10期 予想歴15年
◎マイネルロブスト
14着/14人気
○ハナズゴール7着/6人
△レオアクティブ8着/9人
東京に雨雲が近づいている…もってくれ…というかロブストは雨男なのか…?
◎マイネルロブストは道悪のレースを除けば普通に世代最強レベルの馬だと思ってるんだけどなあ。特に持ち味は瞬発力。クローバー賞で見せた窮屈なところから抜け出す一瞬の瞬発力は本当に凄い。中山でパフォーマンスがイマイチだなあと思っていたけど、全体を伸ばして走るタイプでピッチ走法だし、小回りが合わない可能性があるんじゃないかと思っている。実際朝日杯はパーフェクトな展開で意外と伸びきれなかった。京成杯でも直線に入ってから伸びているので、コーナーが緩い札幌ですぐに加速できている点からも、東京替わりは歓迎しそう。大体緩急があった方が良いタイプなのは確かで、もともと抑えなければ先行できる馬。ここまで評価が落ちるとは思わなかったし、今の馬場で多少なりとも緩めば勝負になるどころか自信の本命。ただ、雨だけは降らないでほんとに。
〇ハナズゴールはここまでの過程で評価を落とし過ぎだけど、チューリップ賞のパフォーマンスは説明不要だし、2走前に見せた切れ味の持続力、瞬発力は特筆もの。ペースが上がったときの不安は菜の花賞でも見せているんだけど、序盤に無理をさせない方が良いタイプのように感じるので、東京1600mだと少し注文がつくと思う。それでもジェンティルドンナを子ども扱いしている馬なので、牡馬相手でも余裕で通用するはず。軽い馬場で地力強化した今なら。
△レオアクティブはマイネルロブストを買うならセットで抑えておきたい。京王杯では切れ味鋭く伸びてきて、朝日杯では平均ペースで大外回して伸びてきた。高速馬場なら緩んでもペースが上がっても良いタイプだし、ここ2走で持続戦になって持ち味が削がれているところからも、高速馬場向きは確か。普通に時計的には最上位。
カレンブラックヒルはやっぱり瞬発力勝負を経験していないというのは純粋に不安材料。オッズに織り込んであるけど、ここは魅力的な馬が多いので敢えて狙う必要はない。3着に引っ掛ける程度。
切れ味で秀でているマウントシャスタは3着で抑え。序盤の追走に不安があるが、岩田が上手く捌いてくると怖い。
ジャスタウェイもL1で差し込んでくるタイプなので、高速馬場で積極的には買いにくい。ブライトラインは中団ぐらいだと怖いけど、俺の中でもうアンカツは終わったと思っているので買わない。フジキセキのこの条件は怖いんだけど、それ以上に今の老衰アンカツに金を賭けたくない。来たらすいませんで。
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10期 予想歴15年
次走狙い:カレンブラックヒル
次走狙い:クラレント
次走危険:オリービン
直前に短時間ではあるがものすごい豪雨に見舞われて、正直馬場状態を完全に把握するのは難しいのだが、それまでのレースでも時計がある程度かかる馬場状態、更に12Rの準OP湘南Sではハイペースで1:34.9という時計内容を考えても、雨のせいで馬場悪化は間違いなくあったと考えられるし、単純比較の上では湘南Sよりかなり上のラップを刻んでいる。この内容からもこのラップはかなり評価できる。L4で12.6とかなり緩んでいて、前半3Fは35.0とまずまずのペース。スローに感じるのは中だるみがあったことが大きいか。前半で脚を使った馬よりも、中盤で無理なく押し上げて差を縮めてきた差し馬の方が有利に感じる。悪質な落馬事件があり、かなり後味の悪い競馬になってしまったが、ここではなるべく感情を排除してレース回顧に努めたいと思います。
