朝日杯FS2012予想
コディーノが4連勝でG1制覇なるか?

予想屋マスター
12期 予想歴23年

◎未定 

○コディーノ2着/1人


今週のメインレースは、第64回朝日杯フューチュリティステークスである。
第64回朝日杯フューチュリティステークスは、2歳チャンピオン決定戦という位置付けだけでなく、2013年のクラシック戦線を占う意味でも大いに注目される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第64回朝日杯フューチュリティステークスに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

東京スポーツ杯2歳ステークス組からは、1着のコディーノ(横山典弘)、4着のケンブリッジサン(江田照男)及び12着のザラストロ(松岡正海)が第64回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

コディーノの東京スポーツ杯2歳ステークスの勝利という結果は、2着のレッドイレヴンに2馬身半もの着差をつけただけでなく、従来のレコードを0秒9も短縮しており、力の違いを見せつけたものと言える。


ただしコディーノは、札幌2歳ステークス及び東京スポーツ杯2歳ステークスのいずれにおいても、イン有利の馬場で絶好となるインの3番手を追走しており、競馬が上手であることを示す一方、着差ほどの圧倒的な力差はない可能性もあり得る。 よって、第64回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、能力的に底を見せておらず競馬が上手なコディーノに本命級の高い評価を与えるべきではあるが、コディーノが不利な外枠を引いた場合には、絶対視は禁物とも競馬理論では判断している。
一方、ケンブリッジサン及びザラストロは、東京スポーツ杯2歳ステークスの見所のないレース内容を見る限り、更にメンバーが強化される第64回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想において、で高い評価は不要である。 ただし、ザラストロは、第64回朝日杯フューチュリティステークスにおいて新潟2歳ステークスの内容だけ走れれば好走もあり得るとも競馬理論では判断している。

京王杯2歳ステークス組からは、1着のエーシントップ(浜中俊)、2着のラブリーデイ(ルメール)、5着のノウレッジ(蛯名正義)、6着のコスモシルバード、8着のマイネルエテルネル(柴田大知)、9着のテイエムイナズマ(池添謙一)及び12着のアットウィル(岩田康誠)が第64回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

エーシントップの京王杯2歳ステークスの勝利という結果は、超スローペースを2番手から追走して抜け出す展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は高くない。


また、エーシントップの中京2歳ステークスの勝利という結果も、2着のタガノライフ、3着のメイケイペガムーンが次走以降で全く通用していないことから分かるように、低調なメンバー構成に恵まれてのものであった。 よって第64回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想において、エーシントップが好走するためには、スローでの単騎逃げやインの3番手追走などといった、かなりの展開の助けが必要と判断すべきである。

ラブリーデイの京王杯2歳ステークスの2着という結果も、エーシントップと同様に、スローペースのインの3番手という絶好の展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は低い。


よって、第64回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、ラブリーデイが好走するためにもイン有利の馬場で好位のインを追走するような展開に恵まれる必要があると判断すべきである。 マイネルエテルネル及びアットウィルは、京王杯2歳ステークスの見所のない結果を見る限り、第64回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想において高い評価は不要である。

一方、ウレッジ、コスモシルバード及びテイエムイナズマの京王杯2歳ステークスのレース結果は、スローペースで折り合いを欠いたり、前残りの展開で脚を余したものであり、度外視可能である。


よって第64回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、展開次第ではウレッジ、コスモシルバード及びテイエムイナズマがエーシントップを逆転してもおかしくない。
特に、折り合いを欠いて3コーナーで先頭に立ちながらも押し切ったデイリー杯2歳ステークスでの強い内容が思い出されるテイエムイナズマが内で折り合えるようであれば、第64回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想でも高い評価を与えるべきである。

テイエムイナズマが制したデイリー杯2歳ステークス組からは、2着のクラウンレガーロ(幸英明)が第64回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

