09期 予想歴13年
◎ピュアブリーゼ
2着/8人気
○マルセリーナ4着/1人
▲ホエールキャプチャ3着/2人
年明けから「オークスで!」と狙っていた馬が無事出走にこぎつけた。
大外枠、主戦騎手の負傷による乗り替わりと条件がベストに揃ったわけではないが、初志貫徹で。
本命はピュアブリーゼ
同馬をオークスでの本命に抜擢した理由は何よりもその血統。
父モンズンはドイツ土着のブランドフォード系の種牡馬だが、
BCターフのシロッコ、プリンスオブウェールズSのマンデュロ、仏オークスのスタセリタらを輩出し、
産駒の活躍がドイツ国内に留まらないインターナショナルな大種牡馬。
父母父のズルムーはドイツを代表する父系のアルヒミスト系で、
ダービー馬エイシンフラッシュの母父プラティニもこの父系出身。
同父系のドイツ馬ランドがジャパンCを勝利しており、
プラティニもジャパンカップで0.3秒差の4着と好走。
そして、母父にプラティニを持つエイシンフラッシュがダービーを制したことで、
アルヒミスト系と東京2400mとの相性に疑いの余地無しと個人的に確信している。
同馬の血統に占めるアルヒミスト系の割合は前述の3頭よりも小さいが、
決して多くないドイツ血統という枠でひと括りに捉えれば血統的には狙い目十分。
前走は血統的にスタミナを要する重馬場が良さそうということで本命を打ったが、
直線で馬場に足を取られてバランスを崩すシーンがあるなど、重馬場は決して得意ではない印象。
前半が後半よりも2秒以上早い厳しい流れを先行し、馬場に脚を取られながらも3着に残した内容は
負けたとはいえむしろ強いと言えるものだった。
スタート後ポジションを取りに行きたい馬で、
1コーナーまでの距離が短い東京2400mで大外枠は不利だが、
これといった逃げ馬が皆無で先行勢も手薄。
思い切った先行策に打って出れば
1コーナーまでにインにコースを取ることも十分可能なメンバー構成。
乗り替わりの善臣Jは大舞台には弱い印象だが先行馬に乗ればある程度信頼できる騎手。
アサヒライジング(オークス3着)、アドマイヤメイン(ダービー2着)と東京2400mのG1で
積極的な騎乗での好走実績もあり、そこまで減点しなくても良い。
午後からの雨予報も微妙な材料だが、前走のような
ぬかるむような状態にまで悪化しなければ大丈夫だろう。
ハナか番手からの積極的な競馬から、前走のような同馬の底力を活かす競馬ができれば、
展開が味方して大衆をアッと言わせてくれるに違いないと大いに期待している。
対抗はマルセリーナ
前走は直線で狭い所に入る窮屈な競馬ながら、あっという間に抜け出しての勝利。
2着馬とは着差以上の差を感じる内容で、桜花賞組では抜けた存在だろう。
母父マージュの産駒にはジャパンCでスペシャルウィークの2着入りアッと言わせた
香港馬インディジェナスがおり、東京2400mの舞台は血統的にも相性が見込める。
鞍上を考えると後ろからじっくりと運ぶ競馬になりそうで、
先行馬が少ない中で展開面は不利だが、
力の差が出やすいコースで、ここも地力でなんとかしそう。
3番手はホエールキャプチャ
前走は4角で大外を回す距離ロスがありながらも2着好走。
4着馬以下とは差のある内容で、ここでは地力を評価。
オークスと好相性のクイーンC勝ち馬。
血統的に距離延長は歓迎できないが、近年は桜花賞上位組がオークスで連続好走するケースが多い。
桜花賞好走組は血統からの距離不安をあまり気にしなくても良いだろう。
中段からの競馬も可能なので、マルセリーナの前で競馬ができるようなら展開利で逆転も。
tipmonaとは?