08期 予想歴16年
◎トーセンジョーダン
2着/3人気
○ナムラクレセント9着/8人
▲オルフェーヴル11着/1人
△コスモロビン14着/15人
×ギュスターヴクライ
×ウインバリアシオン
オルフェーヴルを本命にはできません。かといって切ることもできないヘタレでございます。
「取消明けの馬か・・・状態はどうなの?」
とか
「昇級馬か・・・このクラスで通用するの?」
というようなものとして捉えることにしました。
話は変わって長距離戦について。
菊花賞馬や天皇賞春を勝った馬の種牡馬としての需要があまりなく早々に種牡馬を引退するケースが多くある。ステイヤーという言葉がもはや古い言葉になってしまった印象で、一部では天皇賞の距離を短くしたらいいのではないかという声もあるくらい。
でも個人的にはそれでもこの距離でやることに意味があると思う。折り合いとかコース取り、仕掛けのタイミングとかどれだけ展開に左右されないで力を発揮できるかなどなど総合的な力を試されるこの舞台は個人的には密かに楽しみです。
◎トーセンジョーダン
ここに出走してきたのはちょっと意外でしたが展開面を想像した時には却って合うんじゃないかなと思いました。緩急がつく展開になれば前走のようにオルフェーヴルが脆さを出すかもしれないということがわかったからずっとスローで瞬発力勝負ということにはならないでしょうから。
オルフェーヴルと同厩舎というのがちょっと胡散臭いけど馬主が違いますし変なことは考えないことにします。
○ナムラクレセント
今年こそという感じ。去年は出遅れてスローを嫌って向こう正面で一気に先頭に立つ競馬で直線も見せ場十分。今年は相手が強いがやることは同じ。前走のように緩急をつけて最後は自分が有利なロングスパート勝負に持ち込むだけ。
去年の秋から不振が続いていますけどようやく前走で馬券になりました。パドックではいつもチャカついてしまっている馬ですがそれが調子のバローメータでもあります。前々走まではそういったうるささが影を潜めていて前走でようやくちょっとうるさくなってきていました。1週前調教では頭の高さと独特の首の使い方をして明らかに前走よりもこの馬らしいうるささが出てきている印象。中距離戦ではスピードが足りないからG1のチャンスはここしかない。ここへ向けて万全のはず。
▲オルフェーヴル
菊花賞や前走で距離OKとみんなが思ってくれれば儲けものと考えることにしましょう。菊花賞はオルフェーヴルを負かすために全体が前へ前へという意識が強くて緩みがなかったので、結果的には力差がはっきり出てしまう展開になってしまったと思う。そりゃ勝ちますよ、みたいな。
前走は逸走があっても2着で強さを再認識、と言いたいところだけど負かしたメンバーはどうだ。
有馬記念は今回はありえないだろう超スローペース。切れ勝負になると斤量の軽かったこの馬にとってはだいぶ楽だったのではないか。他はG1連戦で余力がなかっただろうし。
今回は逸走明けということもあってそういう別も不安もあるわけで断然人気ならば当然本命視はできません。ただ消すこともできません。ヘタレと言われてもいい。
△コスモロビン
スローの競馬ばかりしているので流れに対応できるかの不安はもちろんあるけど引っかかる馬ではないから長距離ならば仕事をする可能性は十分あると思わせます。地味だけど思ってるよりも切れる印象で前走のような馬場は参考外としたい。
△ヒルノダムール
ここはひとつ去年の変な展開を上手く捌いた馬の復活にも期待したいところ。前走は最後の不利がなくても苦しかったけど、秋の海外遠征やちょっと無理して有馬記念を使った影響も出ている感はありますよね。去年の勝ち馬でも注目が他に集まっているのであれば押さえておいて損はないはず。できれば内枠がほしいところ。
単勝 ◎
馬単 ◎⇔○▲
3連複 ◎-○▲△△
×ギュスターヴクライ
