有馬記念2011予想
頑張れ4歳馬!

のび犬
10期 予想歴8年

◎オルフェーヴル
  1着/1人気

○ブエナビスタ7着/2人
▲エイシンフラッシュ2着/7人


◎オルフェーヴル
◯ブエナビスタ
▲エイシンフラッシュ
△ヴィクトワールピサ
△ヒルノダムール

三冠馬オルフェーヴルVS女王ブエナビスタに注目が集まりますが、私が注目するのは4歳世代。
JCで馬券に絡むことができず「最強世代(笑)」になってしまいましたが、10世代の3歳秋の王道GⅠでの活躍を考えると、弱い世代のはずはないと思うのです。

過去10年の傾向を見てみると……

①中心は3、4歳。6歳以上は勝利なし

②勝ち馬の9/10は4番人気以内。荒れるイメージがあるのは2、3着に二桁人気が突っ込んでくるケースが多いため

③コース形態も、データ的にも内枠の逃げ、先行馬が有利

④前走GⅠ組が中心

⑤リピーター、その年の中山重賞を勝っていた馬など、中山が得意な馬に注目

といったところがポイントだと思います。


本命はオルフェーヴル。
クラシックでは一度も本命を打ちませんでしたが、菊花賞の競馬を見て降参です。ウインバリアシオン以下を全く寄せ付けない圧勝でした。
中山で勝利のない三冠馬なので、コース適正には不安もありますが、そこは圧倒的な能力でカバーしてくれるでしょう。
複勝圏内は堅いと見て、3連複の軸に。

対抗はブエナビスタ。
どんな条件でも一生懸命走ってくれたブエナも、ここがラストラン。JCがGⅠ初勝利でないJC馬は過去10年で2-1-0-0と連対率100%で、データ的にも死角はありません。
ですが、2歳からずっと高いパフォーマンスをしつづけていますので、そろそろ衰えがあってもおかしくありません。実際、去年の秋のパフォーマンスに比べると末脚の鋭さに若干陰りが見えているような……

単穴はエイシンフラッシュ。
王道GⅠでは4歳が活躍するべきなんです。特に秋の王道GⅠでは4歳が馬券に絡まない方が珍しいんです。
本来はJCで活躍するべきだったのですが、今年のJCはなんだか有馬記念を前倒しにしたようなレースでした。内を通った馬が上位を独占し、3着に人気薄が突っ込んで波乱というのは有馬記念の荒れパターンだったのに……
4歳世代にはJCで失ったものを、有馬記念で取り戻してもらいたいです。

で、エイシンフラッシュなんですが、4歳世代の中では非常に安定感のある一頭です。
秋の2戦はハイペースで先行、内伸び前残りの流れで外差しと完全に裏目の競馬をしてしまいパッとしませんが、春天、宝塚の競馬を見るかぎり、能力はこのメンバーでも上位かと思います。
内から伸びる力強さも持ち合わせていますし、ルメールの多少強引な先行策もこの馬には合いそう。

押さえにヴィクトワールピサとヒルノダムール。

ヴィクトワールピサは中山で4戦全勝。去年の覇者で、実際にブエナや今年人気になるトーセンジョーダンを負かしています。
去年のようなスローにはならないでしょうが、変幻自在の末脚でどんな展開にも対応できますので、軽視は禁物。

ヒルノダムールは4歳世代で唯一今年の王道GⅠを勝った馬。海外での成績は度外視していいでしょう。皐月賞でヴィクトワールピサの2着もありますし、小回りコースの持久戦への適性は大阪杯で証明済み。距離も春天を勝っているので問題ないでしょう。遠征帰りで人気が落ちるのなら狙い目ですね。


4歳世代にこだわった結果、トーセンジョーダンとアーネストリーは消しました。どちらも適性的にもデータ的にも買い要素は満載なんですけどね……

トーセンジョーダンはこの秋に本格化。中山実績も申し分ないのですが、エイシンフラッシュとは逆に秋の2戦はどうもはまった感が拭えません。もちろん、はまって勝ったから弱いというわけではないのですが、「ひょっとしたらはまらないと完敗するかも知れないトーセンジョーダン」と「ひょっとしたらはまったら強いかも知れないエイシンフラッシュ」の比較で後者をとりました。

アーネストリーも中山重賞を勝ち、宝塚記念で小回りコースの持久戦への適性をこれでもかと示しています。秋天からの参戦はマツリダゴッホやドリームジャーニーなど、得意の中山で巻き返すパターンが多く、前走の大敗も気になりません。
ただ、人気になりすぎて押さえる余裕がない……
こちらも4歳馬の将来性と天秤にかけて、泣く泣く消しました。


馬券はオルフェーヴル一頭軸の3連複で6点。ブエナがとんだら高配当。今年を締めくくるに相応しい、素晴らしいレースになりますように。


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