スプリンターズS2012予想
嫌な枠順だが…

クライスト教授
10期 予想歴33年

◎ロードカナロア
  1着/2人気

○エピセアローム4着/3人
▲カレンチャン2着/1人
△ダッシャーゴーゴー16着/6人
×ドリームバレンチノ
×マジンプロスパー


外枠に有力馬が偏り、逆に前走人気を裏切ったマジンプロスパーが最内に入ると言う作為的臭いがプンプンするため自信度Aに。

◎…ロードカナロア
次週の秋華賞で確勝必至の騎手だけにここでは2着くらいが順番としては妥当なところという不安はある。だが、騎手の技量&信用度の高さ、前走の内容の良さ、前走からの上積みを考えると同馬が今年の最有力と思われるので本命とした!

○…エピセアローム
セントウルSでも書いたことだが、同馬好走のポイントは「全ては武豊の位置取り=やる気」に懸かっている。北九州記念のような後方待機では勝ち負けできないからだ。だが、こんな心配は全馬に言えることなので今さら心配しても仕方ない。よって、セントウルSの競馬ができるものと推察して対抗とした!

▲…カレンチャン
本来なら同馬こそが最有力と目されるところ。だが、私には前走の馬体重があまりに太すぎたことが不安材料として拭い切れない。
確かにマジンプロスパーを潰す役目を果たし、僚馬ロードカナロアの好走を援護したのは間違いない。だが、いくら斤量的に不利があったとしても3着にアンシェルブルーの食い込みを許したことは解せない。
今回体調アップで臨むのは間違いないので、果たしてどこまで復調してくるかが問題だと考えていたが、それでもあまりに前走が太め過ぎるためどこまで仕上がるのか読み切れないのだ。
こうした場合、私の過去の経験では「他の馬にやられて3着」という結果が大抵だったので単穴とした次第!

△…ダッシャーゴーゴー
逃げ残り競馬にならない可能性が高いため、展開の利ありと推察して複穴に!

X…ドリームバレンチノ
いくら主戦の松山に乗り戻してもそれだけしか好材料がないからには同馬に大きな期待は懸けられない。よって消し馬とした!
前走こーせー起用で負けたのも不安材料。何しろゆーいちとこーせーは同類なので、前走の大敗は却って馬の能力を発揮した挙句の結果と推察できるから!

X…マジンプロスパー
展開上において不利と推察して消し馬に!

行くことが好走最善策であるパドトロワが行くのが必然。(出遅れたらもちろん同馬はそれまでなのだから…)
今回最内をもらったマジンプロスパーは、前に壁を作られて馬群に包まれた時点でレースが終わってしまうので行かざるを得ないし、予想では内ラチ番手に位置取りすると思われる。鞍上がゆーいちなので、そうしなければ好走も見せ場も作れないからだ!
したがって、パドトロワとマジンプロスパーは「展開上における仲間」、つまり「マジンの好走=トロワの好走」の逃げ先行、行った行った競馬になると推察できる。
しかし、この行った行ったを許すほど他の有力馬の騎手たちがマヌケ騎乗をするとはとても考えられない。なぜなら、過去に香港馬ウルトラくんの優勝を許した苦い経験が騎手たちにあるからだ。
【当時の騎手たち全員がスプリンターズS史上最低の騎乗をしたと評された。アウェイの外国馬に短距離戦でスロー逃げを許すなどこれ以上ない手落ち&ブザマだったから…】
仮にこの意識が薄れているとしても、最悪パドトロワの単騎逃げ残りは起こってもマジンプロスパーの先行残りは有り得ないと推察できる。なぜなら、マジンが残れるのならなぜ前走大きくタレたのか説明がつかなくなることで、勝ちに理由のつかないものはあっても“負けに理由のない負けはない”という勝負事の理念からも外れたものになるからだ。

