オールカマー2012予想
ルルーシュが上がり馬の勢いを見せるか?

予想屋マスター
12期 予想歴23年

◎未定 

○ナカヤマナイト1着/2人


今週の競馬での予想のメインは、第58回オールカマーである。

第58回オールカマーは、秋の古馬G1戦線を目指す実力馬が出走するが、今年は一線級不在の混戦模様であり、予想も難解になりそうである。

そこで、競馬理論は、第58回オールカマーに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析し予想する。

春のグランプリ宝塚記念組からは、8着のナカヤマナイト(柴田善)が第58回オールカマーに出走する。

ナカヤマナイトの宝塚記念の8着は、勝ったオルフェーヴルに2秒以上の差をつけられる力負けであった。

しかしながら、第58回オールカマーは一線級不在の弱いメンバー構成なので、ナカヤマナイトは、アメリカジョッキークラブカップでのルーラーシップの2着程度走れば通用する。

よって、第58回オールカマーの競馬予想においては、急激にメンバーが弱化したナカヤマナイトに高い評価を与えて当然と競馬理論では判断している。

一方、札幌日経オープン組からは、1着のルルーシュ(横山典)が第58回オールカマーに出走する。

ルルーシュの札幌日経オープンの勝利は、2着のメイショウクオリアに2馬身半もの差をつける快勝であった。

また、ルルーシュは、今年の4月以降連対を外しておらず、能力的に底を見せていない魅力もある。

ただし、札幌日経オープンで2着のメイショウクオリア及び3着のフミノヤマビコは、次走の丹頂ステークスで惨敗しており、札幌日経オープンの勝利は弱いメンバー構成に恵まれた可能性も否定できない。

よって、第58回オールカマーの競馬予想においては、未知の魅力を評価して、ルルーシュにそれなりの高い評価を与えるべきだが、急激なメンバー強化を考えると絶対的な評価までは禁物である。

一方、釜山ステークス組からは1着のダコール(佐藤哲)が第58回オールカマーに出走する。

ダコールの釜山ステークスの勝利は、準オープンにしても弱いメンバー構成に恵まれたものではあるが、力の違いを見せつけた。
また、ダコールは、早春ステークスにおいて、後にオルフェーヴルを破って阪神大賞典を制したギュスターヴクライと差のない競馬をしており、重賞でも通用する能力を秘める。

よって、第58回オールカマーの競馬予想においては、G2にしては寂しいメンバー構成を考慮すると、ダコールにも注目すべきである。

ただし、ダコールは追い込み一手の脚質なので、コース替わりでもイン有利の馬場が続くようであれば、評価を下げざるを得ないとも競馬理論では判断している。

一方、目黒記念組からは、5着のユニバーサルバンク(ピンナ)が第58回オールカマーに出走する。

ユニバーサルバンクの目黒記念の5着は、前残りの展開で中団から流れ込んだものであり、中~長距離戦線ならば相手なりに走ることを示した。

また、ユニバーサルバンクは、共同通信杯において、ナカヤマナイトと互角の競馬をした実績もあり、第58回オールカマーのメンバー程度ならば互角以上の能力を秘める。

よって、第58回オールカマーの競馬予想においては、好位のインを追走できるような枠順を引いた場合にはユニバーサルバンクの評価をあげるべきと競馬理論では判断している。

一方、七夕賞組からは、9着のダイワファルコン(北村宏)が第58回オールカマーに出走する。

ダイワファルコンは、気難しい馬で、七夕賞だけでなく、中山記念、ダービー卿チャレンジトロフィー、エプソムカップでも能力を全く発揮できずに惨敗している。
しかしながら、ダイワファルコンは、中山金杯でフェデラリストと互角以上の競馬をしており、能力を発揮さえできれば重賞でも好走可能である。

よって、第58回オールカマーの競馬予想においては、ダイワファルコンが気難しさを出さずに走れそうか否かによって評価を下すべきである。

一方、天の川ステークスからは、1着のコスモラピュタ(大野)が第58回オールカマーに出走する。

コスモラピュタの天の川ステークスの勝利は、行ったきりの展開に恵まれたものであり、過大評価は禁物である。

ただし、第58回オールカマーの競馬予想においては、コース替りでも前が止まらない超高速馬場が続くようであれば、コスモラピュタの逃げ粘りにも注意を払うべきである。

一方、札幌記念組では、8着のマイネルスターリー(柴田大)、11着のヒットザターゲット(古川吉)及び12着のネヴァブションが第58回オールカマーに出走する。

マイネルスターリー、ヒットザターゲット及びネヴァブションは、札幌記念の見所のないレース内容を見る限り、第58回オールカマーで好走する可能性は低い。

ただし、第58回オールカマーの競馬予想においては、イン有利の馬場が続き、更に好位のインを走れそうな枠順を引いた場合にのみマイネルスターリーの評価をあげるべきである。

一方、函館記念組からは、8着のコスモファントム(丹内)が第58回オールカマーに出走する。

コスモファントムの函館記念の8着は、イン有利の馬場で好位のインを走る絶好の展開に恵まれたものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。

よって、第58回オールカマーの競馬予想においては、コスモファントムに高い評価は不要である。

ただし、イン有利の馬場が続いて楽に先行できる展開になりそうな場合にだけ、コスモファントムの残り目にも少しだけ注意を払うべきである。

一方、日経賞組からは、9着のマイネルキッツ(松岡)が第58回オールカマーに出走する。
マイネルキッツは・・・

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オールカマー2012回顧
ナカヤマナイトが格の違いを見せて圧勝

