11期 予想歴21年
◎レッドデイヴィス
9着/6人気
○ヒルノダムール6着/8人
▲トゥザグローリー3着/9人
有馬記念とは常識が通じないレースです。
私が競馬を始めた前年のこと。オグリキャップが武豊を背に奇跡とも言われる快勝を魅せました。後に、馬柱を見ても、オグリキャップを買うという予想はできないです。だって、もう終わった感が強いくせに、人気馬ゆえに、オッズはつかないのでは、買いたくなるはずがありません。買った人の多くは、オグリキャップのファンや感謝の気持ちを持った人の同情票じゃなかったのでしょうか。
ここまで書けばもう決まりでしょう。私らの世代では武豊は絶対なのです。武のGI連続勝利記録が今年で途絶えてはいけないのです。仮に、途絶えるとしても、それを願う(武以外の馬券を中心に買う)ことはいけないのです。武を買って、夢と希望と現実とすべて失えばよいのです。有馬はそういうレースでしょう。
相手には藤田と福永を指名。藤田は長きに渡り、関西のNo.2として武に次ぐ存在でした。しかし、結局、No.1になれずに今年も終わろうとしています。また、武の初ダービー制覇を最後に阻んだのは藤田でした。ダンスインザダークとフサイチコンコルド。その翌年に、武がスペシャルウィークで初ダービー制覇をなしとげたのです。武の時代の裏に藤田の存在が常にあります。武が主演の舞台には、絶対に藤田という存在が必要です。
もしくは、競馬界には世代交代がつきものです。毎年、毎年、競争馬は世代交代の波と戦っています。騎手では、武に代わって、これからの関西を、これからの日本競馬を背負っていって欲しいのは福永でしょう。その福永を最後に抑え込んで武が粘り込むというのもドラマチックじゃないでしょうか。
今年の有馬は馬度外視で、武をとりまく、夢物語で勝負します。夕日の眩しい中山で、声が枯れるまで、武に声援を送ってきます。
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