秋華賞2008予想
「荒れるGⅠ」は過去の話

たまごたろう
08期 予想歴11年

◎レジネッタ
  8着/2人気

○トールポピー10着/1人
▲ムードインディゴ2着/8人
×エフティマイア
×メイショウベルーガ


「荒れるGⅠ」として有名な秋華賞だが、2001年以降は順当な結果が続いている。近年の傾向としては「夏の上がり馬」よりも「春の実績馬」。素直に春の実績馬から入るのが良いかもしれない。

京都内回りコースは基本的には先行馬有利。上位人気馬(=春の実績馬)は皆差し・追い込み馬。人気馬たちが後ろで牽制し合えば、前の馬が残ってしまうことも十分考えられる。う~ん…悩みどころですねぇ。

1番人気のレジネッタ。近走は差す競馬をしているが、もともとは前でも競馬できる馬。鞍上、小牧太騎手がどんな競馬をしてくれるか注目。コース形状を考えれば先行したいところである。しかし、たとえ後方からの競馬になったとしても、終いは確実に伸びてくる馬なので、軸には最適か。

2番人気のトールポピー。この馬は後方からの競馬が基本。しかし、切れるタイプではなくジワジワと脚を伸ばしてくるタイプ。近年の秋華賞の傾向を見てみると、上がりは34秒台後半から35秒台でまとまっており、近年の流れを汲み取れば、この馬にとってはこの上ない条件ではある。前走の敗戦は最内枠でスムーズな競馬ができなかったためと見る。巻き返しは可能。

ローズS1,2着馬はどうだろうか。1着のマイネレーツェルは典型的なトライアルホースの感じがする。前走自分から動いての勝利は評価できるが、目一杯の競馬だったような気がしてならない。調教の動きも今ひとつで、前走をそのまま評価するのは怪しい。2着のムードインディゴは血統的にはこの距離ベスト。ダンスインザダークは京都コースでこそ真価を発揮するタイプで前走よりも条件は好転。加えて今週の調教の動きは抜群だった。そこまで人気になっていないし、マイネレーツェルよりもコチラを推したい。

ここまでまとめて見ると、レジネッタとトールポピーは外せないしムードインディゴも押さえておきたい。後は…と考えるとまずはエフティマイア。ここのところ勝ちきれていないが、毎回差の無い競馬をしており、いつ巻き返してもおかしくない。オークスでは距離延長にも対応できたし、ここに来て状態もグンと良くなっているようだ。もう一頭推すならメイショウベルーガ。重厚な血統だが、終いは確実な馬。底力勝負になるGⅠの舞台で、血統の利を活かしたい。


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秋華賞2008回顧
展開に左右された人気馬たち

たまごたろう
08期 予想歴11年

次走狙い:ブライティアパルス
次走狙い:リトルアマポーラ
次走危険:プロヴィナージュ


12.3-10.4-12.3-12.2-11.4-12.5-11.9-11.5-11.8-12.1

エアパスカルが逃げる流れ。2ハロン目で10.4とかなり速い流れになったが、その後は12秒台が続く落ち着いた流れ。2ハロン目で速い流れになり、ハイペースに巻き込まれるのを各騎手たちが嫌ったか、エアパスカル、プロヴィナージュ、プライティアパルス以外は先行集団から離れた流れに。そこから一気にペースが落ち、上記の3頭はここで息を入れることが出来たし(12.3-12.2)、一旦ペースが速くなった後も(11.4)、また息を入れることができ(12.5)、見た目以上に前に行った馬は楽な展開になった。このレースのポイントはここにあったと思う。前半楽なペースになった分、前の馬は当然楽に行けた。しかも人気薄なのだから当然マークが薄い。結果、プロヴィナージュとプライティアパルスは残ることができた。

勝ったブラックエンブレムは好位差しの競馬。直線では内を突いて伸びる実にスマートな競馬を見せた。岩田騎手の巧みな騎乗が光った。ただ、前述のように前に行った馬は楽な展開。この馬自体も道中は比較的前で競馬できていただけに、勝ちタイムは優秀でも、そこまで評価できるかどうか…。

逆に2着のムードインディゴは評価したい。道中は後方で脚を溜め、最後は凄い脚で突っ込んできた。一気に力を付けている印象で、今後も注目していきたいところだ。

3着のプロヴィナージュ。前述の通り展開に助けられた感は否めず、この1戦だけでは評価できない。

4着に入ったプライティアパルスだが、こちらも前述の通り、展開に助けられたイメージだが、直線入り口では沈みかけたのを、最後また盛り返してきた点は評価したい。今後追ってみたい1頭。

5着のエフティマイアは可もなく不可もなくの競馬。馬体に成長は感じたので、次走改めて。

6着のリトルアマポーラは休み明けにしては上々の内容。終いは確実な馬で、展開さえ嵌れば大物食いもありそう。

レジネッタは外を回りすぎ。展開に泣いた面もあり、まだ見限れない。トールポピーは4コーナーではブラックエンブレムと同じような位置にいたのに全く伸びず。そろそろ血統的にピークが来たのか…。


総論。勝ち時計自体はスピードの出る京都コースだけに速いが、レース全体のレベルとしては中の下。独特の展開によって人気馬が錯乱されてしまった。この1戦だけでは評価しにくい馬が多く、今年の3歳牝馬クラシック戦線の混戦模様を反映する結果となった。


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