ラジオN杯2011予想
ラジオNIKKEI杯2歳S ステップ重視とクラシック型血統。

軍神マルス
08期 予想歴13年

◎グランデッツァ
  3着/2人気

○ゴールドシップ2着/3人
▲トリップ4着/1人


★傾向分析★
2006年 タイム 2'02"1 (良) 1FAve=12.21 3FAve=36.63
テン36.6-中盤50.3(3F換算37.73)-上がり35.2 『加速・中弛み』
1着フサイチホウオー・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔1-p〕 6-6
2着ヴィクトリー・・・ブライアンズタイム×トニービン=ロベルト×グレイソヴリン 〔1-l〕 2-2
3着ナムラマース・・・チーフベアハート×フレンチグローリー=ダンチヒ×サドラーズウェルズ 〔1-n〕 4-3

2007年 タイム 2'07"0 (重) 1FAve=12.70 3FAve=38.10
テン37.5-中盤54.0(3F換算40.50)-上がり35.5 『加速・中弛み』
1着サブジェクト・・・フジキセキ×Dixieland Band=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔13-c〕 3-3
2着サダムイダテン・・・フォーティナイナー×サクラユタカオー=ミスプロ×プリンスリーギフト 〔7-e〕 12-11
3着メイショウクオリア・・・マンハッタンカフェ×Rahy=サンデーサイレンス×レッドゴッド 〔7〕 3-4

2008年 タイム 2'01"7 (良) 1FAve=12.17 3FAve=36.51
テン35.9-中盤48.3(3F換算36.23)-上がり37.5 『前傾』
1着ロジユニヴァース・・・ネオユニヴァース×Cape Cross=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔B3〕 2-2
2着リーチザクラウン・・・スペシャルウィーク×Seattle Slew=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔23-b〕 1-1
3着トゥリオンファーレ・・・スペシャルウィーク×ジャッジアンジェルーチ=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔8-f〕 5-2

2009年 タイム 2'01"3 (良) 1FAve=12.13 3FAve=36.39
テン36.3-中盤50.2(3F換算37.65)-上がり34.8 『加速・中弛み』
1着ヴィクトワールピサ・・・ネオユニヴァース×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔8-d〕 8-8
2着コスモファントム・・・Stephen Got Even×Paris House=ボールドルーラー×ナスルーラ 〔19〕 2-2
3着ダノンシャンティ・・・フジキセキ×Mark of Esteem=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 〔12-c〕 8-8

2010年 タイム 2'02"2 (良) 1FAve=12.22 3FAve=36.66
テン36.5-中盤50.0(3F換算37.50)-上がり35.7 『加速・中弛み』
1着ダノンバラード・・・ディープインパクト×Unbridled=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔12-c〕 10-10
2着オールアズワン・・・ネオユニヴァース×ナリタブライアン=サンデーサイレンス×ロベルト 〔13-a〕 5-6
3着コティリオン・・・ディープインパクト×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔11〕 10-10

過去5年の流れは、08年を除いてほぼ『加速・中弛み』の流れ。
『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○
そのため好走馬の位置取りは、4コーナー5番手以内の先行馬の成績が良いように思います。

差し馬はサンデーサイレンス系×欧州スタミナ型(持続型)が好走しています。
これはサンデーサイレンスが得意とする上がり勝負になりやすく、瞬発力を活かした上がりとスタミナを求められるためと考えます。
近年の特注は、ネオユニヴァース産駒(=08年1着ロジユニヴァース、09年1着ヴィクトワールピサ、10年2着オールアズワンが好走)。
フジキセキ産駒(=07年1着サブジェクト、09年3着ダノンシャンティ)、スペシャルウィーク産駒(=08年2着リーチザクラウン、08年3着トゥリオンファーレ)、ディープインパクト産駒(=10年1着ダノンバラード、10年3着コティリオン)などクラシック好走実績のあるサンデーサイレンス系にも注目。

ステップの傾向は、前走京都2歳Sを先行して好走した馬が良く好走しています(=02年1着ザッツザプレンティ、03年2着ミスティックエイジ、04年1着ヴァーミリアン・2着ローゼンクロイツ、09年1着ヴィクトワールピサ、10年1着ダノンバラードなど)。
また札幌2歳S好走馬もよく好走しています(=05年2着アドマイヤムーン、06年3着ナムラマース、08年1着ロジユニヴァース、10年2着オールアズワンなど)。小回り洋芝コースの札幌芝コースの適性が嵌りやすく、また重賞好走にて能力の裏付け」があることが好走要因と考えます。
また連対馬のほとんどが前走連対している点にも注目(=朝日杯FSなら負けていても好走する場合がある)。基本的には好調な馬を狙うこと。

