エリザベス女王杯2012予想
ヴィルシーナが悲願のG1制覇なるか?

予想屋マスター
12期 予想歴23年

◎未定 

○ヴィルシーナ2着/1人


今週のメインレースは、
第37回エリザベス女王杯である。

近2年のエリザベス女王杯は、
スノーフェアリーが連覇を果たしたが、
今年の第37回エリザベス女王杯は外国馬不在のため、
日本馬同士の戦いとなる。

そこで競馬理論は、
第37回エリザベス女王杯に出走する有力各馬の能力を分析する。

秋華賞組からは、2着のヴィルシーナ(内田博幸)及び
13着のハワイアンウインドが
第37回エリザベス女王杯に出走する。

ヴィルシーナの秋華賞の結果は、
イン有利の馬場で
1枠を生かして楽に逃げる展開に恵まれたものであり、
ジェンティルドンナとは
ハナの着差以上の能力差を見せつけられた。

しかしながら、ヴィルシーナは秋華賞だけでなく、
桜花賞及びオークスでも2着を確保しており、
ジェンティルドンナ不在の今回は
3歳牝馬で最も高い評価を与えるべきである。

そこで問題となるのは
ヴィルシーナが古馬相手でも通用するか否かだが、
夏場のクイーンステークスで
オークス4着馬アイムユアーズが1着、
オークス11着馬ミッドサマーフェアが
3着に好走していることなどからすれば、
今年の3歳馬はレベルが高く、
ヴィルシーナが通用する可能性は極めて高い。

よって第37回エリザベス女王杯の競馬予想においては、
3歳牝馬ヴィルシーナに本命級の高い評価を与えるべきである。

ハワイアンウインドの秋華賞の結果は、
スローで折り合いを欠いた上に
イン有利の馬場で外を回らされてしまってのものであり、
度外視可能である。
またハワイアンウインドは、
秋華賞出走前に2連勝しているが、
いずれのレースも着差以上に強い内容であった。

よって、第37回エリザベス女王杯の競馬予想においては、
レインボーダリアに押さえ程度の評価は与えるべきであろう。

一方、オールザットジャズ、ホエールキャプチャ、
クリスマスキャロル、メルヴェイユドール及びエリンコートは、府中牝馬ステークスの見所のないレース内容を見る限り、第37回エリザベス女王杯の競馬予想で高い評価は不要である。
ただしホエールキャプチャは、休み明けは走らないタイプなので、
府中牝馬ステークスの敗戦は度外視できる。

すると、ホエールキャプチャは、ヴィクトリアマイル勝利の実績が光るが、
ヴィクトリアマイルの勝利はイン有利の馬場でスローペースのインの3番手という
絶好の展開に恵まれたものであり、過大評価は禁物である。


よって第37回エリザベス女王杯の競馬予想においては、
ホエールキャプチャに押さえ程度の評価は与えるべきだが、
ヴィクトリアマイル馬ほどの高い評価は不要である。

一方、京都大賞典組からは、4着のフミノイマージン(太宰啓介)が
第37回エリザベス女王杯に出走する。
フミノイマージンの京都大賞典の結果は、



展開のアヤで1番人気を裏切ってしまったものの、
牡馬の一線級相手に0秒1差で走っており、
悲観すべき内容ではない。

またフミノイマージンは、前々走の札幌記念において、
天皇賞・秋2着馬ダークシャドウや天皇賞・春馬ヒルノダムールを差し切っており、
牝馬同士ならば力が上と見ることもできる。
よって第37回エリザベス女王杯の競馬予想においては、
牝馬同士ならば力が上のフミノイマージンにも、
本命級の高い評価を与えるべきである。

以上のように競馬理論は、
第37回エリザベス女王杯に出走する有力各馬の能力を分析した。

この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
第37回エリザベス女王杯の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第37回エリザベス女王杯の予想をお楽しみに。

以下のURLから2012年以前の予想屋マスターレース回顧がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/queenelizabeth
エリザベス女王杯のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。


tipmonaとは?

