ア共和国杯2008予想
アルゼンチン共和国杯 大系統ターントゥ系を狙い撃つ!!

軍神マルス
08期 予想歴10年

◎エアジパング
  15着/11人気

○アルナスライン3着/1人
▲スクリーンヒーロー1着/3人
×マキハタサイボーグ
×トウカイトリック


★傾向分析★
2500m(12.5F)のため、テン3.5F-中盤6F(前半3F-後半3F)-上がり3Fで分けています。

2004年 タイム 2'33"8 (良) 1FAve=12.30 3FAve=36.91
テン43.5(3F換算37.2)-中盤76.0(前半39.4-後半36.6)-上がり34.3 『加速・中弛み』
1着レニングラード・・・トニービン×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 11-10
2着テンジンムサシ・・・タヤスツヨシ×ヨシノスキー=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 13-13
3着スーパージーン・・・サッカーボーイ×パーシャンボーイ=ファイントップ×ボールドルーラー 2-2

2005年 タイム 2'32"4 (良) 1FAve=12.19 3FAve=36.58
テン43.1(3F換算36.9)-中盤73.9(前半37.3-後半36.6)-上がり35.4 『加速・一貫』
1着サクラセンチュリー・・・サクラローレル×ノーザンテースト=レッドゴッド×ノーザンテースト 10-10
2着マーブルチーフ・・・チーフベアハート×ミシシッピアン=ダンチヒ×ハイペリオン 4-3
3着コイントス・・・サンデーサイレンス×Egg Toss=サンデーサイレンス×フェアウエイ 7-7

2006年 タイム 2'31"0 (良) 1FAve=12.08 3FAve=36.24
テン40.6(3F換算34.80)-中盤74.7(前半36.8-後半37.9)-上がり35.7 『前傾・中弛み』
1着トウショウナイト・・・ティンバーカントリー×Java Gold=ミスプロ×リボー 5-3
2着アイポッパー・・・サッカーボーイ×サンデーサイレンス=ファイントップ×サンデーサイレンス 9-10
3着ドラゴンキャプテン・・・アンバーシャダイ×リアルシャダイ=ノーザンテースト×ロベルト 9-9

2007年 タイム 2'30"9 (良) 1FAve=12.07 3FAve=36.22
テン41.4(3F換算35.49)-中盤74.3(前半36.8-後半37.5)-上がり35.2 『中弛み』
1着アドマイヤジュピタ・・・フレンチデピュティ×リアルシャダイ=ヴァイスリージェント×ロベルト 2-2
2着トウカイトリック・・・エルコンドルパサー×Silver Hawk=ミスプロ×ロベルト 5-6
3着リキアイサイレンス・・・サンデーサイレンス×Reference Point=サンデーサイレンス×ネヴァーベンド 11-8

流れは『中弛み』になりやすく、『前傾』『加速』がオプション的な扱い。
展開は、逃げ馬がほぼ壊滅的で、差しは比較的決まる感じは結果として出ています。

血統はステイヤー型のスタミナ型の血統が好走している感じです。トニービン、サッカーボーイ、ノーザンテースト系(アンバーシャダイ、メジロライアン)など持続型のスタミナ血統が向いていると考えます。
近年はサンデーサイレンス系やロベルト系など大系統ターントゥ系の好走も増えてきていて、時計も2'30秒台が多くなってきたことと関連がありそうです。

ステイヤー血統の特性か、休み明けの馬は人気でも負けることが多く、叩き3~4戦目のタイプが調子をあげて好走しているようです。

ハンデ戦ということもありハンデの軽い馬の激走も多く、前走条件戦使用馬でもあなどれません。

アルゼンチン共和国杯は他の重賞とつながる感じが薄く(好走馬が他の重賞で連対するのが珍しい)、特にステイヤーズSとはつながりにくい傾向(=ステイヤーズSはスタミナとコーナーリング適性)を活かしたいと思います。

★予想★
◎エアジパング・・・エルコンドルパサー×Halo=ミスプロ×ヘイロー
前走札幌日経オープン3着。エルコンドルパサー産駒で、キングマンボ系は成長力に富んでいて勢いがある時に逆らってはいけない血統。時計の速い流れにも強く、高速馬場で時計が速くなりつつある傾向から適性は合うと考える。ハンデも軽く好走に期待する。

○アルナスライン・・・アドマイヤベガ×El Gran Senor=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー
前走京都大賞典6着(0.2秒差)。アドマイヤベガ産駒で、アドマイヤベガ産駒は前走僅差の内容ならば連続好走しやすい特性があり、同コース・同斤量で春に目黒記念2着の実績から叩き2戦目に期待して評価する。

▲スクリーンヒーロー・・・グラスワンダー×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス
前走オクトーバーS2着。グラスワンダー産駒は、ストレスに弱く嫌なことがあるとなげだしてしまう性質があり連続好走しにくいタイプなのだが、母父サンデーサイレンスの影響か本馬は好走を続けている。距離が延びてから成績も安定していることから、本質はステイヤーと考えステイヤーは叩き良化型が多く叩き4戦目となるここは走りどころと考えて評価する。

