関屋記念2012予想
エアラフォンが去年2着の雪辱を果たすか?

予想屋マスター
12期 予想歴23年

◎トライアンフマーチ


今週のメインレースは、
第47回関屋記念(2012年)である。

第47回関屋記念(2012年)は、
今年からサマーマイルシリーズ第2戦となり、
例年以上に注目される一戦となる。

そこで競馬理論は、
第47回関屋記念(2012年)に出走する
有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

サマーマイルシリーズ第1戦の中京記念組からは、
3着のトライアンフマーチ(池添)、4着のミッキードリーム(和田)、
5着のゴールスキー(石橋脩)、6着のエアラファン(岩田康)、
8着のドリームカトラス(田中勝)、9着のオセアニアボス、
13着のチャームポット、14着のエーシンリターンズ(北村宏)
及び16着のレッツゴーキリシマ(柴田善)が
第47回関屋記念(2012年)に出走する。

トライアンフマーチの中京記念の3着は、
外が伸びる馬場で
スムーズに外を走れる展開に恵まれたと見ることもできるが、
8ヶ月ぶりの競馬で
58キロの斤量を背負っていたことを考慮すると、
立派な走りであったと言える。

またトライアンフマーチは、
去年の秋のパラダイスステークスにおいて、
後の安田記念3着馬コスモセンサーを差し切っており、
単純なメンバー比較でも上である。

よって第47回関屋記念(2012年)においては、
叩き2走目で上昇が見込めるトライアンフマーチに、
人気ではあっても本命級の高い評価を与えるべきと
競馬理論では判断している。

一方、ミッキードリーム、ゴールスキー、エアラファン、
ドリームカトラス及びオセアニアボスは、
中京記念において小差で走っており、
内目が荒れていた馬場状態をも考慮すると、
トライアンフマーチと着順ほど大きな能力差はない。

よって第47回関屋記念(2012年)においては、
これらの馬の着順が大きく入れ替わる可能性は高いので、
展開や馬場状態に応じて評価を下すべきである。

特に、去年の秋の毎日王冠の内容が強いミッキードリーム、
マイルチャンピオンシップでも3着の実績があるゴールスキー、
去年の関屋記念(2011年)で2着に好走したように
新潟コースが得意のエアラフォン、
能力の割に人気にならないオセアニアボスには、
注目して当然と競馬理論では判断している。

チャームポット、エーシンリターンズ及びレッツゴーキリシマは
中京記念の見所のないレース内容を見る限り、
第47回関屋記念(2012年)で
好走する可能性は低い。

ただし、エーシンリターンズの中京記念の敗戦は、
荒れた馬場を苦にした可能性もあるので、
スローの前残りの展開でスムーズに先行できるようであれば、
一変も可能と競馬理論では判断している。

一方、中京記念組が人気になるのであれば、
ドナウブルー(内田宏)にも互角以上の評価が必要である。

ドナウブルーは、
牡馬相手のG1の安田記念でこそ10着に敗れたが、
京都牝馬ステークスにおいては、
ショウリュウムーンを破っている。

そのショウリュウムーンが、
中京記念で2着に好走していることから、
ドナウブルーは中京記念組より上という見方もできる。

よって第47回関屋記念(2012年)においては、
牡馬相手となるドナウブルーにも
高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。

さて、ドナウブルーが2着に好走したヴィクトリアマイル組からは、
6着のマイネイザベル(松岡)も出走する。

マイネイザベルのヴィクトリアマイルの6着は、
イン有利の馬場でインを追走する展開に恵まれたものではあるが、
直線で行き場を失って脚を余してのものであり、
レース内容としては、
ドナウブルーと大差ない。

またマイネルイザベルは、
新潟2歳ステークス勝ちやローズステークス2着など、
スローの瞬発力勝負は得意である。

よって第47回関屋記念(2012年)においては、
マイネイザベルにドナウブルーと互角
又はそれ以上の評価を与えるべきと、
競馬理論では判断している。

NST賞組からは、2着のスピリタス、4着のシルクアーネスト
及び5着のアスカトップレディ(大庭)が
第47回関屋記念(2012年)に出走する。

NST賞は、スマートシルエットが
2番手から押し切る超スローペースかつ、
先行馬有利の展開となった。
スピリタス、シルクアーネスト及び
アスカトップレディは、
脚を余しての敗戦であったことを考えれば、
勝ったスマートシルエットと能力差はない。

よって第47回関屋記念(2012年)においては、
スピリタス、シルクアーネスト及びアスカトップレディにも
それなりの評価を与えるべきである。

特に、NST賞の内容を見る限り、
3番手から2着に粘り込んだスピリタスよりも、
33秒0の脚で追い込んだシルクアーネスト
及びアスカトップレディに要注目であると、
競馬理論では判断している。

別路線組からは、スマイルジャック(田辺)、
メイショウカンパク(蛯名)及びレインボーペガサス(安藤勝)が
第47回関屋記念(2012年)に出走する。

スマイルジャックは、
安田記念での2年連続3着など数多くの重賞での好走歴があり、
実績的には断然である。

またスマイルジャックは、
3年前に第47回関屋記念(2012年)勝ちを収めており、
新潟コースは得意な舞台である。

だがスマイルジャックは、
今年に入っての成績が全く冴えず、
一時期ほどの強さはない。
従って一線級不在の第47回関屋記念(2012年)においても、
押さえ程度の評価を与えれば十分と
競馬理論では判断している。

