札幌記念2012予想
トーセンジョーダンの連覇なるか?

予想屋マスター
12期 予想歴23年

◎トーセンジョーダン


今週のメインレースは、
サマー2000シリーズの第48回札幌記念である。

第48回札幌記念は、
G1級の実力馬が揃うスーパーG2であり、
夏場では最も注目されるレースである。

そこで競馬理論は、
第48回札幌記念に出走する
有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

函館記念組からは、2着のイケトップガン(丸田)、
3着のミッキーパンプキン(池添)、
6着のマイネルスターリー(柴田大)、
9着のネオヴァンドーム(三浦)、10着のネヴァブション(丸山)
及び12着のアクシオン(柴山)が
第48回札幌記念に出走する。

イケトップガンの函館記念の2着は、
イン有利の馬場において、
巧みなコーナーワークによる
ロスのない競馬をさせた丸田騎手の好騎乗、
ハイペースの展開、
52キロの斤量などに恵まれたものであり、
レース内容としては着順ほどの価値はない。

またミッキーパンプキンの函館記念の3着は、
ハイペースを先行してのものではあるがが、
イン有利の馬場で
インの3番手を追走する展開に恵まれたものでもある。

よって第48回札幌記念において、
イケトップガン及びミッキーパンプキンに、
函館記念の着順ほどの高い評価は不要と
競馬理論では判断している。

マイネルスターリー、ネオヴァンドーム、
ネヴァブション及びアクシオンは、
函館記念の見所のないレース内容から、
更にメンバーが強化される第48回札幌記念で
好走する可能性は低い。

なお唯一注目する必要があるとすれば、
函館記念では1枠で出遅れてしまったことにより、
イン有利の馬場で終始外を回されたマイネルスターリーが、
好位のインを追走する展開になった時だけである。

天皇賞春組からは、
2着のトーセンジョーダン(岩田康)及び
11着のヒルノダムール(藤田)が
第48回札幌記念に出走する。
トーセンジョーダンの天皇賞春の2着は、
前が極端に止まらない馬場で
ビートブラックの逃げ切りを許しただけであり、
負けて強しの内容であった。

またトーセンジョーダンは、
去年の札幌記念も制しており、
札幌の2000mもまた得意な舞台である。

よって第48回札幌記念においては、
1番人気濃厚のトーセンジョーダンに、
本命級の高い評価を与えて当然と競馬理論では判断している。

一方、ヒルノダムールの天皇賞春の11着は、
3冠馬オルフェーヴルでさえ、
外を回らされるならば惨敗するほどの、
インが極端に有利な馬場で外を回らされたものであり、
度外視可能である。

またヒルノダムールは、
好位のインを追走する展開に恵まれたとはいえども、
去年の天皇賞春を制しており、
実績的には互角以上である。

よって第48回札幌記念においては、
ヒルノダムールに本命級とまではいかないが、
それなりの高い評価を与えるべきと、
競馬理論では判断している。

クイーンステークス組からは、
8着のフミノイマージン(太宰)及び
11着のレジェンドブルーが
第48回札幌記念に出走する。

フミノイマージンのクイーンステークスの8着は、
直線でインを突いたら前が塞がってしまったものであり、
度外視可能である。

なおフミノイマージンは、
牝馬限定ながらも重賞を3勝しているように、
確実によい脚を使う。

よって第48回札幌記念においては、
前潰れの展開の助けさえあれば、
フミノイマージンが牡馬相手でも好走可能と
競馬理論では判断している。

レジェンドブルーは、
クイーンステークスの見所のないレース内容から、
更にメンバーが強化される
第48回札幌記念で好走する可能性は低い。

別路線組では、アリゼオ、
ダークシャドウ(福永)及びハナズゴール(田辺)が
第48回札幌記念で注目される。

アリゼオは、
長期休養明けの巴賞では力を発揮できなかったが、
毎日王冠勝ちの実績があり、
能力的には遜色ない。

よって第48回札幌記念において、
アリゼオが叩き2走目で復調するようであれば
好走も可能だが、
中間の調教を見る限り万全とまでは言い難いので、
押さえ程度の評価が妥当と
競馬理論では判断している。

一方、ダークシャドウは、
去年の天皇賞秋において、
直線での不利を受けてしまったこともあって、
トーセンジョーダンに敗れてしまったものの、
レース内容としてはトーセンジョーダンを上回る。

よって第48回札幌記念においては、
ドバイからの遠征帰りという事情を考慮しても、
体調さえ万全であれば、
ダークシャドウがトーセンジョーダンを差し切る可能性が高いと、
競馬理論では判断している。

