有馬記念2012予想
ゴールドシップは沈まない

のび犬
10期 予想歴9年

◎ゴールドシップ
  1着/1人気

○ルーラーシップ3着/2人
▲ナカヤマナイト7着/5人
△エイシンフラッシュ4着/3人


◎ゴールドシップ
◯ルーラーシップ
▲ナカヤマナイト
△エイシンフラッシュ
△オーシャンブルー
△ルルーシュ


馬場状態は現状ではフラット。コース形態を考えれば内枠>外枠でしょう。あとは土曜の雨でどう変わるかに注目です。

展開予想は難しいですが、過去の結果を振り返ってみると、去年や一昨年のようなスローはレアケース。「逃げたくない。番手で競馬したい」と言っていたビートブラックですが、14番枠から先行するためにはある程度仕掛けていかねばならず、一発を狙う先行馬も少なくないのである程度ペースは流れるのではないかと考えます。


まずは単穴のナカヤマナイトから説明させて下さい。

過去の傾向から、馬券の中心には4歳馬を選びたいと考えていました。多くの馬が4歳秋に成長のピークを迎えることもあり、秋の王道GⅠ、特にJCと有馬は4歳馬が強く、5歳以上の馬がパフォーマンスを落とすこともあって、今までの力関係がひっくり返ることが多々あります。

そんな中で私が注目したのがナカヤマナイト。
中山では崩れておらず、ディセンバーSやオールカマーで高いパフォーマンスを披露していてコース適性は間違いなし。
加えてデータ的に信頼度が高い「秋天をステップにした4歳馬」で、マツリダゴッホやドリームジャーニーといろいろ被ります。
枠順確定までは本命にして単・複で勝負しようと思ってたのですが……まさかの8枠15番……
近10年で好走馬が出ていない枠で、コース形態を考えてもフルゲートでは明らかに不利です。これではさすがに本命にはできませんでした。3連複フォーメーションの2列目にマークするに止めました。

ちなみに他の4歳馬は、ただ4歳というだけで押さえます。

ルルーシュは近年出世レースとして評判のアルゼンチン共和国杯の勝ち馬。アルゼンチン共和国杯を勝った後にGⅠを勝ったトーセンジョーダン、スクリーンヒーロー、アドマイヤジュピタのパフォーマンスと比較しても遜色ない内容でしたし、能力だけならこのメンバーでも通用すると思います。
問題は適性。アルゼンチン共和国杯を勝ったトーセンジョーダンとスクリーンヒーローはどちらも後に東京のGⅠを勝ちました。そしてどちらも有馬記念ではいまいちな結果に終わっています。要するにアルゼンチン共和国杯で高いパフォーマンスを見せた馬は、東京のGⅠでこそ狙えるということです。
この馬の戦歴を見ても、オールカマーでは完敗(馬体重増もあったのかも知れませんが)していますが、東京では1600~2500まで大崩れしていません。
ラップバランスを見ても瞬発力勝負を得意としており、平均ペースの中山2500mは合わないのではないかと思います。
よって、ナカヤマナイトよりも評価を下げました。
そして大外枠……先行したいこの馬には大きなマイナスです。

オーシャンブルーは明らかに格下なのですが、4歳馬の成長力と、ステイゴールド産駒のコース適性に期待して押さえます。


もう1頭の押さえ、エイシンフラッシュを選んだ理由は「内枠とリピーター」です。
有馬記念はトリッキーなコース形態もあってかリピーターが強いレースで、9年連続でリピーターが馬券に絡んでいます。今年はエイシンフラッシュかトゥザグローリーが該当しますが、既に3着2回のトゥザグローリーは賞味期限切れな感があります。近走の成績も奮いませんし、前走ダートも好走例がありません。
一方、エイシンフラッシュは秋天を制するなど高い能力を維持しています。スロー専用と言われ、実際そうだと思いますが、ペースが流れても内をロス無く回れれば11宝塚記念のように馬券圏内に入ってきます。JCではデータ的に巻き返し不可能な着差を付けられてしまいましたが、この馬は毎日王冠→秋天でもデーターブレイクして快勝しており、好走条件が整っていたらデータを無視してでも買いたい馬ですね。


そして、データ的に高評価のナカヤマナイト、エイシンフラッシュを能力で上回るであろうルーラーシップが対抗。
「中山適性に期待!」と評価したナカヤマナイトをAJCCで子供扱いし、夏のグランプリ宝塚記念ではオルフェーヴルには完敗しながらもエイシンフラッシュには完勝しています。
秋の2戦はどちらも出遅れて最後方からもの凄い追い上げを見せて3着で、力負けではない上に消耗も少ないと思います。
5歳馬で安定感のある馬がラストランの有馬で一気に崩れるパターン(ゼンノロブロイやブエナビスタ)もありますが、前述の2頭はGⅠを複数勝って「お疲れ様」という感じだったのに対し、国内のGⅠには未だに手が届いていないルーラーシップはラストランに賭けるモチベーションが違うと思うので、ここでも力技の追込をみせてくれるのではないでしょうか。


本命のゴールドシップは「勝ちそうな馬がこの馬しかいない」という消極的な理由と「この馬が勝ったら来年の王道路線は楽しいだろうな」という願望も込み。
能力の高さは説明するまでもないでしょう。秋の2戦は共に着差以上の強さで完勝。後方から追い込む不安定なレース内容ながらも成績は安定しているのも能力の証明です。
しかしながら、菊花賞での行き脚のつかなさは異常でした。後方から大外をまくって勝ち切るというのが難しいレース(コース)なので、私のイメージでは「危険な人気馬」です。
ただ、データ的には「人気の菊花賞馬は買い」ですし、ステイゴールド×マックイーンの配合は言わずと知れたドリームジャーニー・オルフェーヴルの兄弟が勝っている黄金配合。
皐月賞は「内博マジック」と言われていますが、インががら空きだったとは言え中山のコーナーで加速できたことは確かで、コースへの適性は高いと思います。
何より、今まで自分のイメージで馬券を買って有馬記念を外し続けてきたので、今年はデータに頼ってしまおうと言うのが一番の理由。
データ的には「ゴールドシップは沈まない」はずなのです。


