10期 予想歴15年
◎コンサートレディ
14着/3人気
○エクセルシオール8着/8人
△ファンドリノチカラ13着/15人
展開面ではハナに立てそうなのは、テンの速さを持っているオレンジティアラと休み明けまでは余力をもってハナを切れていたエクセルシオール。テン１Ｆのラップの加減からも、多分この２頭のハナ争い。内のエクセルはこれまで４戦ハナを切っていて、オレンジの方が枠も外、番手で構えやすい立場でもあるし、エクセルが逃げ、これを見ながらオレンジ、その外からバートラムガーデンやファンドリノチカラ、リボンノキシ辺りが２列目形成か。エクセルがハナを切るにしてもそう簡単には行き切れないだろうから、基本的には福島らしい緩まない純粋なスプリント戦になると想定。
◎コンサートレディはここ２走の走破時計が結構凄い。２走前の中山1200では好位からしっかり抜け出して1:08.4での完勝。11.4 - 11.6 - 11.6のラップで３列目から抜け出しての内容でＬ１落としていないのだから評価できる。それに同日のOP春雷Ｓが1:08.2。もちろんこちらもスローペースだったが、11.4 - 11.3 - 11.3のラップ推移で大きく変わらない。３歳春の時点でOPと遜色ない内容というのはなかなか凄い。前走は休み明けになったが、これも番手から11.2 - 11.7 - 11.9のラップで突き抜けて1:09.0で圧勝。特に序盤、出こそそこまで良くなかったが、二の脚が速く、掛かるぐらいの行きっぷりの良さ。基礎スピードもかなり高く、それを維持する能力に長けている。また、この時の福島は結構時計が掛かっていて、実際同日のテレビユー福島賞の勝ち時計が1:08.9、ラップ推移が10.8 - 11.4 - 11.9 - 12.1と準OPと比べてもこれまた遜色ないし、ラップ推移を考えればこちらの方が優秀ともいえる。また準OPの勝ち馬がジュエルオブナイル、２着ニシノステディー、３着ミトラということを考えても、この時点でOPで通用するだけの目途を既に立てている。時計比較的にはここでは抜けた存在で、スピードに乗れば良いタイプが外枠でスムーズな競馬が出来そうというのも良い。ポテンシャルを考えればここは通過点ぐらいの勢いだが。
〇エクセルシオールは骨折明けで割引も、直前の南Wで39.1-11.8と美浦のチップではちょっと考えられないほどの加速力を見せている。この馬は２歳時の1200ｍ路線の相手がハイレベル。すずらん賞ではアラフネに負けるもサドンストームは負かしているし、福島２歳ではビウイッチアスに圧勝。この時は新潟1200ｍで新潟特有の11.9-11.4-12.3で出し抜いた内容とはいえ、かなり強い競馬だった。またこの時は雨が降っていて時計も掛かる状態。この1:09.3は相当評価していい。クリスマスローズＳではハイペースで飛ばして完敗だが、自分で加速できるタイプの馬で、どちらかというと要所の脚が良いギアチェンジ型。中山や中京のように下り坂でスピードを全開にしてというような競馬だと苦しいような感じ。その点で福島1200なら勾配は直線前の上りがあるだけなので、この馬の器用さは武器になるだろう。パフォーマンスはここでも最上位でコンサートレディとも互角以上だが、今回はヤッパリ骨折明けなので、信頼まではいかないと。
△ファンドリノチカラはまだわからないけど、現時点でブービー人気は舐めすぎ。この馬は高速馬場のスピード持続戦で強いタイプで、ここに入れば上位の先行力も持っている。前走は京都1200にしてはペースが早かったし、これを追走して上り坂で脚を使ってしまった形。雲仙特別ではジュエルオブナイル相手に好位から抜け出して退ける競馬が出来ているし時計的にも通用する。今回は内枠で、エクセルシオールがハナ争いに加わるし、底の間にスペースが出来そうで、アフォードよりはテンは速いと思うので、この枠なら番手のポケットまで十分狙える範囲。条件は面白いが。
http://blog.livedoor.jp/catassan/archives/6735145.html
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