セントウルS2012予想
カレンチャンがスプリンターズステークスを目指して復帰

予想屋マスター
12期 予想歴23年

◎未定 

▲カレンチャン4着/3人


今週のメインレースは、サマースプリントシリーズ最終戦の第26回セントウルステークスである。
サマースプリントシリーズはパドトロワの優勝が決まっているが、第26回セントウルステークスは、カレンチャンなどスプリント戦線の一線級が出走を予定しており、秋のスプリント王決定戦のスプリンターズステークスを占う意味でも注目される。
そこで、競馬理論は、第26回セントウルステークスに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

北九州記念組からは、1着のスギノエンデバー(北村友)、3着のエピセアローム(武豊)、5着のヘニーハウンド(川島)、6着のエーシンヒットマン(幸)、7着のエーシンリジル、8着のエーシンヴァーゴウ(佐藤哲)及び9着のアウトクラトール(藤岡佑)が第26回セントウルステークスに出走する。
スギノエンデバーの北九州記念の勝利は、Aコース8日目で外が伸びる馬場で有利な外枠から終始外を回る展開に恵まれたものであり、過大評価は禁物である。
よって、第26回セントウルステークスにおけるスギノエンデバーには北九州記念馬ほどの高い評価は不要と競馬理論では判断している。

一方、エピセアローム、ヘニーハウンド、エーシンヒットマン、エーシンリジル、エーシンヴァーゴウ及びアウトクラトールは、北九州記念の見所のないレース内容を見る限り、メンバーが強化する第26回セントウルステークスで好走する可能性は低い。
なお、唯一注意を払う必要があるとすれば、去年の覇者エーシンヴァーゴウである。
エーシンヴァーゴウは、第26回セントウルステークスにおいてマイペースで先行する競馬ができるようであれば、先行馬が少ないメンバー構成且つ開幕週の馬場を生かせるので、去年の再現もあり得ると競馬理論では判断している。

一方、CBC賞組からは1着のマジンプロスパー(浜中)が第26回セントウルステークスに出走する。
マジンプロスパーのCBC賞の勝利は、2番手追走から早め先頭と力で押し切ったものであり、レース内容としても強い内容であった。
ただし、マジンプロスパーは、シルクロードステークスで8着と惨敗を喫しているように、包まれる競馬になると能力を発揮できない。
よって、第26回セントウルステークスにおいても、マジンプロスパーが好走するためには馬込みに包まれずに好位の外目で気分よく追走できるかどうかにかかっていると競馬理論では判断している。

一方、函館スプリントステークス組からは、2着のロードカナロア(岩田康)が第26回セントウルステークスに出走する。
ロードカナロアの函館スプリントステークスの2着は、直線で内で包まれて仕掛けが遅れてしまったものであり力負けではない。
更に、ロードカナロアは、高松宮記念でこそ3着に破れてしまったが、スプリント戦線では一線級相手でも崩れなく走る。
よって、第26回セントウルステークスにおいては、逃げ差し自在でスプリント戦線では崩れないロードカナロアに高い評価を与えて当然と競馬理論では判断している。

一方、ロードカナロアが3着に敗れた高松宮記念組からは、1着のカレンチャン(池添)及び2着のサンカルロ(吉田豊)が第26回セントウルステークスに出走する。
カレンチャンの高松宮記念の勝利は、G1にしては遅いペースを2番手で追走する展開に恵まれはしたものの、インの3番手を走りながらも差せなかったロードカナロアより上のレース内容でもあった。
また、カレンチャンは、去年のスプリンターズステークスも2馬身近い差をつけて、今年のサマースプリントシリーズの覇者のパドトロワを差しきっており、スプリント戦線での実績は断然である。
よって、第26回セントウルステークスにおいては、カレンチャンにも高い評価を与えるべきである。
ただし、カレンチャンは、スプリンターズステークスという大目標があるので調教状態などを見て最終的な判断を下すべきとも競馬理論では判断している。

一方、サンカルロの高松宮記念の2着は、、、

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セントウルS2012回顧
3歳牝馬エピセアロームが古馬のG1級をまとめて差し切る

予想屋マスター
12期 予想歴23年

次走狙い:カレンチャン


第26回セントウルステークスでは、
6番人気の3歳牝馬エピセアローム(武豊)が
1番人気のロードカナロア(岩田康)、
2番人気のマジンプロスパー(浜中)及び
3番人気のカレンチャン(池添)らの
有力古馬をまとめて差し切り、
スプリント戦線の主役候補に名乗りを上げた。

