秋華賞2008予想
秋華賞 阪神コースと春の実績。

軍神マルス
08期 予想歴10年

◎マイネレーツェル
  15着/5人気

○レジネッタ8着/2人
▲トールポピー10着/1人
×オディール
×リトルアマポーラ


★傾向分析★
2004年 タイム 1'58"4 (良) 1FAve=11.84 3FAve=35.52
テン35.5-中盤48.0(3F換算36.00)-上がり34.9 『加速・中弛み』
1着スイープトウショウ・・・エンドスウィープ×ダンシングブレーヴ=ミスプロ×リファール 15-16
2着ヤマニンシュクル・・・トウカイテイオー×Nijinsky=マイバブー×ニジンスキー 7-7
3着ウイングレット・・・タイキシャトル×サンデーサイレンス=ヘイロー×サンデーサイレンス 9-7

2005年 タイム 1'59"2 (良) 1FAve=11.92 3FAve=35.76
テン35.6-中盤48.6(3F換算36.45)-上がり35.0 『加速・中弛み』
1着エアメサイア・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 12-9
2着ラインクラフト・・・エンドスウィープ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 4-2
3着ニシノナースコール・・・ブライアンズタイム×ノーザンテースト=ロベルト×ノーザンテースト 14-14

2006年 タイム 1'58"2 (良) 1FAve=11.82 3FAve=35.46
テン34.5-中盤48.1(3F換算36.08)-上がり35.6 『前傾・中弛み』
1着カワカミプリンセス・・・キングヘイロー×Seattle Slew=リファール×ボールドルーラー 5-6
2着アサヒライジング・・・ロイヤルタッチ×ミナガワマンナ=サンデーサイレンス×ヒンドスタン 4-4
3着フサイチパンドラ・・・サンデーサイレンス×Nureyev=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 8-6

2007年 タイム 1'59"1 (良) 1FAve=11.91 3FAve=35.73
テン34.2-中盤51.0(3F換算38.25)-上がり33.9 『中弛み』
1着ダイワスカーレット・・・アグネスタキオン×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 2-1
2着レインダンス・・・ダンスインザダーク×Bob Back=サンデーサイレンス×ロベルト 4-4
3着ウオッカ・・・タニノギムレット×ルション=ロベルト×ネヴァーベンド 12-12

流れは『中弛み』が基本形。コース形態なのか3歳戦だからなのか、『加速』でも『前傾』でも中盤は弛む傾向。

また秋華賞は、桜花賞やオークスの結果につながる傾向がある。上がり馬の好走があまり多くなく、春の実績馬が好走という結果が多いです。
桜花賞好走馬なら先行タイプ、オークス好走馬なら差しタイプの好走が多い。

血統の傾向は、中盤が弛むほど上がりに特化した展開となるため、その場合はサンデーサイレンス向き。
00年前後はサンデーサイレンス不向きの傾向でしたが、消耗戦の秋華賞が少なくなり、今はサンデーサイレンス系に向いていると考えます。
それでもリファール系・ノーザンテースト系・ロベルト系・など欧州スタミナ型の血統をもった馬の好走も多く、これらは秋華賞好走の桜花賞好走馬に多くみられる傾向でもあります。
またネヴァーベンド系やグレイソヴリン系やボールドルーラー系といった大系統ナスルーラ系は、秋華賞好走のオークス好走馬にみられる共通点です。

ステップの傾向は、前走ローズS好走馬の成績が非常に良い傾向。特に春から活躍している馬で、好走馬のほとんどが阪神JF・チューリップ賞・フィリーズR・桜花賞と阪神コースの重賞で3着内好走していて、その上でローズS好走だと信頼度高し(=01年2着ローズバド、03年2着アドマイヤグルーヴ・3着ヤマカツリリー、04年1着スイープトウショウ、05年1着エアメサイア・2着ラインクラフト、06年3着フサイチパンドラ、07年1着ダイワスカーレット・2着レインダンスなど)。

★予想★
クイーンSやローズSの結果から春と勢力図は変わっていないと判断しての予想です。
◎マイネレーツェル・・・ステイゴールド×サクラユタカオー=サンデーサイレンス×プリンスリーギフト
前走ローズS1着、春はフィリーズR1着で阪神コース実績はあり、好走傾向に当てはまる。ステイゴールド産駒は集中力型の特性があり、相手強化や混戦に強い。馬体の小さな馬が多く持てる力を全力でというタイプが多く疲れやすいので連続好走しにくいのだが、ステイゴールドの母父ディクタスの特性も受け継いでいて夏から秋にかけて身が入り成長する傾向から、成長期の今なら連続好走も可能と考える。母父サクラユタカオーは、02年2着サクラヴィクトリア(父トニービン)の母父でもあり、トニービン系が苦戦する傾向にも関わらず連対したことを考えると適性は高い母父と考える。