★予想★
◎グランデッツア・・・アグネスタキオン×Marju=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔9-f〕
 前走札幌2歳S1着(=札幌芝1800m)。前走は好位につけて直線で軽く抜け出して流す内容。その時の3着馬が先週の朝日杯FS2着馬マイネルロブスト。このことから本馬の能力を評価して、崩れない堅軸として評価する。末脚勝負も得意なはずで、適性は向いているはず。
アグネスタキオン産駒は、スピード型サンデーサイレンス系で、前走0.5秒差以内で5着以内だと好走しやすい特性を持ち、サンデーサイレンスの瞬発力を最も活かしやすい。基本的に人気馬や好調馬を素直に評価すべき順張り血統。高速馬場や瞬発力が得意で、スタミナ豊富とは言えないが芝2200mや2500mの重賞成績も悪くなく、華やかで完成の高いクラシック型。母父Marjuはノーザンダンサー系で、距離は1600m~2400mまで幅広くこなし、また活躍馬は2歳から古馬までと年齢層も厚い。特に高齢馬をなめてかかると痛い目に合う(=セニョールグループの特性で、地味にしっかりと力をつけて高齢でも衰えが少ない)。海外ではGⅠ馬も多数輩出しているが、前哨戦やトライアル的なレースに向いた血統でもある。スピードの持続力があり、時計勝負も得意。
 No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。この分枝記号特性から、やや間隔はあくが苦にせず好走可能と考える。

○ゴールドシップ・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔16-h〕
 前走札幌2歳S2着(=札幌芝1800m:0.1秒差)。前走は上がり1位で2着好走だが、1着馬グランデッツアが余力を残しての好走に対し、早めに動いてグランデッツアを負かしにいった3着馬マイネルロブストをやっとかわした内容を考えると、グランデツツア>ゴールドシップの構図と思われる。それでもマイネルロブストを負かした能力を評価して期待する。
 ステイゴールド産駒はスタミナ型のサンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父メジロマックイーンは晩成型の成長力があり、古馬で本格化するステイヤー血統だが、2歳~3歳時にも第1次の成長段階がある。叩き良化型で、中長距離での好走が多い。
 No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳秋以降に本格化する成長力があり、また叩き良化型のステイヤー特性がある。そのため距離延長で本領発揮のタイプが多い牝系。分枝記号hは、揉まれ弱く、基本的には広いコースがベストで、器用さには駆けるが、広いコースでの持久戦は得意。小回りコースの場合は外枠か先行策が必須。

▲トリップ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔9-f〕
 前走京都2歳S1着(=京都芝2000m)。京都2歳S好走馬もこのレースでの好走が多く、中距離での好走実績を素直に評価して期待する。新馬戦では上がり33秒7を繰り出して好走していて、上り勝負にも対応可能。
 クロフネ産駒はヴァイスリージェント系で、鮮度と勢いが好走に非常に重要なポイントとなる。芝もダートも走れる兼用型だが、同系のフレンチデピュティと比べるとややパワー型で、持久力も豊富。勢いがある時には連勝も多く、上昇馬はクラスの壁を突き抜けて短期間にまとめて稼ぐ特性を持つ。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。父×母父ともに前走の好走から勢いはあると考え、また鮮度も高いと考え好走に期待する。
 No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。

△エーシングングン・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔8-h〕
 前走京都2歳S2着(=京都芝2000m:0.1秒差)。トリップ同様、京都2歳S好走馬。本馬は芝2000m戦を2戦(1-1-0-0)と経験値は他馬よりも多く、新馬戦は逃げ、京都2歳Sでは差しと異なる脚質での好走を評価したい。
 ジャングルポケット産駒はグレイソヴリン系で、小回りコースが得意なタイプと広いコースで末脚を繰り出すタイプとがいる。本馬は新潟芝コースや京都芝コースなど広いコースでの経験しかないが、上がり上位で好走していて末脚を活かすことも可能なタイプと考える。緩い流れで瞬発力勝負より、持続した流れでスタミナを活かす方が強さを発揮しやすい。ジャングルポケット産駒は菊花賞でも好走しているし、スタミナの豊富な馬が多くステイヤータイプも輩出する。母父サンデーサイレンスは、勢いに乗じて連続好走しやすい特性を持ち、鮮度の高い時によく好走する。重賞挑戦など格上相手にもよく好走し、重賞初挑戦などは特にプラス要因となる。
 No.〔8〕の牝系は、早い時期から走るが人気を背負うと少し信頼性に欠ける点がある。小回りコースよりは広いコース向き。3歳春シーズンよりも秋シーズンに期待が出来る成長力を秘めた牝系で古馬にて本格化する。また叩き良化型が多い。分枝記号hは、揉まれ弱く、基本的には広いコースがベストで、器用さには駆けるが、広いコースでの持久戦は得意。小回りコースの場合は外枠か先行策が必須。

△ハッピーウィーク・・・スペシャルウィーク×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔12-c〕
 前走未勝利戦1着(=京都芝1800m)。前々走新馬戦2着(=新潟芝2000m:0.2秒差)は、次走京都2歳S2着馬エーシングングンが1着好走したレース。人気がないが、一発の可能性もあると考えて期待する。
 スペャルウィーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、本来はエンジンの掛かりが悪く末脚が不発に終わることも多いのが産駒の特徴なのだが、本馬は今のところ34秒台の末脚が最速だが上りは上位ではあるので、性能の良いエンジンを積んでいる可能性はある。母父トニービンはグレイソヴリン系でスタミナもあり、強敵相手に好走しやすい特性や連続好走しやすい特性を持っている。一度上昇して連続好走中なら、一定期間は期待出来る。父スペシャルウィーク産駒のこのレースとの相性と母父の特性に期待して評価する。
 No.〔12〕の牝系は、早い時期から走る馬もいるが、3歳秋から古馬にかけて本格化する馬が多い牝系。また高齢でも衰えが少なくタフな馬が多い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。


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