08期 予想歴43年
◎オルフェーヴル
11着/1人気
○ウインバリアシオン3着/2人
天皇賞(春)の予想
オルフェーヴルに◎を付けるか否か。それが決まれば予想の80%は終わったようなもの。
◎を付けることにする。
理由は主に2つ。
一つは馬自身の評価。
ああいう形(「バカついた」と表現しましょうか)で、自らの意思でレースに戻った馬というのをこれまで見たことがありません。勝負に対する執念のすさまじさというか、そういう意味では特別な馬といえるでしょう。しかも能力が違いすぎる。
もう一つは、騎手に対する評価。
今年の春天は、他の騎手にとっては数あるG1競走の一つにすぎないのでしょうが。池添騎手にとっては騎手生命を賭けた大一番ということになります。いわば崖っぷちに立たされているわけで、そこで力を発揮できる騎手かどうかということが問題となります。
これまでの彼の騎乗ぶりを見ていると、大丈夫だろうと。今風の表現でいえば、「持っている」、鈍感力があるというか…そういう印象を持っています。
騎手生命を賭けた一戦をファンとして応援したいと思います。
岡田牧雄氏が神戸新聞杯のオルフェーブルの逸走について、次のような見解を述べていた。
「ナムラクレセントがきたときあたりから行きたがる素振りを見せていたのですが、それを抑えようとすることで、池添君が相当しんどくなったと思うんですよ。通常、長距離レースの場合、道中で馬がハミをガッチリかまないように腰を上げて乗るのですが、ちょっと楽をしようとでもしたのか、早めに腰を低くして「き甲」に手を置いたんです。すると、それに馬が反応して行ってしまったように見えました。池添君は慌てて「き甲」から手を離したのですが、もう抑えが利かない状態になっていたんです。しかも、3コーナーでは逆手前で入ってしまったことで、外に逸走してしまった…という感じでしょうか。おそらく、最後の直線では腕がバカになっていて、いつものように追えなかったのではないでしょうか。いずれにしても、ああいったケースで馬を抑える体力というか腕力が池添君には不足していた、と言わねばなりません。彼はもっと筋力をつけるべきでしょう。」
以下、私の考え。
オルフェーブル自身にとって、これまでレースというのは、直線を全力で走って他馬を追い抜いたら勝ち、そういうものだったのでしょう。直線が正面なのか、向う正面なのかの判断は関係ない。たまたま神戸新聞杯では向う正面で他馬を追い抜いて先頭に立った。そこで勝負は終わった。後はいつものようにラチに向かって走って騎手を落とそう、この行動はオルフェーヴルにとってはルーチンワーク(笑)みたいなもので、そいういう意味ではいつもの行動だったわけです。
3コーナーを逆手前で入ったということが逸走の原因と言われていますが、そもそも何故逆手前でコーナーに入ったのか。
おそらく、コーナーに入るつもりがなかったから、ということではないでしょうか。
対抗はウインバリアシオン。ずらっと○が並ぶかと思っていましたが意外と人気がないですね。
前走、ネコパンチの逃げ切りを許したのが嫌われているのか。
むしろ、ルーラーシップをきっちりとらえたという点を評価したいですね。
昨年の有馬記念を見るまでもなく、ルーラーシップは中距離では現役屈指の実力馬ですから。距離3200mなら、その差はさらに広がると思います。
この馬の持続する瞬発力は京都向きだとも思います。
位置取りは、オルフェーヴルとよーいドンという競馬にはしないでしょう。
前に行く馬が数頭いるので、5~6番手か中段か。下りの坂を利用しての早めのスパート。そういう感じでしょうか。
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