有馬記念2011予想

シーバス
09期 予想歴13年

◎ヴィクトワールピサ
  8着/4人気

○ブエナビスタ7着/2人
▲ヒルノダムール6着/8人
×レッドデイヴィス
×ルーラーシップ


◎ ヴィクトワールピサ
昨年の有馬記念勝ち馬で、中山コースは4戦4勝という抜群の巧者。
今年の中山記念を勝っており、年内の中山非根幹距離重賞を勝っている点はプラス。
昨年同様願っても無い内枠を引いた。
ある程度前に行く馬がそろった中で脚質に自在性があり
先行する競馬にこだわる必要が無い点も良い。
最終追い切りの内容もこれが引退レースと思わせるほどにメイチ追われて好タイムを出した。
あとは当日力が出せる状態にあることを祈りたい。

○ ブエナビスタ
有馬記念は一昨年、昨年と2年連続の2着。
前々走は休み明けで状態が一息による敗戦だったが、
叩いた上積みのあった前走ではしっかりと力を出し勝利。
中団から行く馬だけに、詰まるリスクのある最内枠は吉と出るか凶と出るかの判断が難しいが、
コーナーの多いコースでロス無く回れる内枠は単純に有利と捉えたい。
引退レースを公言しており、追い切りは長めにしっかり追われる意欲的な内容。
牝馬にありがちな叩き2戦目で仕上げた次走でガタッっとくるタイプではなく、
状態面は前走並みと捉えて良いだろう。
近2走道中内から直線で馬群を捌く競馬を経験している岩田Jが、
秋2戦の経験を活かして今回も直線で馬群を捌き切れるかが見どころ。

▲ ヒルノダムール
前走は日本馬向きの高速馬場もレース直前にイレ込んで力を出し切れずに惨敗。
2走前の内容だけ走っていればもっと上位に食い込んできたいのは間違いなく、
決して力負けでは無い。
ただ、同馬のベストパフォーマンスである皐月賞の内容からも、
直線の短いコースで一瞬のキレを活かす競馬の方が合っている印象のある馬で、
そもそも凱旋門賞で勝ち負けは無理と思っていた馬だけに遠征先での2戦は度外視したい。
上記のようなタイプだけに直線の短い中山コースは同馬向きのコース。
ブエナビスタ同様詰まるリスクはあるものの、
道中ロス無く回れる内の3番枠は一発狙うには有利な枠。
先行馬勝ちに行って早めにペースアップする流れになれば、
後方で脚をタメた同馬の末脚が活きないか。

△ オルフェーブル
3歳馬有利のレースで菊花賞での早めに動く競馬見る限り、
中山コースに対応できる可能性も十分ありそうだが、
追えば追うほど伸びるといったタイプで、
やはり理想は東京のような直線に長い広々としたコース。
ここでもあっさりは十分有り得るが、初物のリスクと配当妙味を考えて評価を落とした。

△ トーセンジョーダン
切れる脚が無く前で踏ん張るタイプで本質的には中山コース向きの馬。
ただ、天皇賞(秋)はスタミナと問わる流れになって展開も味方し勝利したと思えば、
続くジャパンCは自ら動いて自分が有利な流れに持ち込んでの僅差の2着。
今年のAJCCを勝っており、年内の中山非根幹距離重賞を勝っている点はプラス。
自ら勝ちに行った前走の反動が残っているのか、最終追い切りは軽めの内容。
中山コースでは後ろから行っては持ち味が出ないし、
前から行くとすると今度は同型のアーネストリーがうるさい存在。
展開面を考えると前走ほど楽な競馬をさせてもらえそうになく、評価を落とした。

△ エイシンフラッシュ
最終追い切りの内容はほとんど追わずに手応え抜群に好タイムを叩き出す上々の内容で、
今回のメンバーでNo.1と言って良い。
皐月賞の内容からも小回りコースを立ち回るような器用さはあまり無い馬で、
器用さの問われない直線の長いコースのほうが良い馬だが、
底力のある馬でスタミナの問われるタフな流れは歓迎なタイプ。
中段で脚をためて先行馬が早めに動く流れになれば、
ヒルノダムールと同じく直線で突っ込んできてもおかしくない。

アーネストリー
今年のオールカマーを勝っており、年内の中山非根幹距離重賞を勝っている点はプラス。
前走は不向きな東京コースで不利な大外枠を引いて、展開が向かず度外視。
ただ、小回りコース向きの脚質で東京よりも中山コースの方が向くものの、
巧者というほど得意なコースでは無い。
外枠を引いたことで、ここはハナを奪わざるを得ないところだが、
単騎で逃げる競馬の経験が無い馬で、しっかりと折り合いがつくかどうかは未知数。
有力先行馬に目標にされると上がり勝負では苦しいだけに、
宝塚記念同様自ら早めに動いて後続になし崩し的に脚を使わせられるかがカギ。

ジャガーメイル
前走は内が伸びる馬場で4角でインを突きじわじわと伸びて
3着。
馬場に恵まれた印象が強く残ったが、叩き3戦目での上積みもあったか。
今回調教での動きは前走以上で、更なる上積みがありそう。
小回りコース向きの器用さは無く、外目の枠を引いた今回は外を回すしかなさそうで、
コースロスが響きそうだが、先行馬が潰れる展開になれば
、持ち前のスタミナを活かして
直線外から突っ込んでくる可能性はある。

トゥザグローリー
昨年の3着馬。
京都記念、日経賞での強い競馬から一転、
天皇賞(春)でのチグハグな競馬で完全にリズム崩してしまった。
天皇賞(秋)の内容は悪くないものの、ジャパンCでは再び凡走。
脚質的に小回りコースの方が向きそうだが、
イマイチ合っていないと思われる一押しの足りない鞍上がここで上手く乗るとは思えず。。。

× レッドデイヴィス
春のレース内容見る限り明らかにマイラー。
前走は気性面での成長は見られたものの、所詮上がり勝負の競馬を勝ったに過ぎず、
タフな流れになった際の中山芝2500mをこなすスタミナは無い。

× ルーラーシップ
順調さを欠き秋に1度も競馬を使えていないのは大きな減点材料。
近10年で秋に1走もせず馬券に絡んだ馬はいない。
(マーベラスサンデー以降いないはずである。)
終始外を回らされる大外枠も減点材料。

× ローズキングダム
年明けからレースに使いすぎた影響か、秋初戦の京都大賞典は勝ったものの、
G1での2戦はスケールが小さくかなり物足りない内容。
スローペースの上がり勝負が理想の馬だが、
メンバーを考えるとそういう流れにはなりそうも無くここも苦戦必至。

× キングトップガン
中山非根幹距離重賞どころか中山実績が皆無で、
有馬記念の穴馬となる条件を満たしておらず、力不足のここは一桁着順も難しい。


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