一方、メイショウカンパクは、
去年の秋の福島記念2着や新潟大賞典3着の実績があり、
新潟コースならば確実に追い込む。

ただしメイショウカンパクにとっては、
1600mの距離は若干短すぎる上に、
追い込み一手の脚質なので、
追い込みが届きにくい今の新潟コースは
不利に働く可能性が否めない。

よって第47回関屋記念(2012年)においては、
メイショウカンパクにも押さえ程度の評価が妥当と
競馬理論では判断している。

一方でレインボーペガサスは・・・

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関屋記念2012回顧
ドナウブルーが1番人気に応えて快勝

予想屋マスター
12期 予想歴23年

次走狙い:スピリタス


第47回関屋記念では、
ドナウブルーが1番人気に応えて快勝。
2着にもエーシンリターンズが入り、
牝馬2頭で決着した。

競馬理論は、
先行馬が少ないメンバー構成から、
先行力が生きるドナウブルー(内田博)に
本命級の高い評価を与えていたものの、
瞬発力勝負が得意なマイネイサベル(松岡)に
馬券的な魅力を感じてしまったため、
本命評価にはできなかった。

レースでは、ドナウブルーは、
レッツゴーキリシマを行かせての
2番手から競馬を進めた。

そしてドナウブルーは、
直線に向いて先頭に立つと、
内から迫るエーシンリターンズを僅かに振り切って、
第47回関屋記念を制覇した。

ドナウブルーの第47回関屋記念の勝利は、
1分31秒5の好時計でのものではあるが、
スローになると前が止まらない今の新潟の芝コースで、
2番手を楽に追走する展開に恵まれたものであり、
時計ほどの過大評価は禁物である。

よって今後のマイル重賞戦線においても、
先行馬が有利な展開になれば
ドナウブルーが好走する可能性は高いが、
外が伸びる馬場状態や先行馬が揃って前潰れの展開になった時には、
評価を下げるべきとも
競馬理論では判断している。

一方、第47回関屋記念の2着には、
5番人気のエーシンリターンズ(北村宏)が入った。

競馬理論は、能力的に少し足りないものの、
スローペースのインの3番手の絶好位を走って、
最も展開に恵まれる可能性が高い
エーシンリターンズにも
それ相応の評価を与えていた。

レースでは、エーシンリターンズは、
想定通りインの3番手の
絶好位から競馬を進めた。

そしてエーシンリターンズは、
直線に向いてもじっと仕掛けを我慢し、
残り2ハロンまでは
勝ったドナウブルー以上の手応えだったが、
ドナウブルーにクビ差だけ届かず、
2着止まりであった。

エーシンリターンズの第47回関屋記念の2着は、
スローペースになると前が止まらない上に、
内も伸びる新潟の馬場で最も有利な
インの3番手を追走する展開に恵まれたものであり、
過大評価は禁物である。

よって今後の重賞戦線においても、
エーシンリターンズは、
メイステークスのようにスローでの逃げ、
あるいは第48回関屋記念のように
スローでのインの3番手を走るという展開になれば好走可能だが、
中京記念のように
外が伸びる馬場や前潰れの展開では、
惨敗まであり得ると、競馬理論では判断している。

第47回関屋記念の3着には
8番人気のスピリタス(和田)が差し込んだ。

スピリタスは、
中団の馬込みの中からレースを進め、
直線に向くと、狭い馬群を割って追い込んだが、
前2頭は止まらず、
3着止まりであった。

スピリタスの第47回関屋記念の3着は、
上位2頭には離されはしたものの、
差しが届かない展開で差し込んだものであり、
レース内容としては上位2頭と互角である。

よって今後のマイル重賞戦線において、
外が伸びる馬場や差しが届く展開になれば、
スピリタスがドナウブルー及びエーシンリターンズを
逆転可能と競馬理論では判断している。

さて、競馬理論が
第47回関屋記念で本命に予想した
4番人気マイネイサベルは
4着に敗れてしまった。

競馬理論は、
新潟2歳ステークスの勝利やローズステークスの2着など、
スローの瞬発力勝負ならば
最大限に能力を発揮するマイネイサベルを、
馬券的な魅力も考慮して、
本命に予想した。

レースではマイネイサベルは、
先行集団の馬群の中から競馬を進めた。

そしてマイネイサベルは、
直線に向いて松岡騎手に追い出されたものの、
上位2頭に突き放されてしまい、
4着を確保するのが精一杯であった。

マイネイサベルの第47回関屋記念の4着は、
休み明けで太め残りが影響したものではあるが、
レース内容としては、
力負けを認めざるをえない内容であった。

よって今後の重賞戦線において、
マイネイサベルが体調の上昇で
もう少し走る可能性はあるが、
第47回関屋記念の
上位3頭を逆転して勝利を収めるには
展開などの助けが必要と
競馬理論では判断している。

以上のように、
第47回関屋記念は、
スローになると先行馬が止まらない
今の新潟の芝コースを象徴するようなレースとなった。

よって競馬理論のファンの方は、
今週の新潟の芝コースにおいても
先行馬の粘り込みによる穴に注意して
馬券を購入頂きたい。

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