08期 予想歴16年
◎ウオッカ
3着/2人気
○メイショウサムソン6着/3人
×マツリダゴッホ
×ディープスカイ
天皇賞(秋)、有馬記念はともにコースのトリッキーさから「まぎれ」が多く、真の実力を決めるレースではないことは周知の事実だ。2002年に中山で行なわれたJCが2500mではなく2200mで行なわれたことが、何よりもその証拠であろう。
その反面、広い東京のクラシックディスタンスで行なわれるこのレースこそが、天皇賞(春)と並んで古馬の実力ナンバーワンを決めるレースだと思っている。
(ただ1つ「まぎれ」の入り込む要素としては、スタンド前発走
ということだ。まだ幼い3歳馬で争われるダービーとオークスではこの点がレースに大きな不確実性をもたらしている)
かつては外国馬という不確実要因が大きかったが、日本馬のレベルアップとともに、ほぼ日本馬同士の実力の比較でレース検討が進められるようになった。
過去10年で
1番人気の3着内率:90% 3-1-5-1
2番人気の3着内率:60% 2-3-1-4
3番人気の3着内率:30% 2-0-1-7
「過去10年」予想はあまりしたくないのだが、何よりもこのレースの性質を物語っているデータだと思う。
◎ウオッカ
1番人気ウオッカから素直に。
前走は残り1Fで脚が止まったから本質的にはマイラー、という評価は全く的外れと考える。「緩みのない全力かけっこ」ではなく、スローペース症候群に迎合する悪しき風潮だとすら言い切ってしまいたい。あのレースは消耗戦。残り1Fで時計がかかるのは当たり前。
○メイショウサムソン
状態もよいと聞く。前々で粘りこむ競馬にも魅力。
×ディープスカイ
前走、向こう正面でのかかり癖にはガッカリ。四位の大外ぶん回しも興ざめ。思い切って切る。
×オウケンブルースリ
ここでは。着まで。
×マツリダゴッホ
【陣営は“ヤラズ”宣言。消し】
マツリダゴッホ国枝師が一週間前追い切り後に口にした「ジャパンCは95でクリアして、暮れの有馬記念で100にしたい」のコメントは、堂々の「ヤラズ」宣言だ。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2008/11/20/12.html
また、「左回りは大丈夫だろう。負けたらまた左回りを理由にするんだろうけど」というコメントも、「走ればもうけもの」程度の意識の表われ。意気込みが他の陣営とは違いすぎる。ありがたく斬らせていただく。
(11/26)
下にもリンクを貼っておいたが、国枝師のこの言い草にも関わらず、記者は「マツリダ左回り問題なし」「G1連覇の青写真を描いている」などと当たり障りなくまとめるばかり。もっと強烈なアラートを発信するべきだと思うが、どうだろうか。
?アサクサキングス
【不気味なルメール。戦法次第】
ちょっとマスゴミの姿勢にプンスカきてるのでもう一つ書かせてもらうが、もっと適当なことを吹いているのがサンスポ。
http://www.sanspo.com/keiba/news/081126/kba0811260507006-n1.htm
>「馬なりで普通に出たら前に行っちゃうでしょうね。マイペース
>で走ることができればかなり強いですよ」と寺島助手は堂々
>の“逃げ宣言”だ。
これの一体どこが逃げ宣言なのか。アタマは大丈夫か。
しかもこの高尾という記者はこう続ける。
>ウオッカ、そしてディープスカイの追撃を封じて魅せる。レース
>のDVDを何度も見て研究を重ねるルメール。名手のシミュレー
>ションは菊花賞馬アサクサキングスの逃げ切りで幕を閉じている
>に違いない。
脳内で勝手にご都合主義なストーリーをぶち上げる始末。
先週の恨み節になるが、コンゴウリキシオーはブリンカーをつけるなど、アレだけ陣営が逃げるつもりでいたにも関わらず、ルメールは逃げなかった。よほどの確証がない限り、この馬が逃げるという絵面は想像しずらい。
正直、アサクサキングスは四位が乗る限り完全に「消し」でいいと思う。だが、ルメールが手綱を取るとなると、話は別だ。戦術次第ではかなり重要なレースの鍵を握ることになるハズだ。イチバン知りたいのは、その戦術なのだが、はたして発走までに、その核心を伝える記事は出てくるのか、どうか。(11/27)
※加筆予定
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