これは結構人気になるんですかね。近走長距離で安定していますけどどこまで通用しますかね。前走はいろいろあったレースだけどずっとラチを頼って走っていたので最高に上手く行ったレースだと思っていますので人気なら嫌います。
×ウインバリアシオン
世代ナンバー2ではあるんでしょうけど京都記念のように早目に抜け出されたり、前走の日経賞のように大逃げを打たれたり、そういう動いて行かないといけない展開で何もできていない印象なんですよね。この舞台では間違いなく展開が紛れるから対応しきれないと思う。
前走はルーラーシップを交わせたのは収穫と言えば収穫ですけど凡戦に違いはありませんから。
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08期 予想歴16年
次走狙い:トーセンジョーダン
次走危険:ウインバリアシオン
次走危険:ナムラクレセント
馬場入場曲に以前まで使われていたザ・チャンピオンを使用。数年前に馬場入場曲が変わってから入場曲に高揚感を感じなくなっていたからこれには久々に痺れてしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=sKGAABzNfCc&feature=g-all-u
高揚感がある曲を使わなくなったのは手拍子が起こってしまうからと言われているけどやっぱり今回も手拍子が起こったらしい。ただこの曲がかかった時の拍手歓声がすごかったらしい。
それはさておき
13.0 - 11.6 - 11.3 - 11.7 - 12.4 - 11.9 - 11.9 - 12.7 - 12.7 - 12.7 - 12.1 - 11.9 - 11.4 - 11.7 - 12.3 - 12.5
ゴールデンハインドとビートブラックの激しい先行争いは向こう正面までほとんど緩みなく進んで2周目の坂上で早くもビートブラックが仕掛けて先頭。
あれだけやると後ろは油断するのかな。いや、見えてなかったのかな。どちらにしても後ろはダラしないけど、こういうときって得てして先に動いた方が負けるパターンになってしまうから動くに動けないのもわかりますよね。
レースレベルは4。後ろは確かに情けないとも取れるけど勝ち馬のジョッキーの判断が素晴らしすぎたし、メンバー的には十分揃っていたと思う。
1着 ビートブラック
いままでは賞金加算が必要だったりでお利口さんな競馬をしていたから、今回のようにテン乗りになって思い切ったことをできたのがよかったのだろう。今までに騎乗した経験があったら先行はしたとしてもこんな競馬はできないだろう。
ゴールデンハインドと刻んだラップに13秒台が一度もなく絶妙すぎた。後ろが情けないというのは簡単だけどこのラップは毎年解析をしているわけじゃないわたしにも素晴らしいのは簡単にわかる。
個人的なこととしてマイネルキッツで当たった時に勝ち馬が1枠。京都の長距離は内枠買っておけばいいよなんて言っていたら菊花賞でスリーロールスが勝利。何年か経ってこうして2年連続で1枠の馬に勝たれてしまうといたたまれない。
ビートブラックに関しても長距離戦に出るたびに人気になって負けたり穴を開けたりでいつも「常に馬券には入れておかないといけない馬で厄介だ」的なことを書いていたきがするからこれもまたいたたまれない。
今後は国内G1においては常識的に考えて来年のここ以外はきついだろう。さっそく凱旋門賞に一次登録したが周りが「今回の激走で完全に調子に乗ってるだろ」となっている。でも秋の国内G1ではスピード不足は否めないからこういう雑草血統の馬が海外挑戦というのも夢があっていいと思う。それが必ずしも凱旋門賞である必要はないと思うけどね。マイネルキッツが勝った時は早々にメルボルンC参戦を表明しましたよね。実現しなかったけどまともに国内を使うよりは可能性があるかと。そういう判断ができる馬主ではあると思うけど厩舎は堅そうだなぁ。
2着 トーセンジョーダン