予想屋マスター
12期 予想歴23年

次走狙い:ナカヤマナイト


第58回オールカマーのレース結果は、
2番人気のナカヤマナイト(柴田善臣)の勝利で幕を閉じた。

競馬理論は、
G2にしては寂しいメンバー構成を考慮して、
実績断然のナカヤマナイトに
かなり高い評価を与えていたが、
雨で前残りの競馬になると想定して、
先行力のあるルルーシュを
連の軸という意味で本命に予想してしまった。

レースでは、ナカヤマナイトは中団の外目を追走し、
3コーナー過ぎから徐々に上位に進出すると、
4コーナーでは早くも先頭に並びかけた。

そしてナカヤマナイトは、
直線に向いてダイワファルコンを交わすと、
あっという間に後続を引き離して、
第58回オールカマーを制覇した。

ナカヤマナイトの第58回オールカマーの結果は、
道悪を意識して早めに先頭に立つ
横綱競馬によるものであり、
力の違いを見せつけた。

よって今後のG1戦線での競馬予想においても、
第58回オールカマー組では
ナカヤマナイトに
最も高い評価を与えるべきである。

ただし、ナカヤマナイトの第58回オールカマーの勝利は、
G2にしては冴えない
一線級不在のメンバー構成に恵まれたことも頭にいれて
評価を下すべきである。

一方、第58回オールカマーでは、
4番人気のダイワファルコン(北村宏司)が
2着に粘り込んだ。

競馬理論は、
気難しくて能力を発揮できない競馬が続いているものの、
フェデラリストと互角だった
中山金杯の内容だけ走れば好走可能と判断し、
ダイワファルコンを穴馬として予想した。

レースでは、ダイワファルコンは、
いつもより前の位置となる3番手の外目からレースを進めると、
逃げた2頭が早めに潰れてしまったこともあり、
3コーナー過ぎで先頭に押し出される競馬となった。

そしてダイワファルコンは、
4コーナーでナカヤマナイトに外から並びかけられると、
抵抗できずに交わされてしまったものの、
後続の追い上げを凌ぎきって2着を確保した。

ダイワファルコンの第58回オールカマーの結果は、
ナカヤマナイトにこそ力負けであったが、
気難しさを出さずに能力を発揮できさえすれば、
重賞でも通用することを示した。

よって今後の重賞戦線の競馬予想においては、
ダイワファルコンが
気難しさを出さずに能力を発揮できるかどうかを
一番のポイントとして
評価を下すべきである。

第58回オールカマーでは、
6番人気のユニバーサルバンク(ピンナ)が
3着に入った。

競馬理論は、
共同通信杯でナカヤマナイトと互角の走りをしていることや、
少差の目黒記念の内容から、
ユニバーサルバンクにも高い評価を与えていた。

レースでは、ユニバーサルバンクは
ナカヤマナイトをマークする位置から競馬を進め、
先に仕掛けたナカヤマナイトを追うように
4コーナーで先行集団に取りついた。

その後ユニバーサルバンクは、
直線でピンナ騎手に追い出されたが
ジリジリとしか伸びず、
ルルーシュをゴール寸前で交わして
3着に上がるのが精一杯であった。

ユニバーサルバンクの第58回オールカマーの結果は、
休み明けで不得意な道悪あったことを考慮すると
悪くない内容であった。

よって今後の重賞戦線の競馬予想においては、
展開やメンバーに恵まれるようであれば
ユニバーサルバンクの好走も可能と判断すべきである。

さて、一番人気のルルーシュ(横山典)は、
人気を裏切り4着に敗れてしまった。

競馬理論は、
札幌日経OPの勝利は弱いメンバー構成に恵まれたので
絶対視は禁物と判断していたものの、
内枠を引いたことで
好位のインを走れる展開面を道悪ということで重視して、
ルルーシュを本命に予想してしまった。

レースでは、
ルルーシュはインの3番手の絶好位から競馬を進め、
3~4コーナーでも
早めにバテたコスモラピュタをうまくさばき、
直線に向いた。

しかしルルーシュは、
内で少し窮屈になる場面があったにせよ、
ジリジリとしか伸びず、
ゴール寸前でユニバーサルバンクにも交わされてしまい、
4着に敗れた。

ルルーシュの第58回オールカマーの結果は、
少し窮屈になる不利はあったものの、
スムーズな競馬であっても勝てるほどの脚がなく、
力負けという内容であった。

よって今後の重賞戦線の競馬予想においても、
ルルーシュは競馬が上手なので
展開に恵まれれば好走も可能であるが、
絶対的な評価は禁物と判断している。

一方、第58回オールカマーの5着以下では、
6着のメイショウカンパク(蛯名正義)に
注目すべきである。

メイショウカンパクの第58回オールカマーの結果は、
4コーナーで大きな不利を受けてのものであり、
スムーズならば
2着争いに加わった可能性すらある内容であった。

よって今後の重賞戦線の競馬予想において、
前潰れで追い込みが届く展開や馬場になるようであれば、
メイショウカンパクも要注意と判断している。

以上のように、第58回オールカマーは、
ナカヤマナイトの格の違いを象徴するレースとなった。

しかし第58回オールカマーは、
G2にしてはかなり弱いメンバー構成であったことも確かなので、
ナカヤマナイトをはじめとするオールカマー組が
G1戦線で通用する可能性は低いとも、
競馬理論では判断している。

予想屋マスター(www.keibariron.com)


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