エリザベス女王杯2012回顧
レインボーダリアが悲願の重賞制覇

予想屋マスター
12期 予想歴23年

次走狙い:ヴィルシーナ


第37回エリザベス女王杯は、レインボーダリア(柴田善臣)が断然人気のヴィルシーナ(内田博幸)を差し切り、悲願の重賞制覇をG1で飾った。

競馬理論の競馬予想では、スローペースで終始外を回らされて脚を余した府中牝馬ステークスの着順以上に強い内容から、7番人気のレインボーダリアにもそれなりの高い評価を与えていた。 レースでは、レインボーダリアは後方で脚を溜め、エリンコートが捲くった時にも自分のペースを保った。 そしてレインボーダリアは、直線で馬場の綺麗な大外に持ち出されると、内から差し返してきたヴィルシーナとの叩き合いを制して、第37回エリザベス女王杯を制覇した。

レインボーダリアの第37回エリザベス女王杯の勝利という結果は、大外から力で差し切ったものだが、ジェンティルドンナ不在のメンバー構成や他馬が苦しむ重馬場に恵まれたものでもある。

よって第37回エリザベス女王杯以降の競馬予想においては、G1馬ということだけをもって、レインボーダリアを過大評価すべきでない。 ただしレインボーダリアは、第37回エリザベス女王杯で道悪適性の高さを示したので、道悪の競馬や外が伸びて追い込みが届く展開になるレースにおいては、高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。

一方、第37回エリザベス女王杯で単勝1.9倍の断然人気に推されたヴィルシーナは2着に敗れしまった。

競馬理論の競馬予想では、3歳牝馬ナンバー2の実績と今年の3歳牝馬のレベルの高さを考慮して、断然人気であってもヴィルシーナに逆らえないと判断し、本命評価を下した。

レースでは、ヴィルシーナは先行集団の外目を追走したが、3コーナー過ぎでペースが上がると急に反応が悪くなってしまい、惨敗するかのようにも見えた。 そして、ヴィルシーナは、4コーナーに入ると後続馬群に一旦は飲み込まれそうになったものの、そこからジリジリと差し返し、レインボーダリアとの叩き合いに持ち込んだが、結局はクビ差の2着に敗れてしまった。

ヴィルシーナの第37回エリザベス女王杯の2着という結果は、道悪に苦しんで4コーナーで惨敗という事態でもやむを得ない手応えながらも、それに屈せず2着を確保した根性をこそ褒めるべきであり、牝馬同士ならばトップクラスの能力を改めて示した。

よって、第37回エリザベス女王杯以降の競馬予想においても、牝馬限定戦であれば、ヴィルシーナには本命級の高い評価を与えるべきである。

一方、第37回エリザベス女王杯では5番人気のピクシープリンセス(デムーロ)が3着に追い込んだ。 レースでは、ピクシープリンセスは最後方を一頭でポツンと追走し、折り合いに専念した。 そしてピクリープリンセスは、出走メンバー断トツの上がり35秒1の脚を使って上位2頭に肉薄したが、結果は3着止まりであった。

ピクシープリンセスの第37回エリザベス女王杯の3着という結果は、ゴール前の際立つ脚を見ると内容的にも一番と見ることもできそうだが、最後方を気分良く一頭で追走する展開に恵まれた可能性も高い。

よって第37回エリザベス女王杯以降の競馬予想において、G1で3着という実績のみをもってピクシープリンセスを過大評価すべきでない。

以上のように第37回エリザベス女王杯は、レインボーダリアの勝利で幕を閉じたが、道悪適性の差がレース結果に大きな影響を与えた。 よって今後の競馬予想における第37回エリザベス女王杯出走メンバーの評価は、良馬場であれば大きく入れ替わると、競馬理論では判断している。

以下のURLから2012年以前のエリザベス女王杯の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/databasequeenelizabeth 

エリザベス女王杯のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >