マイルCS2008予想
マイルCS 重要なのは中距離実績とステップの有利性。

軍神マルス
08期 予想歴10年

◎マルカシェンク
  6着/11人気

○スーパーホーネット2着/1人
▲エイシンドーバー16着/13人
×スマイルジャック
×マイネルレーニア


★傾向分析★
2000年 タイム 1'32"6 (良) 1FAve=11.58 3FAve=34.73
テン34.0-中盤22.9(3F換算34.35)-上がり35.7 『前傾』
1着アグネスデジタル 2着ダイタクリーヴァ 3着メイショウオウドウ

2001年 タイム 1'33"2 (良) 1FAve=11.65 3FAve=34.95
テン34.8-中盤23.4(3F換算35.10)-上がり34.4 『前傾・一貫』
1着ゼンノエルシド 2着エイシンプレストン 3着タイキトレジャー

2002年 タイム 1'32"8 (良) 1FAve=11.60 3FAve=34.80
テン34.2-中盤23.6(3F換算35.40)-上がり35.0 『前傾・中弛み』
1着トウカイポイント・・・トウカイテイオー×リアルシャダイ=マイバブー×ロベルト 9-7
2着エイシンプレストン・・・Green Dancer×Monteverdi=ニジンスキー×リファール 13-11
3着リキアイタイカン・・・アフリート×Nijinsky=ミスプロ×ニジンスキー 13-13

2003年 タイム 1'33"3 (良) 1FAve=11.66 3FAve=34.99
テン34.4-中盤23.2(3F換算34.8)-上がり35.7 『前傾』
1着デュランダル・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 16-15
2着ファインモーション・・・Danehill×Troy=ダンチヒ×フェアウエイ 9-7
3着ギャラントアロー・・・リンドシェーバー×ロングリート=レイズアネイティヴ×ノーザンダンサー 1-1

2004年 タイム 1'33"0 (良) 1FAve=11.63 3FAve=34.88
テン34.9-中盤23.5(3F換算35.25)-上がり34.6 『一貫』
1着デュランダル・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 13-13
2着ダンスインザムード・・・サンデーサイレンス×Nijinsky=サンデーサイレンス×ニジンスキー 7-9
3着テレグノシス・・・トニービン×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 15-15

2005年 タイム 1'32"1 (良) 1FAve=11.51 3FAve=34.54
テン34.2-中盤22.9(3F換算34.35)-上がり35.0 『前傾・一貫』
1着ハットトリック・・・サンデーサイレンス×Lost Code=サンデーサイレンス×リボー 12-12
2着ダイワメジャー・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 2-2
3着ラインクラフト・・・エンドスウィープ×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 9-8

2006年 タイム 1'32"7 (良) 1FAve=11.59 3FAve=34.76
テン34.0-中盤23.5(3F換算35.25)-上がり35.2 『前傾・中弛み』
1着ダイワメジャー・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 2-2
2着ダンスインザムード・・・サンデーサイレンス×Nijinsky=サンデーサイレンス×ニジンスキー 10-8
3着シンボリグラン・・・Grand Lodge×Linamix=ダンチヒ×リファール 7-5

2007年 タイム 1'32"7 (良) 1FAve=11.56 3FAve=34.76
テン34.4-中盤23.6(3F換算35.4)-上がり34.7 『一貫・中弛み』
1着ダイワメジャー・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 3-2
2着スーパーホーネット・・・ロドリゴテトリアーノ×エルセニョール=ノーザンダンサー×レイズアネイティヴ 8-7
3着スズカフェニックス・・・サンデーサイレンス×Fairy King=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 14-13

2000年以降の流れをみるとテンが緩い『加速』にはなりにくく、基本は『前傾』で中盤の2Fで『中弛み』か『一貫』のオプションがつく感じ。
『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎
例年速い上がりを使える差し・追込馬が展開上で有利な位置取りにて1頭は好走する傾向。

血統ではサンデーサイレンスが圧倒的に強く、母父がスピード持続型のノーザンダンサー系(ノーザンテースト、ニジンスキーなど)の配合に向いている感じ。
ダンチヒ系、リファール系も相性が良い傾向です。

