10期 予想歴26年
◎カルマート
14着/8人気
○アヴェンチュラ1着/2人
▲デルマドゥルガー6着/6人
難解・・・。人気はクラシックで好走し、ローズステークスを快勝したホエールキャプチャ。骨折でクラシックを棒に振り、その後準オープン→古馬相手に重賞勝ちしたアヴェンチュラになるのは妥当なところだろう。しかし今年のローズステークスは過去にないほどの凡戦。勝ちタイム1.48.1は阪神改装後断トツに遅いタイムで、翌日に行われた3歳未勝利戦より1.0秒遅い。要因は1000m通過が61.7と遅かったからなのだが、だとすれば上りをまとめてくるのが普通なのにもかかわらず、最後の1ハロンは12.0と要した。今年の3歳牝馬路線はレーヴディソールが楽に3冠達成するんじゃないかという圧倒的な強さから始まり、桜花賞前に脱落。桜花賞はそれなりに力通りの決着になったと思うが、オークスは特殊馬場で『適正』がものを言ったレースだった。今年の3歳牝馬のレベルはレーヴディソールの強さを考えると、クラシックの主役級は強いとは言えない。ローズステークスの凡戦はこのあたりの影響が出たと思える。
じゃあ別路線で強かったレースがあったのか?と言われると、答えはある。それが紫苑ステークス。勝ちタイム1.58.2は2000mになった過去5年で最高タイム。それ以上に優秀なのがラップタイムでスタートしたからの1ハロンを含めて一番遅かったのが12.3と道中まったく息の入らないレースになったこと。2007年、2008年も似たようなレースではあったが、12.3以上かかっているし、それに近いタイムがいくつかある。今年が一番優秀なのは間違いないな。ちなみに秋華賞の成績は、2007年は勝ったアルコセニョーラが11着。2着のラブカーナが6着。2008年は出走していない。
今年の内容は外を通り、上りも勝ち馬より0.2上回ったデルマトゥルガーのほうが優秀だとは思うが、本命はカルマート。前日輸送らしいが、最終追い切りを意欲的に行ったのは調子の良い証拠。どういう経緯で前走からアンカツ様が乗るようになったのかはわからないが、数量限定で数より質にこだわっているアンカツ様が乗る馬はとにかく注意が必要。毎年このレースは今年の紫苑ステークスのように道中息が入らないレースになりやすいだけに、似たようなレースを経験できたのは大きい。自身、未勝利を勝った直後にオークスにぶつけたが、さっきも言ったようにオークスは特殊馬場だっただけに着順は度外視していいし、それ以上に陣営の期待が高いからこそオークスに出走したんだろ。それはサンデーレーシングだからか。。。
デルマトゥルガーは鈍重血統で、馬場が渋った今の京都は向いていると思うのだが、どうしても母父ジェイドロバリーは引っ掛かる。先週は同じミスプロ系のアフリート産駒がワンツーなんていうのもあったが、土曜のミスプロ系はほぼ全滅。もちろん紫苑ステークスで勝ったといってもよい内容なだけに印はつけるが本命にはできなかった。
そのデルマトゥルガーが10着だったクイーンステークスを勝ったアヴェンチュラ。この馬の取捨が一番難しい。単純能力は認めるが骨折明けのレースを勝ち、その後中1週で重賞に挑戦。体重は-4kgでおさまったのは滞在競馬だったからだろう。今回の追い切りは3頭併せでおこなえたものの、軽く流す程度で上積みに疑問が残る。そもそも洋芝は向いている血統だけに北海道であれだけのパフォーマンスができたとも考えられるし、兄姉が3歳の夏を越して成長が止まったのも陣営は気がかりなのか、ここに出走したいことも含めて多少無理して使った可能性は高いよな。兄姉と違って今でも走れるのは時期的なものではなく出走回数による消耗度か。取捨は非常に迷ったが、前走の走りができればここでも通用するのは間違いないので対抗評価に。
ローズステークス組から評価できる馬を選ぶならマイネイサベル。ドスローの中を1頭だけ追い込んできたのは印象深い。でもスローの上り勝負でこその馬とも思えるが。。。まあ紛れの多いコースだし、直線が短くなっても展開によっては差しも決まるだけに注意が必要かと。
ホエールキャプチャは自在に競馬ができるが、今回はどんな競馬をするかね。長く良い脚を使うタイプなだけに、今回のコースはマイナスだと思うんだけどな。内でせこく立ち回りそうなキョウワジャンヌと一緒に押さえ。
マルセリーナは痛恨の外枠。道中は前に壁を作りたい馬だけにこれはかなり不利と思える。それでも力はメンバー中最上位とも思っているだけに渋々押さえ。
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