馬券はゴールドシップからルーラー、ナカヤマ、エイシンに馬単を流すのと、3連複のフォーメーション13-2、9、15-2、6、9、15、16を予定。当日の馬場状態を見て、多少変更するかも知れません。
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今年もやって来ました、年末のドリームレース有馬記念。ジェンティルドンナとオルフェーヴルの回避は残念ですが、それでもなかなかの好メンバーだと思います。今の日本競馬の中・長距離路線の層の厚さは素晴らしいですね。
今年は休みをもらって人生初の現地観戦の予定なので、予想にも気合が入っています!この気合が空回りしなければいいのですがw

枠順も重要なポイントになるレースなので、本格的な予想は枠順が確定してから投稿させていただきます。
とりあえずはTARGETで調べた有馬記念の傾向分析をどうぞ。


・性齢
4歳が6-2-2-22、単回収値243、複回収値111と他の世代を圧倒している。次いで3歳。6歳以上は勝利なし。ただし7歳以上は0-2-2-12、複勝率25.0%、複回収値220と2、3着で穴を空けている。牝馬は1-3-0-11だが、連に絡んだのはダイワスカーレットとブエナビスタが2回づつで、内3回は1番人気でのもの。回収値も低い。

・人気
1番人気は5-3-0-2、連対率80%と好成績。勝ち馬の9/10が4番人気以内。ただし、2・3着には人気薄が突っ込んでくることも多い。

・斤量
斤量減の好走率、回収値が高い。斤量増は0-1-1-7と不振。

・枠番・馬番
複勝率を見ると1~5枠が20%以上なのに対し、6~8枠は15%以下。一桁馬番は8番(10%)以外は複勝率20%以上、二桁馬番は14番(22.2%)以外11.1%以下。内枠>外枠。1番が3勝。14番より外は勝利なし。15番より外は好走なし。

・脚質・上り
先行が5-4-6-24、単回収値211、複回収値149と好成績。逃げも複回収値150。差しは4-3-3-41と好走数は多いが回収値は低い。追込は0-1-1-39と不振。上り最速は勝率36.4%、連対率63.6%、単回収値556、複回収値358と好成績。上り5位以内は複回収値100超え。中山で速い上りを使える馬に注目。

・血統
サンデー直仔の活躍もあるが、サンデー系が8-5-8-55の圧倒的な好成績。ロベルト系はシンボリクリスエスの2勝だけ。他の系統は勝利なし。サンデー系でもダンスインザダークは0-0-0-13と不振。父系では好走馬を出していないグレイソヴリン系だが、母父トニービンは1-2-1-10、単回収値122、複回収値221と好成績。

・間隔
連闘~3週は0-0-1-22と不振。10週以上も0-1-0-5と不振。

・前走
前走3着以内が中心だが、4着以下からの巻き返しも6/20連対、12/30が複勝圏内に来ており無視できない。着差で見ると前走0.9差以内が26/30。ただし、1.0~1.9負けた馬も2勝、単回収値211。2.0差以上負けた馬は好走なし。前走脚質は差しが中心。前走上りは問われない。前走GⅠ組が10-7-8-76と圧倒的な好成績。GⅡ、GⅢ組は勝利なし。前走OP以下を走った馬は好走なし。前走ダートは2頭が出走して共に着外。2頭とも芝重賞を勝った実績があり前走ダートGⅠを好走しての参戦だった。

・主なステップレース1 ジャパンカップ(6-3-3-56)
王道のローテ。勝ち馬は全て3着以内。0.3以上の差をつけて勝った馬は連対率100%。6着以下は0-1-1-37といまいち。1.0以上負けた馬はシンボリクリスエス(JC3着(1.6差)→有馬1着)だけ。差す競馬をした馬が好成績。追込は複回収値100超え。先行はいまいち。逃げは好走なし。上り最速だった馬は3-1-0-4、連対率50%と好成績。4歳は4-2-1-10、複勝率41.2%、単・複回収値100超えの好成績で、5歳以上は勝利なし。

・主なステップレース2 天皇賞(秋)(3-0-2-5)
複勝率50%、単回収値589、複回収値227と好成績のステップ。全て負けた馬の巻き返しで、1.0~1.9差で負けた馬も2頭来ている。2.0以上負けた馬は好走なし。差し、追込の競馬をしていた馬が好成績だが、上り順位は問われない。4・5歳がこのステップで参戦すると3-0-1-1で、唯一の着外ドリームジャーニーも4着(0.4差)に健闘しており好走必至。6歳以上は0-0-1-4と不振。

・主なステップレース2 菊花賞(1-2-1-6)
本番で連対した馬は菊花賞でも連対していた。5着以下、0.6以上負けた馬の好走なし。好走馬は全て先行・差しの競馬をして上り2位以内だった。菊花賞で1、2人気だった馬は1-1-1-1で唯一の着外ロックドゥカンブも4着(0.7差)に健闘していた。菊花賞で5番人気以下だった馬は好走なし。本番で1番人気だった馬は連対率100%で4番人気以内だった馬の4/5が好走。こちらも唯一の例外はロックドゥカンブ。世間に評価されている菊花賞馬は期待に応える。


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