1着カレンブラックヒルはまずまずのスタートからすっと押して楽にハナを取りに行く。先行争いもこれで落ち着き、1馬身ほどのリードを保って、しっかりと折り合って3角へ。3~4角で最内を通し、少し後続を待つような感じで緩め、1馬身ほどのリードで直線。序盤でもまだ余裕をもってじわっと仕掛け、L2で鞭一発打つとしっかり反応し、食い下がるレオンビスティーを置き去りにする。L1でも脚色を衰えさせることなく、差し馬に差を詰められることなくリードを保っての圧勝となった。マイルGIで3馬身半の圧勝なんてあまり見ない。ラップ的な判定をすると、突き放せた理由はL2のトップスピードとL1で落ち込まなかったこと。これが凄い。正味2Fで突き放しているんだよね。差し馬が軒並み上がり34秒台を使えているんだけど、これは緩いところの12.6-11.6で押し上げてきているからL3がカレンブラックヒルより速いってだけで、重要なL2-1ではアルフレードが詰めさせる余地を残さない完ぺきな競馬をしているので、これは圧勝だと言っていいと思います。前後半の速いレースで要所で脚を使って逃げ切っているというのは評価しないといけない。L1で12秒以上に落として後続に詰められていたらそこまででもないけど、今週の馬場状態+直前の雨を考慮に入れて、このラップを刻んでくるってのは凄いなと素直に思いますね。しかもNZTで時計的に裏付けがあった上で、こういった緩急をつけて2Fで差を広げちゃうってのは一介のマイラーではない勝ち方だと思います。ダービーは流石に無謀に映るけど、それでもこの馬ならと思わせるだけのパフォーマンスではありますね。でも、正直ダービーより安田記念に使ってほしいかも。今の古馬マイル路線ならどれも一長一短で通用しそうな雰囲気があるんですけどね。
2着アルフレードは五分のスタートから積極的に押して好位の外。3~4角では外目、マイネルロブストのちょうど後ろを追走し、出口で外に持ち出して5番手、3馬身差ほどで直線。序盤で外からジリジリさを詰めてカレンに2馬身差ぐらいまでには詰めてくるが、L2でカレンが仕掛けると逆にジリジリ差を広げられる。最後は激しくなった2番手争いを何とか退けて2歳王者として格好はつけての2着となった。ん~流石ウィリアムズという感じの良い位置につけた。ただまあ勝負どころでワンテンポ早く仕掛けてスピードに乗っていながら、L2で負けているのでキレ味ではカレンブラックヒルに及ばなかったかなというところですね。前半である程度脚は使っていて、中盤の緩みに合わせたのがこの馬としてはあまり良くなかったのかもしれない。枠的にもあの位置だと積極的に行くしかなかったし、与えられた条件下でウィリアムズはしっかり乗れたけど、理想を言うなら内枠で中団、流れに沿った競馬が出来たらもう少し違ったのかなとも思いますね。それでも仕掛けどころでワンテンポ早く勝負に行く辺りは流石。この馬も強い競馬をしていると思います。ただ、勝ち馬とはなかなかの差があると思いますね。この馬がこの世代のレベルを測る上ではちょうどいい物差しになるかも。
3着クラレントは五分のスタートから無理せず中団の外目。3角で既に大外を追走する形、4角の出口付近で仕掛けて中団、6馬身ぐらいで直線。序盤からジリジリと前との差を詰めてくると、最速地点のL2でもジリジリと2番手アルフレードとの差をしっかり詰めてくる。そのままL1でもばてずにジリジリ伸びてきてクビまで詰めたが及ばずの3着に終わった。ややスローの流れで、直線3Fの勝負をしたけど、直線全体でジリジリと伸びてきている感じを受けましたね。カレンブラックヒルとマウントシャスタを除けばL2で一番いい脚を使ていました。ダンス産駒らしい末脚の使い方で、やっぱり侮ってはいけないなあという内容。個人的にはもう少しペースが上がった方がこの馬の良さは出たのかなという気がしますね。トップスピードよりも持続力が武器という感じではあるし、今回は少し緩んでしまった分、終い勝負でキレ味が多少問われたというのもあったかなと思います。でも、正直15番人気は侮られ過ぎかなという感じですね。自分も無印なのでぬかった感たっぷりですが、この馬も道悪は得意ではない感じです。良馬場でスピードに乗って持続力を活かす競馬が良さそうですね。15番人気で3着だが、条件的には決して絶好というわけではなかったと思うし、今後も高速馬場のマイル前後で狙いたい。
4着オリービンはまずまずのスタートから押し気味に追走して中団は付ける。3角で中~外目を追走、ちょうどマウントシャスタの横にぴったりつける。4角でもそのポジションをキープして中団5馬身差ほどで直線。序盤でマウントシャスタ岩田の外で進路を作らせない、自身はジリジリと前との差を詰める。L2でクラレントのキレ味に見劣るもののL1では川田追いで手応え以上に粘り、クラレントと併せて2着争いまで食い込むがハナ差の4着となった。川田の騎乗が光る競馬でしたね。中団で勝ちに行ける位置を意識、勝負どころでマウントシャスタに競馬をさせないように、外を開けない鉄壁のポジショニング。L2最速地点でのキレ味で見劣ったものの、ばてこんできたL1でしっかり追って粘らせる。これで4着ならクラレントにはハナ差でも力負けだと思います。少しキレ味不足ですね。このレベルに入ると勝負所での動き出しで一歩見劣る印象。この辺が解消できる京都の1600mを一度使ってみてほしいですね。早め早めの競馬でなだれ込むのが良さそう。あと、もうちょっと距離を伸ばしてみてもいいかも。ローカルの2000辺りも試してみてもいいかもです。NZTの内容からも、持続力は優秀だし。この条件下では上位、クラレントまでとは差があるかなと思いますね。
5着セイクレットレーヴはやや出負けから後方にすっと下げて競馬。道中も無理に脚を使わず後方のポジションのまま3角へ。3~4角で最内を追走、緩んだところで前との差は縮まって中団グループには取り付いて後方で直線。序盤で進路を確認し、外に持ち出していく。L2ではまだ加速しきっていない感じで、L1で一番いい脚を使って伸びてくると2着争いの一番外に加わってくるが、大勢不利の5着に終わった。まあなんというか、評価の難しい内容ですね。緩んで前目に取り付けたし、ペース的にも平均的に競馬ができて直線で変に減速せずに最短距離を通れたのだから、かなり楽な競馬は出来ている。その分、L1で脚が余っていて最後は良い脚を使えたというところだと思います。ただ直線の進路確保で手間取っていたし、外に持ち出してから追い出しているのでこの辺はワンテンポ仕掛けが遅れたともいえるし、ラップ推移からも大きくL1を落としているわけではないので、脚を溜めたけど、溜めた分を使い切れなかったともいえます。なので評価が難しい。脚を溜めてロスなく乗っての34.2自体はそこまで大きな評価はできないけど、L1で伸びてきているという点からも、難しいですね。少なくともすっと反応できる馬ではないように思えるので、この辺が課題かなという気もします。本当に評価が難しい。
6着ジャスタウェイは出負けしてそのまま後方で競馬。道中も後方、単騎で進めて3角へ。3~4角で外を回して直線。序盤で追われるがここでの反応がなく、L2でようやく少しずつスピードに乗ると、最後は一番外からジリジリと差を詰めてくるが序盤の反応の悪さがそのまま直結しての6着完敗となった。
長くなるので段落分けw正直言って、リーディングジョッキーの騎乗ではないですね。大体前が止まらない競馬って言ってるけど、そういう競馬ならワンテンポ早い仕掛けが要るだろうに。4角緩んだところでも押し上げずに、直線入りで急に仕掛けて反応できる馬でないことはアーリントンCでもわかっていたはず。本当に酷い競馬。馬の特徴的にも、騎手の傾向からもそういった勝負に出る騎乗ができないことは分かったいたし、全く買っていない俺でもこれだけ酷いと思うのだから、買っていた人の気持ちはいかばかりかという感じですね。本当に勝つつもりがあるんだろうか?と言わざるを得ない。何のアイデアも感じない。