天皇賞(春)2012予想
スペシャリストのためのレース

のび犬
10期 予想歴9年

◎オルフェーヴル
  11着/1人気

○ゴールデンハインド7着/10人
▲ジャガーメイル4着/9人
△ヒルノダムール11着/5人
×ナムラクレセント
×トーセンジョーダン


◎オルフェーヴル
◯ゴールデンハインド
▲ジャガーメイル
△ヒルノダムール
×ビートブラック
×ギュスターヴクライ
×ウインバリアシオン

予想を少し変更しました。

本命はオルフェーヴル。
今回はコース通りに走ってくれると信じます。

対抗にゴールデンハインドを。
今年の3000m超えの長距離レースを振り返ってみると、阪神大賞典以外の2レースはどちらも人気薄の逃げ残りでした。阪神大賞典も道中でまくって先頭に立ったナムラクレセントが3着に残りました。
本格派のステイヤーがいなくなった今、出走馬には距離と折り合いへの不安が常につきまとい、人気を背負えば背負うほど積極的な競馬ができなくなるのでしょう。
加えて今年の天皇賞(春)は大本命馬オルフェーヴルが折り合いとコーナリングに大きな課題を抱えているため、よりレースが後ろがかりになり、逃げ馬に楽な展開を作ってしまう可能性が高いと思います。

で、ゴールデンハインドですが、万葉Sで後の日経賞勝ち馬ネコパンチに絡まれながらも、それを振りきっての逃げ切り勝ち。

万葉S
http://www.youtube.com/watch?v=HxJBoCTgAhQ

逃げ馬候補にはケイアイドウソジンもいるわけですが、京都の長距離レースを逃げ切っているゴールデンハインドの方により魅力を感じます。「万葉S好走→大阪ハンブルクC負け」はメイショウドンタクのパターンでもあります。母父ミスプロ系もメイショウドンタクなど好走馬が多数出ています。
能力や高速馬場への対応力なんかは度外視。大逃げするならそんなものは関係ありません。ポイントは「逃げられるか」と「後続にほっといてもらえるか」だけ。

単穴はジャガーメイル。
昨日も書いた通り、春天勝ち馬には注目。
特にジャガーメイルでは京都では大崩れがありません。去年もJCで3着に来ていますので、まだまだ衰えてはいないはず。得意の京都なら巻き返しがあっても驚けません。

押さえにヒルノダムール。
去年の勝ち馬ですから当然注目すべきなのですが、今年は枠が外目。
去年は内枠でじっとして乱ペースを凌いでの勝利でしたので、外を回されると去年ほどのパフォーマンスが発揮できない可能性も。

押さえの押さえは3頭。

ビートブラックは菊花賞で3着に来た実力馬。前走は負け過ぎな感もありますが、道悪ということで目をつむります。最内からロス無く競馬ができれば。

ギュスターヴクライは昨日も書いたように斤量克服が鍵。

ウインバリアシオンはオルフェーヴルと走ると必ずオルフェーヴルの後ろにくっついてきます。オルフェーヴルが前を潰した後を追い込んでくるイメージが強いですね。
今回はオルフェーヴルが大事に乗ると思うので、自分から動いていってどこまでやれるか。菊花賞のような最後方から直線一気では届かないと思います。


買い目

馬連18-5、6、15(3点)
三連複18軸-1、5、6、8、11、15(15点)

ヒモ荒れに期待します。

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「現代競馬において、ステイヤーなど存在しない。相対的に長距離をこなせる馬が浮上してくるだけ」と、以前誰かが言っていたのを聞きました。
実際そうだと思います。血統が変わり、調教が変わり、日本の競馬はレベルアップと共に変化してきました。この天皇賞(春)の役割も変化し「王者決定戦」から「ステイヤーのためのレース」になってきたようです。なかなかメンバーが集まらなかったり、波乱が多くなったのはそのためでしょう。

重要なのは長距離適性。そうなると「実際にこのレースを勝った実績」は最重要だと考えます。実際、過去20年のデータを見ると天皇賞(春)を勝った馬が再び天皇賞(春)に出走してくると高確率で馬券に絡んでいます。前哨戦でいまいちだったメイショウサムソンやテイエムオペラオーも巻き返しています。
阪神大賞典では逸走したオルフェーヴルにちぎられるという不甲斐ない内容だったとはいえ、去年の勝ち馬ヒルノダムール、一昨年の勝ち馬ジャガーメイルには注目です。

ダイヤモンドS、阪神大賞典を続けて好走し長距離適性を示したギュスターヴクライにも期待しています。前走から斤量が3㎏増えるのは大いに不安なのですが、今年は前哨戦で好結果だった有力馬が少ないので逸走があったとはいえオルフェーヴルに実際に勝っているこの馬は評価したいです。

で、本命のオルフェーヴルなんですが、こればっかりは走ってみないとわかりませんよね……
ただ、逸走した馬は過去にもいましたが、連続して逸走した馬というのは記憶にありませんし、前走は「事故」と考えることにしました。
まっすぐ走れば強いのは間違いないので、ここは素直に本命にしておきます。


阪神大賞典では本命にしたナムラクレセントは消し。
長距離、京都、道悪という三拍子が揃っていないと、能力的に見劣ります。他の馬が苦にする条件で相対的に浮上してくる馬だと思っていますので、高速馬場では買えないですね。

トーセンジョーダンは競馬予想TVで水上さんが「カンパニーと似た配合」だといって天皇賞(秋)で本命にして、見事に的中。となると、長距離適性はかなり疑問です。個人的にも2000mの高速決着で強い競馬をした馬が、長距離でも強いというのは考えづらいので消します。
とか言ってたら、水上さん本命トーセンジョーダンだし……
別に春天にスタミナ血統はいらないんだそうです。でも、個人的には長い距離を前で押し切るような馬ではないと思うんで、消しは変わらず。


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