さて、ハナズゴールは・・・

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札幌記念2012回顧
フミノイマージンが牡馬相手に大金星

予想屋マスター
12期 予想歴23年

次走狙い:ダークシャドウ


第48回札幌記念では、
6歳牝馬のフミノイマージン(太宰)が
牡馬のG1馬を差し切り、
スーパーG2を制覇した。

競馬理論は、
直線で不利を受けたクイーンステークスを
度外視可能と判断し、
牝馬限定といえども重賞3勝の実績を考慮して、
フミノイマージンにも
それ相応の高い評価を与えていた。

レースでは、
フミノイマージンは後方のラチ沿いを進み、
3コーナーすぎから大外をまくるように上昇して、
中団に取りついた。

そしてフミノイマージンは、
直線に向いてもその勢いのままダークシャドウを捕えて、
第48回札幌記念を制覇した。

フミノイマージンの第48回札幌記念の勝利は、
Cコースへのコース変わりで
インが有利な馬場を外からまくったものであり、
レース内容としての価値も高い。

ただし、フミノイマージンは、終始外を回っていたわけではなく、
向こう正面まではコースロスのない位置で脚を溜めていたことは
頭に入れておくべきである。

よって今後の牝馬重賞戦線においては、
牡馬の一線級を差し切ったフミノイマージンに
高い評価を与えて当然である。

しかしながら、
フミノイマージンは追い込み一手の脚質なので、
外が伸びる馬場や先行馬が揃ったメンバー構成では
能力以上の評価を与えるべきである一方、
インが有利な馬場やスローになりそうなメンバー構成では
評価を下げるべきであると、
競馬理論では判断している。

他方、第48回札幌記念で
単勝1.7倍の断然人気に推されたダークシャドウ(福永祐一)は
2着に敗れてしまった。

競馬理論は、
不利を受けながらも2着を確保した去年の天皇賞秋の強い内容から、
人気であっても逆らえないと判断し、
ダークシャドウを本命に予想した。

レースでは、ダークシャドウは好スタートを切ると、
逃げたアリゼオの2番手を追走し、
直線では早めに先頭に立ったが、
外からフミノイマージンにあっという間に差されてしまい
2着止まりであった。

ダークシャドウの第48回札幌記念の2着は、
イン有利の馬場で
2番手を追走する有利な展開で差されてしまったものであり、
天皇賞秋制覇を狙う意味では残念な内容であった。

ただしダークシャドウは、
ドバイからの遠征帰りであったうえ、
走りもこれまでのレースとは異なる先行策によるものであり、
悲観すべき内容でもない。

よって目標となる天皇賞(秋)においても、
ダークシャドウに高い評価を与えて当然と
競馬理論では判断している。

第48回札幌記念で2番人気に推された
天皇賞馬ヒルノダムール(藤田)は
3着に敗れてしまった。

競馬理論は、
内ラチ沿いを走れば最大限に能力を発揮する
ヒルノダムールが3番枠を引いたこともあり、
ヒルノダムールに対抗評価を与えていた。

レースでは、
ヒルノダムールは中団の馬込みの中からレースを進め、
直線で前がバラけてからはしぶとい脚を使ったものの、
3着止まりであった

ヒルノダムールの第48回札幌記念の3着は、
2番のレジェンドブルーと並んでしまったことにより
ラチ沿いを走れなくなった展開によるものであり、
G1馬の底力を見せたと言える。

よって今後の重賞戦線においても、
ヒルノダムールは、
イン有利の馬場で好位のインを追走できる展開にさえなれば、
G1馬の力を示せると
競馬理論では判断している。

第48回札幌記念では、
3歳牝馬のハナズゴール(田辺)が
4着に追い込んだ。

ハナズゴールの第48回札幌記念の4着は、
イン有利の馬場で大外から追い込んだ強い内容にも見えるが、
外に出したのは直線だけであり、
コーナーワークでロスなく導いた
田辺騎手の好騎乗によるものでもあった。

よって今後の重賞戦線においては、
古馬相手の第48回札幌記念での4着だけで
ハナズゴールを過大評価すべきでないと
競馬理論では判断している。

以上のように、第48回札幌記念は
フミノイマージンがダークシャドウを差し切った。

フミノイマージン、ダークシャドウ及びヒルノダムールは、
能力的にG1でも通用するので
展開などの条件次第では
秋のG1戦線でも要注目である。

競馬理論のファンの方は、
フミノイマージン、ダークシャドウ及び
ヒルノダムールの今後の走りに期待頂きたい。

予想屋マスター(http://www.keibariron.com/)


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