セントライト記念2011予想

シーバス
09期 予想歴13年

◎ベルシャザール
  4着/2人気

○ユニバーサルバンク11着/4人
▲フェイトフルウォー1着/6人


個人的な話で恐縮だが、このレースは馬券的に相性が良い。
今年も例年のスタンスを崩さず予想して行きたい。

レース特性:
前走に阿賀野川特別を使った馬が近3年連続して複勝圏内に来ており相性が良い。
また、前走に2200m以上のレースを使った馬が近5年連続連対中。
近10年ダービーの最先着馬の成績は4-2-1-3と複勝率70%と好相性。
2001年 1着 シンコウカリド(ダービー12着)
2002年 1着 バランスオブゲーム(ダービー7着)
2003年 3着 チャクラ(ダービー6着)
2004年 1着 コスモバルク(ダービー8着)
2005年 4着 アドマイヤフジ(ダービー4着)
2006年 6着 フサイチジャンク(ダービー11着)
2007年 2着 ゴールデンダリア(ダービー6着)
2008年 2着 マイネルチャールズ(ダービー4着)
2009年 1着 ナカヤマフェスタ(ダービー4着)
2010年14着 ゲシュタルト(ダービー4着)
2011年 ?着 ベルシャザール(ダービー3着)

馬場:
土曜の中山は2R(芝1800m)と11R(芝1200m)で馬番1~3の馬が上位を独占。
開催が2週目へと進んだが、先週よりも内枠有利の傾向が顕著。

血統:
近5年父か母父にサンデー系の血を持つ馬が7頭連対しており好相性。
(特にアグネスタキオン産駒は2勝)
また、近5年ロベルト系の種牡馬の産駒が1勝2連対とまずまずの相性。


◎ ベルシャザール
前走は差し馬が上位を占める流れを、道中5番手から直線粘りこんでの3着。
速い上がりを使えるタイプではなく、馬場が悪くなった点は味方したが、
本来不向きと思われる東京で結果を残した点は評価すべき。
中山コースは1勝1勝で、その1勝はレベルの高かったホープフルSでのもの。
上がりの掛りやすい中山2200mはまさにズバリの印象。
ある程度前で競馬が可能で、馬場の良いインコースをロス無く回れる最内枠も絶好。
とにかく全てがこの馬に向いた印象。
4角から直線入り口で前が詰まるような不利が無ければ鉄板だろう。
馬体重の増減が激しい馬だけに、当日の馬体重には注意したい。

○ ユニバーサルバンク
前走は不良馬場が合わなかったか3着争いからも1秒以上離された10着。
特殊な馬場状態だっただけに前走だけで力の評価をするのは難しい。
重賞2着2回は共に直線の長いコースでのものだが、速い上がりを使えない馬で、
直線の長いコースは本質には不向きだと考えている馬。
中山コースは今回が初だが、上がりの掛りやすい中山2200mは脚質的にもベストの印象。
小回りコースが得意で中山コースでは非常に乗れている田辺Jへの乗り替わりも魅力。
中山の重賞が得意なネオユニヴァース産駒という点も好材料。

▲ フェイトフルウォー
個人的に2歳時から世代の中での能力を高く評価している1頭。
前走、前々走の敗因は陣営の調整ミスと鞍上の惨憺たる騎乗ぶりが全て。
一度エンジンが掛ると重戦車のように力強く伸びる末脚が
全くと言っていいほど見られなかった。
今回、その敗因の一角である鞍上が交代になる点は大いに評価したい。
反応の鈍い馬で小回りコースは本質的には不向きな印象だが、
上がりの掛りやすい中山2200mなら、この馬のしぶとさが活きる流れになる公算は十分。
先行すれば上手い鞍上なだけに、スタートから何が何でも出して行って欲しい。

△ ショウナンバーズ
阿賀野川特別と同クラス同距離同コースの前走で、現級上位の古馬相手に僅差の2着。
上がりの掛る競馬でないと好走できないタイプで、
脚質的にも中山2200mはいかにも合いそう。
枠も真ん中よりも引けた。
母父アカテナンゴ(母父父ズルムー)は底力豊富なドイツ血統で、
ここで権利を取れるようなら本番でも楽しみな存在。

△ トーセンラー
勝ち鞍が平坦京都の芝1800mに集中しており、
内回りコースの500万下で取りこぼしている馬なだけに、
直線が短く急坂の中山コースは不向きの印象だが、
好位から競馬が可能で、内から2頭目の2番枠という絶好枠を引いただけに、
抑えざるを得ないと判断。
道中ベルシャザールの後ろにくっ付いて、ロス無く立ち回れば、
そこがヴィクトリーロードという可能性も。

△ トウシンイーグル
同レースと相性の良い前走阿賀野川特別組。
とにかくそれに尽きる。
前走のレース自身も早めに動いて勝ち馬と差の無い内容。
ただ外枠は減点材料。

△ マイネルメダリスト
阿賀野川特別と同じ新潟内回りコースで行われた前走の早苗賞では、
トウシンイーグルを下しての勝利。
間隔が空いた点はネックだが、トウシンイーグルを抑える以上同馬も抑えておきたい。
同馬も外枠は減点材料。


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セントライト記念2011回顧
菊花賞狙えるフェイトフルウォー

