10期 予想歴15年
◎グランデッツァ
5着/1人気
○アダムスピーク18着/5人
▲ゴールドシップ1着/4人
今年は本当に雨に祟られる。皐月賞も相当に雨が残りそうで、今見ている限りだと、内はかなり苦しく、タフな馬場で切れ味はかなり削がれる持久力を最重視せざるを得ない競馬になる予感だ。
◎グランデッツァはハイレベルのラジオNIKKEI杯で勝ちに行く競馬をしての３着。特にゴールドシップとは展開のアヤによるもので、総合力ではグランデッツァの方が上に来るだろう。大外枠が気がかりだが、変に厳しい馬場の所を走らされるよりは、馬場の良い外を終始通せると考えれば悪くない。ミルコならまず脚を余すという競馬は考えにくいし、スプリングＳで見せたように道悪での推進力というのも魅力的で、中山1800のペースで押し上げていけたなら、皐月賞2000ｍでGIの厳しい平均ペースになってもスピード負けすることはないだろう。この馬場だし、何かに足元をすくわれる可能性は否定できないが、一番強い競馬をしてきた馬を素直に信用したい。２番人気ならムフフ…といったところ。
〇アダムスピークは前走の敗因をどこにとるかで変わってくると思う。個人的には前走は出来が悪かったんじゃないかなと。勝負所での反応が悪くてジリジリしていたので、道悪の不安も払しょくできてはいないんだけど、休み明けで坂路の追い切りも平凡だった。ペースもスローでラジニケで勝ったような展開にならなかったのもあったかもしれない。それでも、今回の追い切りは目立ったし、明らかに上昇気流に乗せている。内枠だけが気がかりではあるが、どこかで上手く外に持ち出して、悪くとも中団やや前で運べれば、持続力と勝負所の脚は世代トップクラス。グランデッツァを再度破ることも十分可能だろう。
△ゴールドシップは基本的にはばて差しタイプなので、共同通信杯にしてもディープブリランテがＬ３最速で厳しい競馬をしたからＬ１で差せたというところもあるので、余程地力勝負にならない限り勝ちきるのは難しい馬。ラジニケ杯を評価するならアダムスピークを上に取りたいし、この馬場で地力戦になることで安定して上位には食い込んできそうでも、やっぱり頭からとなるとためらってしまう１頭。
×からディープブリランテはこの道悪が恨めしい。平均的な競馬をしてきていない馬で、ペースが上がって良いかどうかは分からないが、今までのディープ産駒の傾向からもタフな馬場での平均ペースは苦手としているので、今回はやや苦しい競馬になる予感。ここは逃げ馬が多数いて、それなりにペースが上がりそうでこの馬の持ち味である反応力と瞬発力が相殺される可能性は高い。地力は評価しているので、３着は…。
ワールドエースはスピードに乗って何ぼの馬なので、前走を見る限り中山の2000ｍで道悪が残って平均的な競馬になって良いとは思わない。スタートがどうしても遅い馬で、どこかで緩んでほしいところなのだが、今回はそう簡単に緩むということは考えにくいメンバー構成。加えて小回りで、直線からしか伸びてきていないこの馬とすれば、なかなか展開面で恵まれないと辛いというのが本当のところではないか。きさらぎ賞のパフォーマンスが高いのは事実だが、皐月賞という舞台、それも馬力と持久力が問われる条件では不安の方が大きいだろう。１番人気なら当然切って妙味を狙う。福永の１番人気中山2000ｍGIなんてやっぱり買えないよ。そんな勇気はない。
マイネルロブストは素直にダービーで狙うことにする。スプリングＳを見ても完全にのめっていたし、東スポ杯でものめっていたし、これはもう道悪がダメと諦めるしかないぐらい見た目的に酷かった。これだけ巧者が揃っていては苦しい。
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