△ジャガーメイル・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス
前走オクトーバーS1着。東京2400mで3戦3勝。ジャングルポケット産駒は母父の性格を活かしやすいため母父サンデーサイレンスの重賞初挑戦の鮮度の高さは注意が必要と考える。ジャングルポケットは菊花賞馬もだしたことだし、新しいタイプのステイヤー(=速い上がりを使う最近の菊花賞のトレンド)かもと考えて評価する。


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ア共和国杯2008回顧
アルゼンチン共和国杯 母父サンデーサイレンスの特性。

軍神マルス
08期 予想歴10年

次走狙い:スクリーンヒーロー
次走狙い:ジャガーメイル
次走危険:アルナスライン


タイム 2'30"8 (良)
1FAve=12.06 3FAve=36.19

ラップ
7.3-①11.3-②11.4-③11.9-④12.2-⑤12.0-⑥12.1-⑦12.3-⑧12.2-⑨12.0-⑩11.6-⑪12.3-⑫12.2
1FAveとの誤差
①-0.8 ②-0.7 ③-0.2 ④+0.1 ⑤-0.1 ⑥±0 ⑦+0.2 ⑧+0.1 ⑨-0.1 ⑩-0.5 ⑪+0.2 ⑫+0.1
テン41.9(3F換算35.91)-中盤72.8(前半36.3-後半36.5)-上がり36.1 『一貫』

『一貫』・・・逃げ△ 先行○ 差し◎ 追込△

1着スクリーンヒーロー・・・グラスワンダー×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 5-5
2着ジャガーメイル・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 7-8
3着アルナスライン・・・アドマイヤベガ×El Gran Senor=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー

今年はテン-中盤-上がりのラップはほとんど差がなく、『一貫』した流れ。先行・差しが有利な展開と考える。

スクリーンヒーローは、前走オクトーバーS2着からの好走。グラスワンダー産駒は流れの緩まないワンペースの展開に強く時計勝負は苦にしない特性があり、今回は『一貫』した流れがその特性に嵌ったように思える。また本来グラスワンダー産駒は、ストレスに弱く連続好走しにくいタイプが多いのだが、本馬は母父サンデーサイレンス。母父サンデーサイレンスは父サンデーサイレンスが得意とした重賞初挑戦のように鮮度が高い条件での好走が多く、重賞経験が少ないことが今回活きたものと思われる。次走はJCや有馬記念出走ならば生涯鮮度は高く(=GⅠ初挑戦なので)、今回よりもペースが緩みやすい傾向から好走可能と考える。

ジャガーメイルは、前走オクトーバーS1着からの好走。ジャングルポケット産駒で、ジャングルポケットは今年の菊花賞を勝ったオウケンブルースリの父なので菊花賞血統。東京芝2500mを好走するには、京都芝3000m~3200mに匹敵するスタミナが必要なのでは?と考える(=菊花賞血統や春天血統がよく好走しているため)。その上で近年時計が速くなり(=2'30秒台)、00年前後ではバリバリのステイヤー血統が好走していたが(=2'32秒以降のタイム)、それらの血統では上がりが足りなくなってしまい、今は傾向が変わり長距離でも速い上がりを繰り出す父サンデーサイレンス系か母父サンデーサイレンスへと傾向が変化したと考える。
本馬も母父サンデーサイレンスで適性は向いていたこと、またスクリーンヒーロー同様に母父サンデーサイレンスの特性の重賞鮮度が高かったこと(=重賞初挑戦)が好走要因と考える。鮮度が高く勢い持続中なら連続好走するのがジャングルポケット産駒に多いので、次走も要注意と考える(=母父の特性も活かしやすいようにも思うので)。

アルナスラインは、前走京都大賞典4着(0.2秒差)からの3着。アドマイヤベガ産駒は、脇役の立場で好走し主役で不発が多い面白い特性あり(=人気で疑い中穴で狙うのが基本形)。またアドマイヤベガ産駒が好走するときは同じ重賞での好走が多く、コースや展開がポイントと思われる。本馬は同距離・同コースの春の目黒記念で2着好走があり、斤量も同じだったことから好走可能と考え評価し、結果3着好走(=ただし前述の特性から、3着と思われる)。昨年は鮮度と勢いがあり好走していたが、今年に入り夏以降その鮮度が薄れてきたことが現在いま一つな成績につながっているのでは?と考える。リフレッシュか、別路線(中・長距離→マイル)へむかうなら面白いのではないかと考える。とりあえず現路線を行くなら危険では?と考える。

今回残念だったのは、直線で不利があったエアジパング。母父Haloで1・2着馬同様鮮度と勢いがあった馬。父エルコンドルパサーで菊花賞血統で、時計勝負にも強いキングマンボ系(=キングマンボ系はレコード決着などの高速時計に強い)。適性は高かったと思うのとパトロールフィルムをみても勢いがあっただけに本当に残念でした。次走に期待。


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