10期 予想歴9年
◎トランセンド
7着/1人気
○ワンダーアキュート3着/2人
▲ヤマニンキングリー9着/8人
◎トランセンド
◯ワンダーアキュート
▲ヤマニンキングリー
△シルクフォーチュン
2012年最初のGⅠですが、あまりテンションが上がってこないです。というのも、今年は新星と呼べる馬が見当たらず、南部杯やJCDとあまり変わらないメンバーなので、予想にワクワク感がないんですよね……
例年なら4、5歳馬が中心になるレースなのですが、今年は「初ダートのグランプリボス」「前走大敗のタガノロックオン」「重賞勝利実績のないトウショウカズン」しかいません。
強力な4、5歳馬がいないと08年のように実績のあるベテランのワンツーで決まることもあり、今年はそのパターンでしょう。
東京ダート1600で行われた過去10回のデータから導き出されるこのレースのポイントは以下の6つ。
①1番人気は勝率70%と信頼出来る。
②8枠が4勝。勝ち馬の9/10は5枠から外。
③速い上りが使える馬が好成績だが、追い込み馬は不振。
④サンデー、トニービン、ブライアンズタイムの旧御三家が母父の馬が活躍。
⑤前走中央のレースを使って3着以内に入った馬で、前走重賞を使った馬が14/15、前走タイム差なしに好走した馬が13/15と、前走格の高いレースで結果を出している馬が好走するレース。
⑥前走が芝だった馬は1-0-1-17で、勝ったのはダートGⅠ勝ちの実績があったアグネスデジタル。
①は、要するに世間が評価する「わかりやすい強い馬」が順当に勝利するレースだということ。
今年はトランセンドが1番人気でしょう。去年は中央ダートGⅠ3戦3勝、海外や地方でも連は外さず、安定した強さを見せています。素直に高評価。
②はコース形態によるもの。「芝スタートで、芝を長く走れる外枠が有利」とは言われていますが、そもそも芝が苦手という馬には当てはまりません。
ここは④もセットにして考えてみましょう。旧御三家が母父で頑張っているというものですが、「芝で活躍馬を出せる血が入っている馬が強い」と解釈できます。コースの種牡馬成績を見てもクロフネ、ブライアンズタイム、フジキセキ、シンボリクリスエス、フレンチデピュティ、アグネスタキオンと言った芝でも活躍馬を出している種牡馬が上位に来ています。
芝スタートに加えて1分34秒台での決着も珍しくない高速コースですので、芝をこなせるスピードが必要ということでしょう。
注目すべきは「外目の枠に入った芝スタートを苦にしないスピードを持つ馬」ということですね。
ただし、⑥にあるように、前走芝のレースを使った馬は不振です。毎年人気になって飛んでいますね。今年はグランプリボス、スマイルジャック、ライブコンサートが参戦しますが、無条件で切ります。
以上を踏まえて、⑤の前走ネタでバッサリ絞りましょう。
前走中央のレースで重賞以外を使った馬、0.1以上負けた馬は以下の通り。
エスポワールシチー
ケイアイテンジン
セイクリムズン
タガノロックオン
ダノンカモン
テスタマッタ
トウショウカズン
ヒラボクワイルド
かなり厳しい条件で絞りましたので、かなり消せました。
次に、前走地方のレースに出走した馬の取捨ですが、今年は東京大賞典組だけですね。
東京大賞典をステップにした馬の成績は0-4-3-9と勝ち馬が出ていませんが、川崎記念に登録して出走を取り消したヴァーミリアンが勝っています。
0.6以上負けて巻き返した馬にはフェブラリーS連対か東京ダート1600重賞勝利の実績がありました。
2.1負けたヤマニンキングリーは東京ダート1600の経験すら無いので消します。
残ったのはシルクフォーチュン、トランセンド、ワンダーアキュートの3頭だけ。
その内のシルクフォーチュンは③にひっかかるので評価を下げます。
中心はトランセンドとワンダーアキュート。なんともつまらない予想になってしまいました……でも、これでいいのかもしれません。フェブラリーSはわかりやすい結果になって、多くの人が幸先の良いGⅠ戦線のスタートを切れるようにと、神様が与えてくれたご褒美GⅠなんです、きっと。
枠順が決まっていないので馬券の買い方は未定ですが、この二頭を中心に買おうと思います。
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2/19追記
枠順が決まって、◎、◯共に特に不満はないので、印はそのまま。ワンダーアキュートは調教後の馬体重が大幅増ですが、輸送で減るだろうとのこと。前走は長距離輸送を克服してスマートファルコンに迫っていますし、問題ないでしょう。
ただ、◎、◯の馬連はかなり人気になっていて、一点勝負でもリターンが少なすぎるので、3連複も買うことにしました。相手はデータで拾える2頭。
本命はトランセンド。
説明不要の中央ダート王者。今までは展開やら距離やらにいちゃもんをつけていましたが、去年は結局中央GⅠは全勝。相手関係もそれほど変わらないとなれば、逆らうことはできません。
対抗はワンダーアキュート。
唯一トランセンドに対抗できるとすればこの馬だと思います。JCDは出遅れて、絶望的な位置からの追い込みで2着。東京大賞典でも地方ダートの絶対王者スマートファルコンにハナ差まで迫る2着と、高いパフォーマンスを連発しており、今が能力のピークだと思います。
最後まで諦めずに追ってくれる和田騎手とのコンビも良いですね。
単穴にヤマニンキングリー。
上では「消し」とか書いてますが、データ的にも適性的にも巻き返す可能性がありそうです。
前走は完敗でしたが、東京大賞典組は完敗した馬が巻き返すローテーション。その条件として「フェブラリーS連対か東京ダート1600重賞勝利の実績」を挙げましたが、東京ダート1600の経験がそもそも無いこの馬をバッサリ消してしまうのは乱暴かなと思い直しました。
むしろ、芝で重賞を勝っている(しかもブエナビスタを負かして)のですから、芝スタートの高速ダートはむしろ合うのではないかと。
父はこのレースを勝っているアグネスデジタルで、血統的にも適性は有りそうです。
ダートでは初ダートで重賞を勝ち、JCDでも0.3差に踏ん張っています。前走は地方でしたし、巻き返しの例が数多くあるステップですので度外視となれば、無視できない存在だと思います。
押さえはシルクフォーチュン。
データ的に根岸Sは勝ち馬しか買えませんので、この馬が押さえ。追い込み脚質はマイナスですが、南部杯でも3着に来ていますし、距離が全くダメということはないでしょう。1、2着が決まった後に3着に突っ込んでくるイメージで。
馬券は◎、◯の馬連と◎、◯軸の3連複の計3点。エスポワールシチーとダノンカモンが恐いですが、データを信じて攻めます。
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