競馬理論は、
有力各馬がスプリンターズステークスへの一叩きという
余裕のある仕上がりと、
開幕週の馬場で絶好となる
好位のラチ沿いを追走できそうな展開面を考慮して、
エピセアロームにも注目すべきと判断していたが、
北九州記念組のレベルが低かったことを加味して、
押さえ程度の評価にとどめてしまった。

レースでは、
エピセアロームは先行集団の直後のインで待機し、
直線で先行馬3頭の外に持ち出されると、
先行粘り込みを図るロードカナロアを
ゴール寸前できっちりと捕えて、
第26回セントウルステークスを制覇した。

エピセアロームの第26回セントウルステークスの勝利は、
有力各馬が仕上がり途上だったうえに、
ハイペースに巻き込まれてしまったこと、
そして開幕週でロスのない競馬をさせた
武豊騎手の好騎乗によるものである。

よって本番のスプリンターズステークスにおいても、
エピセアロームが
ロードカナロア及びカレンチャンに
再度先着するためには、
かなりの展開の助けが必要と
競馬理論では判断している。

一方、第26回セントウルステークスで1番人気に推された
ロードカナロアは2着に敗れてしまった。

ロードカナロアは、
好スタートを切ったものの、
マジンプロスパー及びカレンチャンとの競り合いを避けるために、
3番手よりレースを進めた。

そしてロードカナロアは、
直線に向くとカレンチャンを交わし、
先頭に立って勝利を収めたかにも思えたが、
残り100mで伸びを欠いてしまい、
ゴール寸前でエピセアロームに交わされてしまった。

ロードカナロアの第26回セントウルステークスの2着は、
逃げ争いをした2頭を見る形の絶好位からの競馬であり、
ハイペースを少し早めに先頭に立ったことを考慮しても、
G1を狙う意味では勝たなければいけないレースであった。

よって本番のスプリンターズステークスにおいても、
スプリント戦線では崩れない
ロードカナロアに高い評価を与えるべきだが、
デビューからすべてのレースで1番人気という
人気先行タイプであることを考慮すると、
絶対視までは禁物とも
競馬理論では判断している。

第26回セントウルステークスでは、
12番人気のアンシェルブルーが
3着に入り波乱を演出した。

アンシェルブルーは中団の外目を追走し、
直線で外に持ち出されると
上がり33秒1の切れ味を発揮して
3着に追い込んだ。
アンシェルブルーの第26回セントウルステークスの3着は、
ハイペースの展開がはまったことは確かだが、
上がりナンバーワンの脚を使っており、
それ相応の高い評価が必要である。

なおアンシェルブルーは、
去年の阪神牝馬ステークスや函館スプリントステークスで
カレンチャンと互角の競馬をした実績があり、
能力を発揮できさえすれば
このくらい走って当然と言える。

よって本番のスプリンターズステークスが
前潰れの展開になるようであれば、
アンシェルブルーにもチャンスが広がると
競馬理論では判断している。

第26回セントウルステークスで
3番人気のカレンチャン及び
2番人気のマジンプロスパーは、
激しい逃げ争いを演じてしまい
直線で失速してしまった。

カレンチャン及びマジンプロスパーの
第26回セントウルステークスの敗戦は、
テンの3ハロン33秒2のハイペースで競り合う
厳しい展開によるものであり、
度外視可能である。

特にカレンチャンは、
牝馬ながらも56キロの斤量を背負っていたうえに
プラス22キロの馬体重が示すよう、
仕上がり途上でありながらも
0秒1差しか負けておらず、
一番に強いレース内容であった。

よって本番のスプリンターズステークスにおいて、
カレンチャンが巻き返す可能性は高いと
競馬理論では判断している。

またマジンプロスパーは、
馬込みに入ったり、外から早めに競り込まれると
能力を発揮できないタイプなので、
外枠ですんなりと先行できるかどうかが
結果に大きな影響を与えると
競馬理論では判断している。

以上のように、
第26回セントウルステークスは、
今年の3歳馬のレベルの高さを象徴するかのように、
3歳牝馬エピセアロームが勝利を飾った。

しかし、レース内容としては
カレンチャンが圧倒的だったことは間違いないので、
本番のスプリンターズステークスでは
叩き2走目で上昇が見込める
カレンチャンの巻き返しに
大いに注目して頂きたい。

予想屋マスター(http://www.keibariron.com/)


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