無理せず中団の前で折り合いも全く問題なし。ギュスターヴクライを内に閉じ込めて相手にワンテンポ仕掛けを遅らせるファインプレーも勝ち馬のパフォーマンスでかき消える。
ずっと馬場のいいところを走れた縦長の展開と脚を使わされてしぶとさを生かせる展開になったのは好走の要因で距離自体克服したと考えるのは早計ではあると思う。
この充実ぶりならば宝塚記念は主役。アーネストリーがタップダンスシチーのように早めに動くことは目に見えているからこの馬にも当然そのしぶとさを生かせる展開になる可能性が高い。
3着 ウインバリアシオン
後ろすぎずの追走でよく追い込んできてはいるけど時すでに遅し。動きたいけど動けない展開では仕方ないとは言えるけど動きたいときに動けない馬だからどうしようもないと思う。ただ距離は良かったんでしょう。
昨秋から充実のトーセンジョーダンはともかくとして掲示板に載ったメンバーと一ケタ着順のトウカイトリック、ナムラクレセント、ゴールデンハインドといずれも長距離に実績があった馬ばかりだから差し脚で他を上回ったと考えるよりは距離の適性の分の伸びの違いと考えたい。
次走は常識的には宝塚記念。一気にペースアップする展開が容易に予想できるからこの馬に向くとは考えにくい。他が苦労する長距離がいいのだろう。
4着 ジャガーメイル
5着 ギュスターヴクライ
ウインのところでも書きましたけど距離の適性分と内に潜り込ませてロスなく回ってきた分での浮上で、ジャガーメイルは過去の実績、ギュスターヴクライは近走の充実がそれぞれ距離適性とマッチしたか。
ジャガーメイルは絶対的なスピードを問われると今後も苦しいけど立ち回りで何とかするケースに今後も注意か。ギュスターヴクライは目下の充実を中距離戦で今後どう生かして行くかでしょう。トーセンジョーダンに勝負どころで先に行かれて前が詰まったのも痛かった。
6着 ユニバーサルバンク
切れないので脚を使わされる展開になったのと積極的に動いて行ったことが好走の要因でしょう。内ラチピッタリの追走もよかったか。
7着 ゴールデンハインド
ビートブラックと立場が逆になっていたらこちらが勝っていたかもしれませんね。実は2番手でも競馬をして勝ったこともある馬ですから。間違いなく勝ち馬のアシストにはなっているし見せ場としては十分ありました。健闘です。
8着 トウカイトリック
同一G1を7年連続出走という新(珍)記録達成おめでとうございます。毎年無事に調整ができているという馬の丈夫さと精神力の賜物。頭が下がります。
レースとしては内ラチピッタリに回ってきただけですけどね。
9着 ナムラクレセント
去年の状態だったらこの馬も勝ち負けだったのでしょう。展開的にハマれる位置にはいたとは思うんですが、これで負けたのならば仕方ないというところでしょうか。この馬にとってG1でチャンスを得るのはこのレースだけですから・・・ここでこの展開でダメならもう・・・
他
11着 オルフェーヴル
前走のようなことがあってもこんなに断然人気とは正直驚いたのですけど今までの実績を考えればそんなもんかなぁと言い聞かせていたんですが。
前走のようなことがあって調教再審査などがあって余裕がなかったか。今回は黒いメンコをつけていて陣営が精神的に馬を追い詰めたか。
今の若者は褒められて伸びる人が多い。怒られて伸びるタイプという人は少ない。これもゆとり世代の弊害か。ペルーサは一旦出遅れるようになってから今ではあのようなことになっていて・・・それに似た空気を漂わせてきた。
今後いろいろ克服して蘇ればそれはそれで競馬界全体を盛り上げてくれるか。いずれにしろ海外白紙は納得というか当然。今後は相手関係より自分との戦い。
他の後ろにいた馬たちはほとんど回ってきただけで評価しづらい。上で書いたように距離適性のある馬たちの競馬になってしまったと思われるので。
大穴で期待したコスモロビンはラチを頼ってロスのない競馬ができたけどいいところなし。もっと緩い流れじゃないとダメなんでしょうね。
tipmonaとは?