特性は前走から3ヶ月以内なら引き出しやすい特性と考える(=母父サンデーサイレンスなどにも共通)。
No.〔A4〕の牝系は、米国で活躍の多い牝系。高速決着は得意だが、メリハリある流れは苦手。体力があり、シーズンオフは得意。

2着フリオーソは、前走川崎記念1着(=川崎D2100m)からの好走。前々走東京大賞典2着(=大井D2000m:0.3秒差)。東京大賞典好走馬および川崎記念好走馬は近年フェブラリーSでの好走が多く、好走馬は適性が嵌りやすく、軸にするには最適(=06年以降では、06年2着シーキングザダイヤ:東京大賞典2着→川崎記念2着、09年1着サクセスブロッケン:東京大賞典3着→川崎記念3着、09年3着カネヒキリ:東京大賞典1着→川崎記念1着など)。来年もこの傾向の馬がいれば狙いたいと思います。
ブライアンズタイム産駒はロベルト系で、スタミナ豊富な持久力血統で、タフな展開に強く、ペースの緩まない流れで本領を発揮する。強い相手や厳しい展開こそ秘めた能力が発揮され、間隔を詰めたローテーションやマイルの忙しい競馬をはさむなど、スパルタ的な刺激で調子を上げる。母父Mr. Prospectorはミスプロ系で、完成度の早さと直線的なスピードに優れている。母父としては、マイラー種牡馬との配合ではよりキレのあるスピード、ステイヤー種牡馬との配合では速い時計にも対応できるスピードを伝えている。父系ではここぞの勝負根性は少なかったが、母系に入ると気にせずとも良い傾向。
No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに古馬での成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。

3着バーディバーディは、前走東京大賞典3着(=大井D2000m:1.0秒差)からの好走。前々走JCD4着(=阪神D1800m:0.2秒差)。前述の1・2着馬と同じようにJCD、東京大賞典、川崎記念は非常に重要なステップであると再確認。僅差好走馬は3着候補に一考と反省。
ブライアンズタイム産駒はロベルト系で、スタミナ豊富な持久力血統で、タフな展開に強く、ペースの緩まない流れで本領を発揮する。強い相手や厳しい展開こそ秘めた能力が発揮され、間隔を詰めたローテーションやマイルの忙しい競馬をはさむなど、スパルタ的な刺激で調子を上げる。母父Seeking the Goldはミスプロ系で、仕上がりの早さと軽快なスピードを持つ短距離・マイル血統。時計勝負に強く、芝の良馬場や湿ったダートを得意とする。人気での信頼性が高い反面、大敗からの巻き返しは少ない。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号gは、パワータイプが多く雨も苦にしないが、不器用なタイプも多く厳しい流れで力を発揮する。

4着ダノンカモンは、前走根岸S2着(=東京D1400m:0.2秒差)からの好走。東京Dコースは6戦(2-2-2-0)と好相性だったが、ステップの優位性から4着までが精一杯だったと反省する。前走根岸Sからの好走馬は06年以降では、07年根岸S1着→3着ビッググラス、08年根岸S1着→3着ワイルドワンダーなど3着あたりに好走することはあるが、なかなか突き抜けない傾向にあると反省する。このことからフェブラリーSは、ダート短距離の根岸Sよりも中距離のJCDや東京大賞典や川崎記念の方がより向いたステップであり、求められる適性はスタミナ寄りであると考えられます。根岸S好走馬は3着候補と反省します。
シンボリクリスエス産駒はロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳になりたての時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。母父Ogygianはダマスカス系で、キレこそ望めないが、ハイペースを先行させても簡単にバテないのが強みの納豆血統。芝の荒れ馬場は最適条件。パワーのいるダートも合う。
No.〔3〕の牝系は、古馬にて本格化する成長力のある牝系。4歳時の秋が最も充実するが、5歳前半は能力を維持して好走する。分枝記号dは、精神的にタフなタイプが多く、遠征や重馬場は苦にしない。また前走好走だと次走でも好走しやすい特性も持つ。

5着マチカネニホンバレは、前走平安S5着(=京都D1800m:0.7秒差)からの好走。本馬は東京Dコース6戦(4-1-0-1)と好走も多く、東京D2100mは2戦2勝とややスタミナタイプの中距離型でした。
シンボリクリスエス産駒はロベルト系で、本格化前までは詰め甘で、持久力とスピードの持続性能に優れていて厳しい流れでこそ本領発揮するが、意外にあっさり強敵相手に凡走する淡泊さも持ち合わせている。2歳~3歳になりたての時期のロベルト系は全般的に詰め甘なことが多いが、クラシック春シーズンを終えると本格化を始める。またロベルト系は緩い流れよりも、ペースの締まる流れで底力を問われると好走しやすくなる特性もある。叩き良化型でさらに上昇中はロベルト系の好走ポイント。母父Deputy Ministerはヴァイスリージェント系で、ダートを得意としながら、芝もこなすマイル・中距離血統。勢いのあるうちはクラスの壁を感じさせずに連続好走するが、一度調子を落とすとしばらく低迷が続くタイプ。今回は前走5着(=0.7秒差)と勢いの点では劣る部分があり、GⅠ初挑戦の鮮度が活かしきれなかった結果と考える。ただし不利な流れの中、良く踏ん張ったと考える。
No.〔20〕の牝系は、フサイチエアデールやフサイチリシャールなどがいる、2歳戦から走れて仕上がりは早いが、古馬になりもう一皮向ける成長力を有す牝系。人気では詰めが甘く、脇役にての好走が多い牝系でもある。分枝記号なしにて、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。

フェブラリーSのポイントは、
①スタミナ型の中距離馬向き。
②JCD好走馬は、休み明けでも好走可能。好走率高し。
③東京大賞典や川崎記念好走馬も適性高い。JCD、東京大賞典、川崎記念の複数好走馬は軸に最適。
④根岸S好走馬は3着候補。
⑤流れは『前傾』が基本。
⑥血統は芝長距離GⅠ血統もポイント。


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