08期 予想歴14年
◎トウショウシロッコ
9着/5人気
○サクラメガワンダー1着/1人
昨日のグリーンチャンネルでサンデーサイレンス系やロベルト系が優秀な結果を残している傾向にある。と、分析されておられましたが。
そんなもん、どのレースでも、そうじゃ!
とまぁ、血統的アプローチを考えると上記のようになるのは致し方ない。
しかしサンデーサイレンス系の血統の中でも、長距離系的ポジションにあるタイプのスペシャルウィーク、ダンスインザダーク、ステイゴールドは過去2年の結果しか無いが、芳しい成績とはなっていない。
レース結果を見ても上がり34秒を切る時計を記録したような馬しか勝負になっておらず、求められる資質が中距離芝の瞬発力に特化したような性質を示しているタイプが人気以上の好走に期待値が高いように思う。
芝2400m以上の重賞で勝ち馬を輩出したような種牡馬よりは、東京や京都のマイル~2000mあたりの重賞で勝ち馬を輩出しているような種牡馬の産駒が瞬発力系のタイプの中でも特に良いと定義しておく。
実績としては、芝1800m以上で上がり34秒を切るような時計を切っている馬ばかり台頭しているが、そこだけで判断すると、単なる消去法的基準にしかならない。
やはり狭間重賞ということで、秋のGⅠ戦線で跳ね返されたようなタイプが走っており、前走GⅡにおいても、これからの秋のGⅠ戦線で勝負になるような馬に跳ね返されたタイプが良さそう。
今年の出走メンバーでいうと、⑯サクラメガワンダーは実際に2年前の勝ち馬で血統的にも、そして今年の戦績的にも文句が無いので仕方ない1頭。
しかし血統的アプローチからと思われるが、③キャプテンベガと⑧ノットアローンが人気になってしまっているというのは面白い。
③キャプテンベガはトップレベルになるならば、一気に駆け上がってしまう血統で母や兄弟を見ても早い段階で能力を発揮してきたのに、この馬だけが晩成というようなそんな都合の良い話にはならないのが世の常。
戦歴を見ても良血でもあり、ソコソコに結果は残しているが、騙し騙しレースを選んで好走を続けてきてたように見える。
⑧ノットアローンは根本的に瞬発力に一歩も二歩も劣る戦歴。特に今回が好ましいステップというわけではなく、鞍上ルメールでいきなり瞬発力爆発というのも考え難い。唯一の可能性としては思い切って戦法を変え、後方に構えた場合ではなかろうか。
その馬達に続いて人気になっている⑬ナムラマースも上がりの速い時計はあるもののそれを記録したレースにおいても全体時計は遅い。
ダンチヒ系×サドラーズウェルズ系の限界と思える数字で頑張ってきたという実績でサンデーサイレンスの瞬発力を古馬重賞戦線で示されると一歩劣ってしまうように思える。
①トウショウシロッコは上がりの瞬発力も速い全体時計も実績がある馬。父アドマイヤベガで先日ブルーメンブラッドがマイルCSを制したサンデーサイレンス系。前走アルゼンチン共和国杯は結果論的に、この秋のGⅠ戦線においてキーポイントとなったレース。GⅠ戦線で跳ね返されたような馬の出走自体が少ない今年は、以上のような強調材料でも相対的に浮上があるのではないだろうか。
①の複勝で勝負する。
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