○レジネッタ・・・フレンチデピュティ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス
前走ローズS3着、春はフィリーズレビュー3着→桜花賞1着で好走傾向に当てはまる。クイーンS2着→ローズS3着と秋華賞まで2戦を消化、フレンチデピュティ産駒は消耗しやすい(=馬体重が減りやすい)のにローズS3着時は馬体重が増えていた点から中間疲れが出ていたのでは?と考える(=叩き2戦目は本来減るはずなので、調教で楽をさせた?)。前走でストレスは抜いたと思うし、それでも崩れず好走していること(=フレンチデピュティも連続好走しやすい)から信頼できる軸馬と考える。

▲トールポピー・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス
前走ローズS6着。阪神JF1着・オークス1着と実績は№.1。また阪神JF1着・チューリップ賞2着と阪神コース実績も高く、前走休み明けで馬体重増が敗因と考えると叩いた効果は期待できると考える。サンデーサイレンス×グレイソヴリン配合はアドマイヤグルーヴも好走しているが、グレイソヴリン系が2~3着になりやすい苦戦傾向も考慮して、突き抜ける可能性も残しつつの評価とする。

△エフティマイア・・・フジキセキ×ニホンピロウイナー=サンデーサイレンス×ハビタット
前走クイーンS5着。前走は休み明け大幅馬体重増が敗因と思われ、フジキセキ産駒は集中力型なので絞れてくるなら、今回は期待できると考える。春は桜花賞2着で阪神コース実績もあり、オークスも2着に好走した馬。桜花賞→オークスと連続好走している馬は秋華賞でも好走することが多く(=01年1着テイエムオーシャン、03年1着スティルインラブなど)、好走に期待する。

オディールは、クロフネ産駒で外枠なので揉まれずに走れる点で好走の可能性も十分あるがチューリップ賞3着はあるが阪神コースの実績で見劣るので消しにて勝負する。

リトルアマポーラは、オークス→秋華賞のステップで好走の多いリファール系(=ダンシングブレーヴ系)を母父にもつが、春の実績不足(=好走したのはGⅠ馬)から力が足りないと考えて消しにて勝負。


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秋華賞2008回顧
秋華賞 エリザベス女王杯にむけて 3歳馬分析。

軍神マルス
08期 予想歴10年

次走狙い:ムードインディゴ
次走狙い:マイネレーツェル
次走危険:リトルアマポーラ
次走危険:レッドアゲート


タイム 1'58"4 (良)
1FAve=11.84 3FAve=35.52

ラップ
①12.3-②10.4-③12.3-④12.2-⑤11.4-⑥12.5-⑦11.9-⑧11.5-⑨11.8-⑩12.1
1FAveとの誤差
①+0.5 ②-1.4 ③+0.5 ④+0.4 ⑤-0.4 ⑥+0.7 ⑦+0.1 ⑧-0.3 ⑨±0 ⑩+0.3
テン35.0-中盤48.0(3F換算36.00)-上がり35.4 『一貫・中弛み』

『一貫』・・・逃げ△ 先行○ 差し◎ 追込△
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着ブラックエンブレム・・・ウォーエンブレム×ヘクタープロテクター=ミスプロ×ミスプロ 8-7
2着ムードインディゴ・・・ダンスインザダーク×Sharpo=サンデーサイレンス×ネイティヴダンサー 11-11
3着プロヴィナージュ・・・フレンチデピュティ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 1-1
4着ブライティアパルス・・・ダイタクリーヴァ×Storm Bird=サンデーサイレンス×ストームバード 3-4
5着エフティマイア・・・フジキセキ×ニホンピロウイナー=サンデーサイレンス×ハビタット 5-4

