菊花賞2011予想
2400mの助走

編集長おくりばんと
08期 予想歴21年

◎フェイトフルウォー
  7着/4人気

×ベルシャザール
×ロッカヴェラーノ


各馬走りをじっくりと見ていったが、結局、一番柔らかく、伸びがある、長距離を走るのに合理的だと思われる走りをしているのはこの馬だと思った。
http://www.youtube.com/watch?v=z8Ac-k8YbJA&feature=related
フェイトフルウォー
33秒台の脚を使ったことがなく、切れ味だけの勝負になったら心配だが、そのときは諦めよう。
前に壁があれば折り合う馬ということで5番枠はちょうどよかった。
超スローに流れて折り合いを欠くようなときはどうせ瞬発力勝負で勝ち目はないし。
ある程度流れてくれて、この馬の長距離適性が活きるときということで決め打ちしよう!

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ユニバーサルバンク
これは小さなフットワークの走りで、
歩幅で稼げないというタイプ。
小回り中距離向きといった印象がある。

ルイーザシアター
これは首が硬くて、無駄にスタミナをロスしそうなちょっと欠陥ある走り方。

オルフェーヴル
兄ドリームジャーニー同様に小さなフットワークの走りで、
距離不安が露呈する可能性もなきしもあらずだと思う。
兄は菊花賞で人気を裏切った。


トーセンラー
これも贅沢言えばやはりちょっとディープインパクトほどには柔らか味がない馬。
体の使い方的に長距離だとどうなのだろうか。


サダムパテックとフレールジャック
大きな綺麗な飛びの馬だが、
柔らか味というよりは、力の入ったパワフルな走りをする馬で、
距離ということになるとやはりどうなのだろうか?


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一昔前に、
ダンスインザダークが菊花賞で33秒台の脚で差し切って勝ったときには、
3000m走ってあんなに速い上がりを使えるとは、
なんてスーパーホースが現れたんだ!
と大層騒ぎになった。
競馬好きの友人は感動して
メールアドレスをdance.33.4に変えたりなんかしてそれほど神格化がされていた。

でもそれも今は昔、
というかその頃くらいから、
馬場が急速に軽くなって、
長い距離でも33秒台の脚というのは普通になった。

長い距離を走ってもスタミナがすり減るということはあまりなく、
結局は最後の瞬発力勝負。
最初の2400mは最後の600mに向けてみんなで助走をしているようなものかなと感じる。


ただ、その助走のし合いっこさえ崩壊してしまったのが、
今年の天皇賞。
みんな助走に我慢ができず、
あらぬところで突っ走っていってしまい、
最後まで我慢ができたヒルノダムールが、
他の自滅により浮上してゴールといったお粗末な内容だった。


結局、やはり今でも長距離適性というのは必要で、
昔はそれがいわゆる「スタミナ」だったが、
今は「折り合い」に変わったと思う。

第一前提は折り合いということになろう。

そして個人的な見解をプラスするならば、
やはりフォゲッタブルにしてもスリーロールスにしても、
オウケンブルースリもフローテーションもソングオブウインドも、ヒルノダムールも、ディープインパクトも、
道中無駄に体力をすり減らさないような、合理的な体を柔らかく使った良いフォームをしている。
(ビッグウィークは全くそれに当てはまらないので未だに認めていないが・・・)


以上から、「折り合い」と「合理的な走法」という観点から探っていきたいと思う。



まず最初に切りたいのがベルシャザール。
これはがっちりむっちりした体で、身のこなしも硬く、
道中に体力をすり減らしそうな、長距離に向かなそうな体と走法をしている。

次に切りたいのがロッカヴェラーノで、
これは道中に行きたがる。
前走も行きたがったし、
すみれSのときもそうだった。
あのときは相手も弱くそのまま押し切ったが、
GⅠではそう甘くないだろう。

その他はまた後日。


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菊花賞2011回顧

編集長おくりばんと
08期 予想歴21年

次走狙い:ハーバーコマンド
次走狙い:フェイトフルウォー


やはり道中引っかかる馬がかなり目についた。
私が目で見たり、騎手のコメントで確認した限りでも。

オルフェーヴル
ハーバーコマンド
サダムパテック
フェイトフルウォー
ロッカヴェラーノ
ルイーザシアター
ベルシャザール
あたりは明らかだった。他にも多かれ少なかれ喧嘩した馬は多かったと思う。

道中は、また今年の天皇賞春の再現にならないか、
みんな我慢しきれず爆発してしまわないかひやひやものだった。
来年以降も長距離GⅠではいつそうなってもおかしくないだろう。
となるとやはり、折り合いというのが強い武器になると思う。
他がみんな引っかかってしまったので、
能力はなくても、ただ折り合っていただけ、という理由で好走する馬というのが今後きっとでてくるだろう。

折り合いがどれだけ良い馬かどうかというのは、
全レースを振り返ったりするような結構な労力を必要としそうではある。
ただやはり長距離GⅠで良い馬券にありつくためのひとつの方法だろうと思うに至った。



そんな中面白いと思ったのはウインバリアシオン、安藤騎手の判断。
馬込を避けて、後方の内で折り合いだけに専念した。
結果的に2着だったが、もしもオルフェーヴルが何かぶつけられたり何かのアクシデントでもっと折り合いを欠いて自滅でもしていれば、勝っていたとも考えられる。


フレールジャックも、折り合うために前に行ってしまうという発想は良かったと思うが。
ただ、今回も引っかかったロッカヴェラーノにこられたように、
長距離GⅠではきっと誰か絶対に引っかかるから、
前に行っても必ず誰かに絡まれてしまうだろう。
この戦法はなかなか上手くいかないだろうと思う。


びっくりしたのはハーバーコマンド。
あれだけ頭を上げるほど引っかかっていながら、
ここまで善戦するとは恐れ入った。
そんな力を秘めていたのか・・

トーセンラー、ゴッドマスタング
このあたりは折り合いもスムーズで、
長距離適性があったのだと思う。


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