ステップは天皇賞秋から出走した馬(好走してもしなくても)がよく好走しています。特に好走した馬はここでも連続好走することが多いです。
これはマイルCSが中距離よりの適性が必要ということと考えます。スプリンターズSとはつながりにくく、1800mや2000mの重賞好走馬に向く感じが傾向として出ています。
スワンSからは連対馬は少ないが、3着には好走という感じです。スワンSはスプリンター寄りの結果になりやすいことが原因で、マイルCSと適性が違うためだと思われます。ただしやや重や重といった馬場が悪化するとマイル重賞向きの適性となるので、つながる可能性が十分と考えます。
富士Sもまたつながりにくい傾向で、好走馬よりもちょい負け組の反撃がある感じです。

好走歴のある馬は再度好走する傾向ですが、3年連続は難しく老馬の法則は通用すると思います。

★予想★
◎マルカシェンク・・・サンデーサイレンス×Zafonic=サンデーサイレンス×ミスプロ
前走富士S13着。前々走関屋記念1着。サンデーサイレンス産駒で、マイルCSとは抜群の相性。母父Zafonicで仕上がり早の快速マイラーの要素が強いが、時計勝負の高速決着向きで対応可能と考える。GⅠ出走経験が少ないことがここでは鮮度として活き、サンデーサイレンスはその特性が強いことに期待する。また富士Sは好走馬は適性が合わず負けた馬が好走する傾向と、関屋記念好走でスピード適性が高いことから適性は合うと考える。

○スーパーホーネット・・・ロドリゴデトリアーノ×エルセニョール=ノーザンダンサー×レイズアネイティヴ
前走毎日王冠1着。07年マイルCS2着馬。ロドリゴデトリアーノ産駒でローカルや直線平坦な京都コースが得意な産駒が多く、同じコースで何度も穴をあける傾向あり。コース実績もあり、毎日王冠からのステップは好走馬が多く(=03年2着ファインモーション、05年2着ダイワメジャーなど)人気以上に好走することが多いので、好走に期待する。

▲エイシンドーバー・・・Victory Gallop×Kris S.=ミスプロ×ロベルト
前走富士S4着。Victory Gallop産駒で、淀みなく流れる流れでの一発が期待できるファピアノ系。08年はマイル路線中心に使っているが、全て僅差の内容なのに人気がない馬。それほど人気の馬と実力は違わないと思うので、激走に期待する。

△カンパニー・・・ミラクルアドマイヤ×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト
前走天皇賞秋4着。ミラクルアドマイヤ産駒でトニービン系。トニービン系はマイルCSで末脚届かず3・4着になることが多くその点で不安は残るが、天皇賞秋からのステップも好走が多く(=04年2着ダンスインザムード・3着テレグノシス、05年1着ハットトリック、06年・07年1着ダイワメジャー、06年2着ダンスインザムードなど)、唯一の天皇賞秋からの出走馬なので対戦ストレスは少ないと考える。前走のレコード決着のダメージは心配だが、好走は可能と考えて評価する。


tipmonaとは?

マイルCS2008回顧
マイルCS ステップの重要性とトニービン系との相性。

軍神マルス
08期 予想歴10年

次走狙い:スーパーホーネット
次走狙い:ファイングレイン


タイム 1'32"6 (良)
1FAve=11.58 3FAve=34.73

ラップ
①12.5-②10.6-③11.3-④11.9-⑤11.6-⑥11.4-⑦11.6-⑧11.7
1FAveとの誤差
①+0.9 ②-1.0 ③-0.3 ④+0.3 ⑤±0 ⑥-0.2 ⑦±0 ⑧+0.1
テン34.4-中盤23.5(3F換算35.25)-上がり34.7 『一貫・中弛み』

『一貫』・・・逃げ△ 先行○ 差し◎ 追込△
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着ブルーメンブラット・・・アドマイヤベガ×Topsider=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 12-10
2着スーパーホーネット・・・ロドリゴデトリアーノ×エルセニョール=ノーザンダンサー×レイズアネイティヴ 14-13
3着ファイングレイン・・・フジキセキ×Polish Precedent=サンデーサイレンス×ダンチヒ 8-5
4着カンパニー・・・ミラクルアドマイヤ×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 13-13
5着ローレルゲレイロ・・・キングヘイロー×テンビー=リファール×ニジンスキー 3-3

