デイリー杯2歳S2008予想
デイリー杯2歳S マンハッタンカフェの特性。

軍神マルス
08期 予想歴10年

◎アラシヲヨブオトコ
  5着/2人気

○ホッコータキオン2着/1人


★傾向分析★
2004年 タイム 1'34"3 (良) 1FAve=11.70 3FAve=35.36
テン34.5-中盤24.1(3F換算36.15)-上がり35.7 『前傾・中弛み』
1着ペールギュント・・・サンデーサイレンス×Lyphard=サンデーサイレンス×リファール 12-12
2着ライラプス・・・フレンチデピュティ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 3-3
3着シルクタイガー・・・エルコンドルパサー×Ahonoora=ミスプロ×ヘロド 12-12

2005年 タイム 1'37"2 (やや重) 1FAve=12.15 3FAve=36.45
テン37.1-中盤25.5(3F換算38.25)-上がり34.6 『加速・中弛み』
1着マルカシェンク・・・サンデーサイレンス×Zafonic=サンデーサイレンス×ミスプロ 8-8
2着ダイアモンドヘッド・・・サンデーサイレンス×Danzig=サンデーサイレンス×ダンチヒ 4-4
3着スーパーホーネット・・・ロドリゴデトリアーノ×エルセニョール=ノーザンダンサー×レイズアネイティヴ 9-9

2006年 タイム 1'34"3 (良) 1FAve=11.79 3FAve=35.36
テン35.3-中盤24.0(3F換算36.0)-上がり35.0 『一貫・中弛み』
1着オースミダイドウ・・・スペシャルウィーク×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 8-6
2着ローレルゲレイロ・・・キングヘイロー×テンビー=リファール×ニジンスキー 4-6
3着マルカハンニバル・・・スペシャルウィーク×Bluebird=サンデーサイレンス×ストームバード 9-9

2007年 タイム 1'35"6 (良) 1FAve=11.95 3FAve=35.85
テン35.5-中盤25.5(3F換算38.25)-上がり34.6 『加速・中弛み』
1着キャプテントゥーレ・・・アグネスタキオン×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 2-2
2着タケミカヅチ・・・ゴールドアリュール×マルゼンスキー=サンデーサイレンス×ニジンスキー 12-12
3着ウイントリガー・・・スターオブコジーン×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 6-7

流れは『中弛み』になりやすく、展開上では不利なはずなのだが(『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○)差しが決まる傾向。34秒台前半の上がりを芝1400m以上で使っていた馬がよく好走しています。

血統の傾向は、速い上がり=サンデーサイレンスというようにサンデーサイレンスが強い傾向。なのでポストサンデーサイレンスのアグネスタキオンは向くと考えます。または母父サンデーサイレンス。またサンデーサイレンス系の好走馬の多くは母父大系統ノーザンダンサー系(ニジンスキー系・リファール系・ダンチヒ系など)が多いようです。母父は欧州型のタイプに向くと思われます。
非サンデーサイレンス系での好走馬は、ニジンスキー系・リファール系・グレイソヴリン系の好走が多く欧州スタミナ型もポイントと思います。

また前走から距離延長組と短縮組では、短縮の方が好走しやすいようです。上記のように中距離型のスタミナが問われるからなのでしょうか?延長馬よりかは短縮馬を信頼すべきかと思います。

連対馬で逃げた馬は少ないですが、ここで逃げきれるならばGⅠレベルの実力ありという結果があります(レジェンドハンター、エイシンキャメロン、メイショウボーラー、キャプテントゥーレなどが該当)。
逃げには厳しいですが、連対するようなら暮れの重賞では狙い目と思います。

★予想★
◎アラシヲヨブオトコ・・・マンハッタンカフェ×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー
出走馬中、唯一の上がり33秒台経験馬(33.4)。このレースはスペシャルウィーク産駒の好走などもあり、スタミナ型サンデーサイレンス系のマンハッタンカフェには向くと考える。またマンハッタンカフェは体力を活かした消耗戦に強く、鮮度が高い状態だと持てる力を全て発揮しようとする傾向があり、重賞初挑戦の鮮度の高さに期待して評価する(=ココナッツパンチ・オリエンタルロック・メイショウレガーロ・メイショウクオリアなどの傾向から)。母父Caerleonはニジンスキー系で、このレースで好走の多い血統。カーリアン系は2歳から走り(フサイチコンコルドやテンビーなど)、古馬でも成長する特性があり、母父でもその特性を発揮している馬が多くその点にも期待する。

○ホッコータキオン・・・アグネスタキオン×バンブーアトラス=サンデーサイレンス×リボー
前走野路菊S1着馬。34秒台の速い上がりは使えていないが、1200mや1800mで逃げたのが原因と考える。アグネスタキオン産駒は、前走の勢い持続して好走することが多く、サンデーサイレンスが得意なレースでは要注意。母父はリボー系で強気な先行策が似合うタイプでもあり、凱旋門賞好走馬を多数排出する欧州型スタミナ血統の要素もあり。適性は十分向くと考える。