もちろん半端な位置取りを嫌って後方で自由に動ける位置で競馬をすること自体は否定はしないが、それならそれで、ノリみたいにしっかりと最短距離を通って加速して直線を向くとかそういった工夫があったらいいんだけど、何の考えもなくコーナーの段階で外回してるんだもん。前が残ると思ったなら、直線までに動けよと。レースが終わってから前が残ったじゃあダメダメだろう。個人的な意見だけど、今の福永よりシーザリオやメイショウボーラーでGI勝ちまくってた年の方がはるかに積極的でいい競馬してたよ。今は回ってくるだけで馬の力が良ければ上位には来るって感じ。この調子が続くなら、仮にワールドエースでダービーとっても素直に祝福できないよ。しっかり努力してほしい。こんな人間じゃなかったはず。残念極まりないわ。
馬に関してはアーリントンCのレースを東京でやったらこうなるという感じですね。勝負どころですっと反応できる馬ではないし、持ち味はL1の落ち込みで伸びてくるところなので、仕掛けが遅くなればこうなります。この馬は東京だともう少しいい位置につけないと苦しいと思いますね。阪神外や新潟のようにL1が落ち込む末脚を出し切る競馬が望ましいと思います。
10着ブライトラインは出遅れて後方で競馬。終始後方で3角。3~4角で内目から中目を追走し後方で直線。序盤はジャスタウェイより脚色良く、しっかり反応していたが、L2-1での伸びが足りずに完敗の10着。出遅れたから仕方ないけど、これも酷い競馬。まあ、それを差し引いても直線でちょっと伸びきれなかったかなと。特にL2-1と加速してからがイマイチだった。マイルが長いとは思わないんだけど、こういった緩いペースでのキレ味勝負では良さが出ないのかなという印象。パンパンの良馬場で平均ペースの競馬を一度やってみてほしいな、血統的にも。高速京都なんかは合いそうな気がするんだけど。アンカツはそろそろ引退の時期を考えた方が良いような気がする。本当に最近は騎乗に冴えがない。ここ一番での集中力が消え失せているような気がする。良いころの流石アンカツというような測ったような位置にいることがほとんどなくなってて、序盤で掛かったりしていることが多い。本当に気がかり。齢だから仕方ないんだろうけど、武と言いアンカツと言い全盛期の凄さを知っている人間からすれば悲しい限り。
失格マウントシャスタは五分のスタートから中団、馬群の中で進める。3~4角中目追走、緩んだところでも手を動かして追走してアルフレードの後方、好位の6~7番手で直線。序盤で追われるとしっかり反応し、先に抜け出していたアルフレードの脚色に負けずにしっかり伸びている。問題のL2で内に切り込んでしまい、シゲルスダチを落馬させ、そのまま岩田は追うことなく流しての6位入線。岩田の悪質騎乗のアレコレに関しては別枠で書いてあるので、ここでは省略します。レースの流れとしては、中団で運んだことは良かったと思うし、緩んだところで合わせずに押し上げたのも良かった。その流れで直線アルフレードの後ろにつけることができたし、押し上げていた分、反応で負けることもなかった。L2で伸び掛かった時に、岩田がやらかしたので残念だが、見ている感覚ならあそこから伸びてきそうな感じはあったし、あそこでシゲルスダチがいなければ、インに切り込んで伸びてきたかもしれない。が、タラレバの域は超えないし、岩田の騎乗は許されるものではない。馬としては、2着はあったかなという競馬だっただけに残念だろう。何にしてもまともに乗ってさえいればというのが付きまとう。しっかり追っていればアルフレードは差していたんじゃないかなと個人的には思っているだけに、残念。追い切りでも右手前に換えてから伸びていたように、なんとなく左にヨレやすい傾向はあるのかもしれないが、いずれにせよ今回は騎手の致命的なミス。鞍上を替えてやり直すしかないだろう。
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