クラウンレガーロのデイリー杯2歳ステークスの2着という結果は、途中からテイエムイナズマに先頭に立たれはしたものの、スローペースを楽に先行してのものであり、レース内容としての価値は低い。


よって第64回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、クラウンレガーロに高い評価は不要である。

秋明菊賞からは、1着のタマモベストプレイ(和田竜二)及び2着のティーハーフ(武豊)が第64回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

タマモベストプレイの秋明菊賞の勝利という結果は、外からティーハーフが迫ってくるところをもうひと伸びしてのものであり、能力的には底を見せていない。

一方、ティーハーフの秋明菊賞の2着という結果は、スタートで大きく出遅れた上にスローペースで脚を余してしまったものであり、レース内容としてはタマモベストプレイと互角以上である。


更にティーハーフは、次走の500万下を楽勝している。 よって第64回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、メンバー強化を考慮しても、タマモベストプレイ及びティーハーフに押さえ程度の評価は与えるべきである。

からまつ賞組からは、1着のネオウィズダム(柴田善)が第64回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

ネオウィズダムのからまつ賞の勝利は、超スローペースを先行して粘り込んだだけのものであり、レース内容としての価値は低い。


よって第64回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、ネオウィズダムに高い評価は不要である。

いちょうステークス組からは、1着のフラムドグロワール(ウィリアムズ)が第64回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

フラムドグロワールのいちょうステークスの勝利という結果は、1~6着まで先行馬が独占した前残りの展開の中、逃げ馬から離れた2番手を追走して粘り込んだだけというものであり、レース内容としてはOP
特別勝ちほどの高い評価は不要である。


これは、いちょうステークスで逃げて0秒1差の3着に粘り込んだコスモハヤブサが、次走の500万特別で7着に敗れたことからも分かる。 よって第64回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、フラムドグロワールにも高い評価は不要である。

ベゴニア賞組からは、1着のロゴタイプ(デムーロ)が第64回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。

ロゴタイプのベゴニア賞の勝利という結果は、レコード勝ちによるものではあるが、1枠からの発走でインの3番手から抜け出すという、イン有利の馬場を最大限に生かしたものであり、レース内容としての価値は低い。


またロゴタイプは、スローで逃げを打った札幌2歳ステークスにおいても、コディーノに4馬身も離されており、勝負付けが済んだとみることができる。 よって第64回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、ロゴタイプに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

くるみステークス組からは、1着のワキノブレイブ(福永祐一)が第64回朝日杯フューチュリティステークスに出走する。
ワキノブレイブの

くるみステークスの勝利という結果は、次走の京王杯2歳ステークスで10着に敗れるガチバトルにクビ差だけ先着を果たしたものであり、弱いメンバー構成に恵まれたことによるところが大きい。 よって、第64回朝日杯フューチュリティステークスの競馬予想においては、ワキノブレイブに高い評価は不要である。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第64回朝日杯フューチュリティステークスに出走する有力各馬の能力を分析した。 この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第64回朝日杯フューチュリティステークスの最終的な予想を決断する。 競馬理論のファンの方は、第64回朝日杯フューチュリティステークスの予想をお楽しみに。

以下のURLから2012年以前の朝日杯フューチュリティステークスの関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/asahihaifuturitystakes

朝日杯フューチュリティステークスのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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朝日杯FS2012回顧
断然人気のコディーノが初黒星を喫する

予想屋マスター
12期 予想歴23年

次走狙い:コディーノ


朝日杯フューチュリティステークスは、7番人気のロゴタイプ(デムーロ)が、断然の1番人気に推されたコディーノ(横山典弘)との叩き合いを制して、勝利を収めた。
競馬理論の競馬予想では、イン有利の馬場においてマイペースで逃げた札幌2歳ステークスのレース内容から、ロゴタイプがコディーノを逆転するのは難しいと判断していた。
レースでは、ロゴタイプは好スタートを切ると、外から先行したマイネルエテルネル(柴田大知)を行かせることによって、前に壁を作って折り合いをつけた。
ロゴタイプは、3コーナーで外からコディーノが折り合いを欠きながら並びかけてきても、やんわりと先頭に並びかけた。
そしてロゴタイプは、直線に向くと、早めに先頭に押し出される形となったが、外から迫るコディーノに最後まで抜かせずに、朝日杯フューチュリティステークスを制覇した。