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デイリー杯2歳S2008回顧
デイリー杯2歳S 2歳戦のトレンド。

軍神マルス
08期 予想歴10年

次走狙い:ホッコータキオン
次走狙い:アラシヲヨブオトコ


タイム 1'33"3 (良)
1FAve=11.66 3FAve=34.99

ラップ
①12.2-②10.8-③11.5-④11.7-⑤11.7-⑥11.2-⑦12.2-⑧12.0
1FAveとの誤差
①+0.5 ②-0.9 ③-0.2 ④±0 ⑤±0 ⑥-0.5 ⑦+0.5 ⑧+0.3
テン34.5-中盤23.4(3F換算35.10)-上がり35.4 『前傾・一貫』

『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
『一貫』・・・逃げ△ 先行○ 差し◎ 追込△

1着シェーンヴァルト・・・ジャングルポケット×エリシオ=グレイソヴリン×ノーザンダンサー 8-7
2着ホッコータキオン・・・アグネスタキオン×バンブーアトラス=サンデーサイレンス×リボー 1-1
3着キングスレガリア・・・キングカメハメハ×ジェイドロバリー=ミスプロ×ミスプロ 9-9

例年『中弛み』になりやすい流れなのだが、今年はテン-上がりのラップ差から『前傾』と中盤の締りから『一貫』の複合ラップにて、逃げが非常に厳しい流れ。差し・追込は恵まれた流れと考える。

シェーンヴァルトは、前走札幌コースの未勝利戦1着(=芝1800m)からの好走。ジャングルポケット産駒は小回りコースの持続型の流れに強く、例年の『中弛み』の流れには向かないタイプと考えていましたが、流れが締まった分スタミナが問われたためか好走(=母父も欧州スタミナ型のエリシオ)。スタミナタイプと思うこと、今回は展開がかなり向いていることから、レコードタイムでの好走は評価ですが次走を見てから評価したいと思います。
またジャングルポケット産駒は、阪神JFやラジオNIKKEI賞など暮れの重賞好走馬が出てきていて活躍馬が増えているので、サンデーサイレンス産駒が不在になってからの2歳戦の血統傾向が変わってきたのでは?と考えます。

ホッコータキオンは、前走野路菊S1着(レコード勝ち)からの連続好走。逃げには非常に厳しい流れの中での好走で、しかも連続レコードの内容から現時点で力は一枚上と考えます。デイリー杯2歳Sを逃げて好走する馬は、GⅠでもよく好走している(=98年1着エイシンキャメロン、99年1着レジェンドハンター、03年1着メイショウボーラー、07年キャプテントゥーレなど)ので、朝日杯FSなど今後に期待します。
またアグネスタキオン産駒は前走の勢いを持続して好走しやすいことや、母父はリボー系で強気に動く流れに強く成長力もあるし、欧州型の馬場に強い特性もあるので(=凱旋門賞馬を多数出している)、暮れの中山コースの荒れ馬場にも向くはず。連続レコードでの好走の疲れはあると思いますが期待したいです。

キングスレガリアは、前走小倉コースの未勝利戦(芝1800m)1着からの好走。1~3着馬が前走芝1800mからのステップだったことなどを考えると、京都芝1600mは1800mに近い特性(1200mや1400mよりも1800mや2000mに近い)があると考えたい。
キングカメハメハ産駒で、キングカメハメハはキングマンボ系。キングマンボは凱旋門賞好走したエルコンドルパサーをだした偽ミスプロ系。本質は欧州型の要素が強く、またレコード決着に強い特性もあり(=04年キングカメハメハのダービー、05年アルカセットのJC、06年ソングオブウインドの菊花賞,07年ヴァーミリアンのJCDなど)。レコード決着になったことと展開がむいたことが好走の要因と思います。母父ジェイドロバリーより使い詰めるとパフォーマンスが落ちるはず。今後は鮮度がキーワードになりそうと思います。

アラシヲヨブオトコはマンハッタンカフェ産駒で、鮮度の高いときに産駒が重賞でよく好走する
特性(=体力を活かした消耗戦に強く、鮮度が高い状態だと持てる力を全て発揮しようとする傾向)に期待して評価しましたが、今回はスピードが足りなかったことが敗因と思いました。レコードに対応できるスピードが足りなかったと考えます。スペシャルウィークやダンスインザダークなどスタミナ型サンデーサイレンスとやっぱり認識したので、好走するような時にはそれらの血統と一緒に好走しそうなタイプと思いますので難儀な血統かも。しかしココナッツパンチ・オリエンタルロック・メイショウレガーロ・メイショウクオリア・レッドアゲートなどの傾向から、前述のように鮮度が高く重賞初挑戦などは期待大と思えます(あとは時計の問題)。

アグネスタキオン・ジャングルポケット・キングカメハメハなど仕上がり早く成長力もあるタイプなので、2歳戦で今後要注意の血統と思います。血統のトレンドが変わりつつあるように思います。


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