騎手の技量差を予想の中心とする私は、ご承知のように「ゆーいち&こーせー」が大嫌いである。彼らの存在が、本来アスリートたる騎手の立場を相撲やボクシングの八百長レベルに貶めているからだ。
それでも今回消し馬にマジンプロスパーを挙げたのは、騎手がゆーいちだからではない。同馬が好走すると“どんな理由をつけても不可思議な事態にしかならない”からだ。
是非ともマジンプロスパーには、厩舎の格、騎手の実力とあいまった結果が出ることを望むばかりである。8着までが妥当と読んだ結果に…!(苦笑)


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スプリンターズS2012回顧
武豊の最低騎乗に…

クライスト教授
10期 予想歴33年

次走狙い:フィフスペトル
次走危険:マジンプロスパー


史上最速のスプリント戦となった以上に、大外枠でもきちんと実力馬が結果を出したレースなので最高レベルの「5」に!

■…フィフスペトル
スプリントレースはここで終わってしまうため、次走につながるとすればマイルCSの2着馬たる同馬しか見当たらない。よって、次走狙い馬に!

ちなみに…
ロードカナロア、ドリームバレンチノ、エピセアロームの3頭は、今後のスプリント界を背負っていくべき存在となるだろう。したがって、狙い馬とするにはあまりに人気になるため敢えて除外した。

□…マジンプロスパー
これまでの好走は馬主を持ち上げるために作られた結果であることを証明した格好となり次走以降の短距離戦で人気になったとしても買わない方が無難であると推測できるため次走危険馬とする。

※今年の結果について…

◎のロードカナロアは至極正当な予想だと思っていたので正直安心して見ていられた。それだけに対抗に上げたエピセアロームが少しでも好位で競馬できるかに注目していたのだが……
はっきり言わせてもらうが、今でも「武豊の最低騎乗」で1・2着的中を逃したと思っている。
心配だったスタートを決めた時には『良し!』と思ったが、まさか外からロードカナロアが併せて来た途端に徐々に位置取りを下げ出したのには『ああ…』と落胆せざるを得なかった。この時点で武豊の着順がロードカナロアより以下になることが分かったからだ。なぜなら、スタートから激しい先手争いになったためロードカナロア自体が中団で競馬を進める格好になったため、いくらマークする方針で位置取りを下げたとしても特殊な中山コースで勝ち負けするにはロードカナロア自体がタレなければ届かないことになるからだ。
案の定、自然と武豊の位置取りは後方になり、しかも岩田康が仕掛けて間を空けられてから慌てて追い出すという最悪の競馬をしてしまった。
そのために差し届かずの4着…
ただこれだけだったら何も『的中を逃した』とまでは言わない。だが、レース直後の武豊のコメントで「前についていけなかった」と述べた言葉にカチンときてしまったのだ。『コメントが正しければラッキーナインの脚に屈して5着になっていたはずだ!』と断言できるからだ。
レースを見た方なら覚えておられるだろう…直線で大外からエピセアロームに並んできたラッキーナインの脚はあきらかに同馬を上回るもの(差し切れるもの)と見えた。ところが、並ばれかけたエピセアロームはそこからもう一度脚を伸ばして結局交わさせなかった。つまり、武豊はエピセアロームの脚を余していた訳で、「ついていけなかった」のコメントが間違いであることになるからだ。
何らかの事情で勝たない競馬をするのは立場があるので仕方ないのかもしれない。何より石坂厩舎には秋華賞確勝という事情があるのでバランスを取る意味でここで勝ち負けしてはならなかったのは渋々認めることもできる。だが、『仕掛け遅れました』ならまだしも、馬の脚を余しておきながら「ついていけませんでした」はないだろう!
バレバレのコメントでお茶を濁した武豊が気に入らないのである。

今回のことで「たしかに武豊は上手い騎乗のできる騎手」というのは分かった。手控える競馬【ヤラズ競馬】が出来るのは騎乗技術がなければできないからだ。だが、それにしても『2着には来れたはず』と思えてならないのが悔しくてならない。
スタートを決めておきながらのこの騎乗……無念でならない。


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