菊花賞2008予想
王位戴冠

九平次
08期 予想歴14年

◎ヤマニンキングリー
  9着/16人気

○ノットアローン18着/6人


【波乱含み】ペース:S~M
京都芝は中間の雨が残った影響か、-1秒台後半と高速だった2週目より時計を要しており、中距離換算で水準より-1秒程度速い馬場。それでも今開催は当初から外の差し馬の台頭も多々見られ、特段強烈なバイアスは見られない。

☆SP指数比較(※クラス水準=「113」)
103ノットアローン、ヤマニンキングリー
100スマイルジャック
99マイネルチャールズ、オウケンブルースリ
98ナムラエクセレント、ロードアリエス、スマートギア
97ベンチャーナイン、ダイワワイルドボア
96フローテーション、シゲルフセルト、ダイシンプラン
※古馬1000万=「100」、「1」=0.1秒

指数上能力差の少ないメンバー構成で混戦必至。先週に引き続き大波乱の可能性も。
それでもノットアローンとヤマニンキングリーが若干リード。

ノットAの前走はスタート無難も他馬のダッシュが速く控えざるを得ない不本意な競馬。それでいて追っ付けながら進出、見せ場十分の好内容。パンチ不足は否めないが、この渋太さは長距離でも活かせる。

ヤマニンKは時計面では古馬準OP相当という高レベル毎日杯の4着馬。休み明けの前走も含め近走消化不良の競馬が続いているが、OPクラスではややキレ負けする印象。それでも一連の戦績を見てみると、ペースがキツくなっても一定の上がりの脚は使っており、このようなタイプは、06年の菊花賞馬ソングオブウインドがそうであったように、流れが厳しくなるG1向きであるとともに、道中スローでも終盤早めにラップの上がる菊花賞向きでもある(また同様の上がり傾向はダンスインザダーク産駒に顕著で、デルタブルース、チョウサン、ムーンインディゴ等で見られる)。

今年の出走馬で「(相対的に)ペースが上がっても、上がりの脚は変わらない馬」をピックアップすると、ヤマニンキングリー、ノットアローン、シゲルフセルト、ベンチャーナイン、スマートギアら。後者3頭は今回予想されるペースで走った経験がないため信頼度は一枚落ちるものの、前者2頭はすでに実戦で同様のペースを経験してきているだけに心強い。

上記から中心はノットアローンとヤマニンキングリー。安定味ならノットAかもしれないが、アタマ(1着)の可能性と配当妙味を衡量してヤマニンKを本命に推す。

☆結論
◎ヤマニンキグリー
○ノットアローン

☆馬券
◎の単複
◎=○の馬連ワイド
3連単◎1着固定→○2・3着マルチで手広く

人気処は配当に見合わないと思われるためいずれも軽視するが、順序をつければマイネルC>オウケンB>ダイワW。春は危険視してきたマイネルCは札幌記念の激流の経験が活きれば多少の前進は可能。オウケンB・ダイワWはペース対応が課題か。


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