ロゴタイプの朝日杯フューチュリティステークスの勝利という結果は、出入りの激しい、先行馬にとっては厳しい競馬を必死に我慢しつつ、早めに先頭に立って押し切ったものであり、レース内容としても強い競馬であった。

よって2013年のクラシック戦線の競馬予想においても、ロゴタイプにはそれなりの高い評価を与えるべきである。
特にロゴタイプは、NHKマイルカップを目標とするマイル戦線であれば、現2歳世代でトップクラスと判断すべきであろう。

一方、朝日杯フューチュリティステークスで単勝1.3倍と断然の一番人気に推されたコディーノは、2着に敗れてしまった。
競馬理論の競馬予想では、能力的に底を見せていない上に、いつも好位のインを追走できる器用な先行力を持つコディーノが内枠を引いたことで、今回もロスのない競馬が可能と判断し、コディーノを本命に予想した。
レースでは、コディーノは先行集団の直後のインから競馬を進めたが、横山典弘騎手が内で包まれて脚を余すことを嫌ったのか、3コーナーで早めに外に持ち出されると、ハミを取って行きたがってしまい、一気に先頭に並びかけてしまった。
しかしながらコディーノは、横山騎手に抑えこまれるとなんとか冷静さを取り戻し、直線では外からロゴタイプに並びかけるところまでいったが、最後まで交わすことができず、2着に敗れてしまった。

コディーノの朝日杯フューチュリティステークスの2着という結果は、3コーナーで一気に先頭に立つほどに折り合いを欠いてしまってのものであり、力負けではない。

よって2013年のクラシック戦線の競馬予想においては、コディーノの巻き返しには注意すべきである。
ただしコディーノは、これまでの3連勝のいずれもが好位のインで追走する展開に恵まれていたと見ることもできる上に、朝日杯フューチュリティステークスで能力的に底を見せてしまった感もあるので、過剰に人気になるようであれば押さえ程度の評価にとどめるのも一つの手と、競馬理論では判断している。

朝日杯フューチュリティステークスで3番人気に推されたゴットフリート(スミヨン)が3着に追い込んだ。
レースでは、ゴットフリートはコディーノの直後となる中団のインから競馬を進めた。
そしてゴットフリートは、直線で外目に持ち出されるとジリジリと伸びたが上位2頭からは離されてしまい、3着止まりであった。

ゴットフリートの朝日杯フューチュリティステークスの3着という結果は、ロスのない競馬をさせたスミヨン騎手の最高の騎乗ながらも、2着のコディーノには2馬身半もの差をつけられており、現時点では力負けといった内容であった。

よって2013年のクラシック戦線の競馬予想においては、ゴットフリートがロゴタイプ及びコディーノを逆転するためには、相当の成長と展開などの助けが必要と判断すべきである。

以上のように朝日杯フューチュリティステークスは、ロゴタイプの勝利で幕を閉じたが、折り合いを欠いて敗れてしまったコディーノにも互角又はそれ以上の評価が必要である。
よって競馬理論のファンの方は、ロゴタイプ及びコディーノの2013年のクラシック戦線の走りに大いに期待していただきたい。
ただし朝日杯フューチュリティステークスは、後になってみればクラシック戦線で中心となる一線級不在の弱いメンバー構成だったという可能性もあるので、ほかの路線との比較には細心の注意を払って予想すべきと、競馬理論の競馬予想では判断している。

「以下のURLから2012年以前の朝日杯フューチュリティステークスの関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/asahihaifuturitystakes

朝日杯フューチュリティステークスのコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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