シーバス
09期 予想歴13年

次走狙い:フェイトフルウォー
次走狙い:トウシンイーグル
次走危険:ベルシャザール


ロイヤルクレストの逃げにツインターボを見ました。
と言ってもリアルタイムで見たことは無いのですが。。。

上位3頭の上がりを見ると34秒台前半。
結局道中3番手以降はミドルペースで追走。
結局末脚勝負になったのかなというイメージ。

1着 フェイトフルウォー
スタートは積極的ではないものの道中は好位の前目をキープ。
4角入り口から仕掛けて行って最後までしっかり伸びた。
上位3頭の中ではもっとも前の位置取りだったが、
上がりはメンバー最速。
紛れも無くこのレースで一番強い競馬をしたのは同馬。
テン乗りの鞍上の仕掛けのタイミングもベストだった。

これで京成杯に続き中山の重賞2勝目ということで、
世間の評価は中山巧者との評価一色だが、
4角のコーナーリングで外に膨れたように、
コーナーリングは不得手で直線の長いコース向きの印象。

今回メンバー最速の上がりを使ったとはいえ、
一瞬のキレる脚は無く、今後33秒台の上がりを要求される
スローペースの流れになるようだと厳しいだろう。

末脚勝負になったとはいえ、タイム自体はレコードに
コンマ2秒と迫る厳しい流れ。
それを早めのスパートから直線止まる気配も無く押し切るのだから、
距離延長に関しては全く心配要らないだろう。

本番で輸送をクリアし、ある程度レースが流れるようなら、
スタミナと底力の差で2冠馬との逆転も十二分に有りえると思わせる
素晴らしいレース内容だった。

間違っても鞍上を元に戻すような真似だけは絶対に止めて欲しい。

2着 トーセンラー
道中は好位の最内で脚をタメ、4角で前に居た手応えの悪い
ユニバーサルバンク交して徐々に進出。
直線は早めに抜け出しを計るベルシャザールを射程圏に捉え、
インから鋭く伸びるも、勝ち馬の決め手が一枚上だった。
京都の外回りに実績が集中していたことで、
内枠から上手く立ち回れるかどうか不安もあったが、
小回りコース向きの器用さも兼ねなえていることを証明した格好。
末脚勝負になったとはいえ前に行った馬が脱落するタフな流れ、
道中の位置取りやコース取りを踏まえると勝ち馬には完敗の内容。

本番は輸送が短く実績のある京都の外回りに変わり条件は好転するが、
血統的にこれ以上の距離延長でプラスになるかと言われると疑問。
ただ、33秒台前半のキレる脚は持っているので、
本番がスローペースになるようなら出番はあるだろう。

3着 ピサノパテック
スタートは出遅れて中団後方からの競馬。
勝負どころで勝ち馬が動いた所で、勝ち馬について行ってスパート。
4角で外を回し、直線では勝ち馬を目標に懸命に追ったが、
最後は突き放されて、前で粘るベルシャザールを
ようやく捉えた所がゴール。
出遅れ、勝負所で外を回る若干のロスがあったとはいえ、
同馬の力は十分に出し切っての3着という印象。
タフな流れになった分ラストは若干止まり気味で、
これ以上の距離延長では厳しいか。

弥生賞を勝っているとはいえ、東スポ杯や皐月賞の内容を見る限り
直線の長いコースの方が良い馬。
本番で京都の外回りコースに替わる点はプラスと言えそうだが、
血統的に距離延長は疑問。
スローペースの究極の上がり勝負にならない限り、
好走は考えにくい。

4着 ベルシャザール
スタートから出していく積極的な競馬。
道中は離れた3番手も実質は逃げているに近い形。
飛ばす2頭を尻目にマイペースで進み、
4角で後続のスパートを待って自らもスパートを開始。
直線半ばで逃げたロイヤルクレストを捉えてそのまま押し切るかに
思われたが、直後に迫っていた上位3頭との脚色が違いすぎた。

実質逃げる形になって勝ちに行く競馬での目標になって敗戦と
前向きに捉えることもできるが、大きな不利も無く
コース、距離、枠と全ての条件が揃っての敗戦だけに、
展開不向きでも擁護が難しい。

血統的に距離延長も疑問で、京都外回りに替わるのもプラスと言えず、
本番での狙いは立て辛い。

5着 トウシンイーグル
戦前もう少し前から行くかと思っていたが、中団後方からの競馬。
4角で仕掛けながら外に持ち出し、直線ピサノパテックの外から
追い込んでは来たが、4着から3馬身離れた5着までが精一杯だった。
春の実績馬が上位を占める中で、単純に力負けの印象。
例年のメンバーならば同馬の走りでも複勝圏に絡めたかもしれないが、
今年のメンバーはレベルが高かった。
自己条件に戻れば誇れる内容の競馬はしているので、
次走は素直に買いか。

11着 ユニバーサルバンク
スタートを決めて、1角ですんなりベルシャザールの直後の
好位に取りついて、道中は絶好位のラチ沿いをべったりと追走。
流石田辺J、これで負けたらしょうが無いという抜群のレース運び。
しかし、4角入り口の勝負所で早々に手応えが怪しくなり、
直線に入って伸びる脚はもう残っていなかった。
「夏を越しての成長が無かった」で片づける訳にはいかない負け方。
これはもう体調面に敗因を求めるしかないだろう。
本番は距離延長や詰めの甘さを考えると狙いづらいが、
この1戦だけで評価を落とすのは早計だろう。


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