アクアマリンS2012予想
昨夏の函館のあれは一体?

KUROSHIMA
08期 予想歴17年

◎エンシャントアーツ
  14着/16人気

○アイアムマリリン16着/8人
▲キングレオポルド3着/1人


 何が何でも先手を主張しそうな馬がほぼ見当たらない組み合わせ。先行好位勢の各馬の調子もほとんどがイマイチ。機動力にモノを言わせる馬も不在で、開幕週しかもハンデ戦でやや渋めの馬場と不穏な条件ばかりが揃った。

 そこで注目は昨夏に函館日刊スポーツ杯で逃げ切り勝ちを収めたエンシェントアーツ。当時も近走ではレースに行って全く行き脚すらつかない現状だったのが、ハナを切るとそのまま後続を寄せ付けずあれよあれよと逃げ切ってしまった。脚質にムラがあり過ぎて好走要因が正直よく分からないが、少なくとも当時の鞍上と軽ハンデという2つは、今回との共通項でもある。函館芝1200でのパフォーマンスを中山に求めるのは明らかに酷なのだが、スッと先手を取るようなことがあれば、もしかして。

 アイアムマリリンは昨年の同レース好走馬、ハンデも手頃でロスの少なそうな内枠が良い。脚の使いどころがかなり難しいが、直線で混沌とした追い比べになれば面白い。

 キングレオポルドは成績から見ておそらくは中山巧者。見方を変えると、中山芝1200向きの脚質の馬が、コース形態の特性上、直線に坂がなく中盤も緩みやすい京都芝1200のようなコースを得意とするのは普通に判断しても考えにくいところ。その仮定が成り立つなら、伏見Sの敗戦は全くもって度外視できる。


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