天皇賞(秋)2012予想
ハイレベルGⅠが故のわかりやすい傾向

やまっくす
12期 予想歴13年

◎ルーラーシップ
  3着/2人気

○ダークシャドウ4着/4人
▲フェノーメノ2着/1人
×カレンブラックヒル


古馬唯一の2000mGⅠということで、毎年好メンバーが揃うハイレベルGⅠです。ちうことで、過去10年からのデータからも、はっきりと傾向が見て取れます。

まず、ハイレベルGⅠということもあり、重賞での好走実績は必須です。ただし、重賞といっても2000m以上のGⅠ、GⅡで連対実績がある馬だけが、これまで馬券になっております。
つまり、今年のメンバーからすると、いの一番で消えるのがいくら無敗とはいえ、2000m以上の経験がないカレンブラックヒルは消しとなります。

次に、前走成績ですが、これまで馬券対象馬30頭中28頭が前走重賞で5着以内の成績でした。残る6着以下だった2頭(05年3着ダンスインザムード、11年3着ペルーサ)については、ともに共通しているのが、前年のこのレースで3歳で2着に来ていた馬ということ。つまり、前年で好走していたから得意舞台で巻き返したと言えます。
今年のメンバーからは、それに該当するのがいないので、基本的には前走6着以下だった馬は全て消しになります。

また、年齢的に6歳以上で馬券になったのは、02年ナリタトップロード、07年、09年のカンパニーであり、両者に共通しているのは前走重賞勝ちしていたということ。
高齢馬でも重賞(特にGⅡ戦)を勝っているのであれば、見限れないが、近走不振で明らかにピークが過ぎているような馬や、順調度に欠けているようなのは消しでもいいかも。

ここまで、実績、前走、年齢と3点の要素を挙げてきましたが、まず秋天で買える馬というのは、一言で言えば、

『2000m以上のGⅠ、GⅡ連対実績のある前走重賞5着以内の5歳以下の馬』
※ただし、2000m以上のGⅠ、GⅡで前走重賞勝ちがある6歳以上は除く。
になります。非常にわかりやすい傾向です。

今年のメンバーから該当する馬は、
ダイワファルコン
ダークシャドウ
ナカヤマナイト
フェノーメノ
ルーラーシップ
になります。

さて、ここまで絞ってますが、まずいらないでしょうと言えるのが、秋天で不振のオールカマー組です。
特に今年の1,2着だったナカヤマナイト、ダイワファルコンの両馬ともにいえるのが、1800mや2200mといった非根幹距離で良績だが、2000mになるとやや足りないということ。
つまり、2000mというキングオブ根幹距離になると、やはり評価を下げざるを得ないということになる。

今年のメンバーから、データ傾向で買いとなるのは、
ルーラーシップ、ダークシャドウ、フェノーメノに絞れる。

まず本命となるのは、ローテ的実績的に文句なしのルーラーシップ。
2000mのレースとなれば、5戦4勝2着1回という完璧な成績。その中でも個人的には3歳でのプリンシパルSの勝利が非常に印象に残っている。3歳時において、東京2000mのレースをあそこまで完璧に勝てる馬という印象が今でも強く残っており、はっきり言えば、東京2000mがこの馬にとってもっとも能力を発揮できる舞台とみている。
この馬の成績をみれば、きれいに勝ち負けを繰り返しており、今回は勝つ番でもある。
宝塚2着→秋天は、メイショウサムソン、ブエナビスタといった同年春にGⅠを勝った馬が歩んだローテで、この馬にとってもなんら問題ないローテと言える。

あと、これは推測になるが。
おそらくこの馬はJC、有馬には行かないとみている。なぜなら同じ馬主のオルフェーヴル、ジェンティルドンナがいるから。普通に、春に圧勝したQE2Cと同じ舞台の香港Cに行くと思われる。つまり、ここが国内GⅠをとる最後のチャンスとなりえそう。
そなると、ここは本気で取りに来ているとみてもいいかもしれない。


対抗はダークシャドウ。
この馬は、非常に得意不得意舞台がはっきりしているし、敗因もはっきりしている。
得意舞台は、まず6戦5勝2着1回とパーフェクトな東京であり、2000mも6戦3勝2着3回と連対率100%と完璧。
つまり、東京2000mというのは、もっとも得意であるといっていいくらい。
国内で大きく負けた2戦については、小回りで距離が向かなかったのと、ドバイでの敗戦は派手なセレモニーによって馬が混乱してしまったのが原因。
札幌記念でも、距離的にはあっていたが、小回りが向かずに、フミノイマージンに足元をすくわれたと言える。
札幌記念→秋天はローテ的に申し分ないし、秋天は意外にリピーターが多く、昨年2着にも来ているこの馬が、今年もまた好走するとみている。


三番手はフェノーメノ。
正直、この馬は東京が向いているとは思うが、2000mは向いているとは言い難い。
というのも、過去に秋天で好走した3歳馬は、1600mのGⅠを勝っていたり、2000mのOPクラスのレースで2分を切っているなど、スピード競馬に対応していた下地があった。つまり速い流れでもついていけるだけの経験があったと言える。
一方フェノーメノは、2000m以下でのスピード競馬を経験していないのが痛いところ。
しかし、セントライト記念では、かなり速い流れを自分から動いて好時計で勝っているように、一応対応できる下地はあるように思える。
ただ、上記2頭と比較しても、やはり2000mでの経験値のなさがあるので、この評価が妥当とみている。


ということですが、東京2000mと言ったら枠の優劣がひどいくらいあるので、枠順発表で多少印の入れ替えというのはあるが、基本的にはこの3頭でいいと思います。


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