今年は中盤が例年よりも締まった流れだが、ラップでは『中弛み』と『一貫』の複合ラップと考える。展開的にはどの位置取りも有利・不利は少なく、フラットな条件と考える。

ブラックエンブレムは、前走ローズS15着からの激走。春にはフラワーC1着、オークス4着と実績があったが、前走内容で大きく人気が下がった馬。ウォーエンブレム産駒は、スピードに優れ平均ペース以上で流れる中距離向きの性質(=ショウナンアルバ、ブラックエンブレム、エアパスカルなどから)があり、『一貫』の流れに適したことが好走要因と考える。牝馬嫌いなのか種付け頭数が少ない状況でのGⅠ制覇から、一子相伝型(=数年に1頭強い馬を排出)のタイプでなおかつ種牡馬として活火山状態(=好走馬が同時多発的に発生)したことが要因ではないか?とも考える。抜けた馬が不在の牝馬世代で混戦だったことが幸いしたと考える。

ムードインディゴは、前走ローズS2着好走からの連続好走。ダンスインザダーク産駒は、クラシック春シーズンでは苦戦傾向で、夏を越して成長してクラシック最終戦(秋華賞・菊花賞)で好走のパターンが多く、牝馬は前哨戦のステップ好走→連続好走・牡馬は裏路線からの勢いそのままに好走のパターンが多い。07年秋華賞2着レインダンス・08年2着ムードインディゴと連続で好走馬をだしたことから、ダンスインザダークは秋華賞適性は高いと考える。
ムードインディゴは今週エリザベス女王杯出走。古馬初対戦の鮮度の高さと京都芝2200mは持続型スタミナ適性が問われることが多く、中心になるであろうカワカミプリンセスが早めに動く前をつぶす競馬が得意なことからスタミナが問われる流れになる可能性が高く、適性は向くと考えるので期待したいと思います。

プロヴィナージュは、前走シリウスS16着からの3着激走。ダート→芝ショックが効きやすいフレンチデピュティ産駒で、母父サンデーサイレンス。母父サンデーサイレンスは重賞では鮮度が高いと好走する特性があり、フレンチデピュティも鮮度重視の特性があり、久しぶりの芝とGⅠ鮮度の高さが好走要因と考える。また今回逃げたことでの位置取りショックも効いていると考える。

エリザベス女王杯出走予定馬については、
5着エフティマイアは、フジキセキ産駒。フジキセキ産駒は集中力型が多く、叩いて馬体重が絞れたときに好走が多い。エリザベス女王杯での3歳馬の好走はGⅠ連対馬しかいないことから、桜花賞2着・オークス2着から好走の資格ありと考える。馬体重が絞れていたら好走可能と考える。

6着リトルアマポーラは、アグネスタキオン×コマンダーインチーフの配合。アグネスタキオン産駒は、前走0.5秒差以内だと次走好走しやすい特性はあるので好走条件ではあると思うが、母父コマンダーインチーフからロングスパート不向きな感じに思うので(=コマンダーインチーフは小回りでコーナーが多いコースで加速しにくいコース向き)嫌いたいと考えます。桜花賞2番人気・オークス1番人気をことごとく裏切ったのも、母父コマンダーインチーフの底力の無さというか個性な感じにも思うので。

8着レジネッタは、桜花賞1着・オークス3着でGⅠ実績あり。欧州型ノーザンダンサー系が強い傾向なので、フレンチデピュティ産駒でヴァイスリージェント系(=大系統ノーザンダンサー系)には向くと考えます。しかし休み明けのクイーンS2着→ローズS3着→秋華賞8着と着順が下がってきていて、母父サンデーサイレンスで重要な鮮度が落ちてきている点が気になり、現時点では嫌いたいように思っています。

10着トールポピーは、鼻出血で回避。こちらも母父サンデーサイレンスで兄フサイチホウオーが崩れたあと復活できなかったことを考えると、鮮度が無くなった状態だったのでは?と考えて嫌っていたと思います。

14着レッドアゲートは、マンハッタンカフェ産駒。マンハッタンカフェは体力を活かす消耗戦向き。ただし強い相手に食い下がる傾向は少なく、今回は敷居が高いのでは?と考える。

15着マイネレーツェルは、ステイゴールド産駒。ステイゴールド産駒は集中力型の産駒が多く、強い相手に食い下がる特性あり。ただし馬体の小さな馬が多く、好走すると全力を使い切ってしまうため、次走凡走しやすい。それでも夏から秋にかけて成長する母父ディクタスの特性から秋華賞でも好走可能と考えて評価したので、逆に凡走後で今回好走可能と考えて人気が落ちたら積極的に買いたい馬と考える。


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