流れはテン-上がりのラップ差が少なく『一貫』(=やや前傾気味ではあるが)と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップで、全体的にどの位置取りでも有利・不利はないように思える。上位にきた好走馬がほとんど差し馬だったことから、持続した流れの中でさらにキレが問われたものと考える。

ブルーメンブラットは、前走府中牝馬S1着からの好走。前走ではエリザベス女王杯2着好走のカワカミプリンセスを下しての内容をもっと評価すべきでした。牝馬相手から牡馬混合戦で対戦ストレスが少なく、古馬で再浮上するアドマイヤベガ産駒の特性を忘れていました。アドマイヤベガ産駒は一度成績が萎んでも古馬で再浮上する特性があり(=アドマイヤフジ、キストウヘヴンなど)、また産駒は東京コース向きですが京都コースでの好走も多く甘くみてしまったことは反省です。断然人気では不発、脇役の時に主役を喰うのも特性で、4番人気あたりは狙い目でした。

スーパーホーネットは、前走毎日王冠1着からの好走。毎日王冠からのステップは特注で、過去にファインモーションやダイワメジャーなどが人気以上に好走しているのが特徴。また07年2着馬でコース適性はあった馬でもあり、リピーターにも要注意(=デュランダル、ダンスインザムード、ダイワメジャーなど)。ロドリゴデトリアーノ産駒はセニョールグループと呼ばれる穴血統の系統なのだが、その中でも比較的信頼度の高いタイプ。仕掛けを一呼吸遅らせて突っ込んでくるのが似合う後だしジャンケン血統。ローカルコースや直線平坦な京都コースはまさに仕事場。高齢でもしぶとく走るので今後も要注意。

ファイングレインは、前走スワンS5着からの好走。前走スワンSからの勝ち馬は近年いないが好走馬は人気薄で多いのがこのステップの特徴。例年ならそれでもスワンS好走馬が走るのだが、このステップからは本馬が最先着。フジキセキ産駒は集中力型が多く、休み明けのセントウルS9着(0.7秒差)→スプリンターズS10着(0.5秒差)→スワンS5着(0.4秒差)と着差を縮めていることから、徐々に集中していることからの好走と考える。集中力型は相手強化や厳しい流れで強い相手に食い下がる傾向があり、その特性が活きたものと思われる。またサンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系配合はこのレースで好走が多く、配合的にも向いていたものと思われる。

4着カンパニーは天皇賞秋4着からのステップ。天皇賞秋からのステップも好走馬は多く(=04年2着ダンスインザムード・3着テレグノシス、05年1着デュランダル、06年・07年1着ダイワメジャー・06年2着ダンスインザムードなど)、マイルCSが中距離寄りの適性が問われるレースということが本質と思われる。特に天皇賞秋からのステップでは複数いる中では一番人気の高い馬がよく好走していることも重要。またカンパニーの父ミスズシャルダンはトニービン系で、トニービン系はこのレースで3・4着になることが多く東京コースほど突き抜ける可能性は高くない傾向。
東京コースは持続した末脚、京都コースはトップスピードにのる瞬発力からの末脚と問われる適性も違いからこの傾向になるものと思われる。

まとめとしてマイルCSの傾向は、
①中距離適性が問われやすく、東京芝1800m(毎日王冠・府中牝馬S)からのステップは特注。
②天皇賞秋からのステップも要注意。その中でも当日人気の高い馬がよく好走する。
③スワンSは好走馬が人気薄でも好走することがあるが1着はない。ヒモ受けには向く。
④富士Sは好走馬はまず来ない。負けた馬の方が狙えるがつながりにくいステップ。
⑤サンデーサイレンス系×大系統ノーザンダンサー系は特注。比較的ノーザンダンサー系に向く傾向と思われる。
⑥トニービン系は3・4着になりやすい。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >