JCダート2008予想
JCD 長距離向きの血統と母父サンデーサイレンスを狙い撃つ!

軍神マルス
08期 予想歴10年

◎ヴァーミリアン
  3着/1人気

○サクセスブロッケン8着/2人
▲ワイルドワンダー10着/10人
×カジノドライヴ
×カネヒキリ


コース変更で阪神D1800mで開催されるため、データも傾向も読めない状態です。
ローテーションの有利・不利もどうつながるか分析できないため、阪神D1800m全体的な血統傾向から狙います。
金満血統王国王様・田端到さんのJRAフルコースを参考にしてます。

阪神D1800mの特徴。
・コースリーディングはブライアンズタイム。スタミナ豊富の逃げ・先行が決まりやすいコース。
・ジェイドロバリー、キンググローリアス、スキャターザゴールド、ティンバーカントリーなど地味めの中距離型ミスプロ系も好成績。アフリートやエルコンドルパサーも好相性。
・テイエムオペラオーは特注。「テイエムオペラオー=ダート長距離向き」から、スタミナ型が好走する?
・クロフネ、シンボリクリスエスなど不器用なパワー型タイプは、人気でのアテにしにくい。勝負どころで器用に動けないため、ツメ甘になりやすい。
・8枠が有利で、1枠が不利。スタートから最初の1コーナーまでの先手争いがきつくなりやすく、外枠がポジションをとりやすい。

★予想★
上記内容から、狙えそうな馬はスタミナ型血統。エルコンドルパサー産駒のヴァーミリアン、ブライアンズタイム産駒のフリオーソ・ワイルドワンダー、シンボリクリスエス産駒のサクセスブロッケン、マヤノトップガン産駒メイショウトウコンあたりが好走可能と考える。

◎ヴァーミリアン・・・エルコンドルパサー×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス
国内ダートGⅠ6連勝中のエルコンドルパサー産駒。エルコンドルパサーはキングマンボ×サドラーズウェルズ配合で、サドラーズウェルズの成長力を良く受け継いでいて、本格化したらとことん強くなるのがサドラーズウェルズ系の特性。また前走JBCクラシック1着でレコード決着の内容と母系はスカーレット一族でダイワメジャーなどがいる牝系で、古馬での成長力が期待できるので衰えは感じられず、ここは不動の中心馬と考える。

○サクセスブロッケン・・・シンボリクリスエス×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス
3歳ダート王。前走休み明けからJBCクラシック2着好走し、さらに叩いて良くなるロベルト系のシンボリクリスエス産駒。ヴァーミリアンに僅差(0.1秒差)の内容から好走可能と考える。母父サンデーサイレンスの前走の勢いと古馬混合GⅠ中央初挑戦の鮮度の高さが今回活きると考える。ただしシンボリクリスエスがこのコースとの相性がツメ甘な点から、積極的に動く時のみ突き抜ける可能性ありと考える。

▲ワイルドワンダー・・・ブライアンズタイム×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス
前走マイルChS南部杯3着。ブライアンズタイム産駒で、母父サンデーサイレンス。08年はマイル前後を使用して3着以内をはずしていなく、勢いはまだ続いていると考える。また阪神D成績は(2-1-0-0)でコース巧者で、1800mまでは対応可能と考える。母父サンデーサイレンスはヴァーミリアン・サクセスブロッケンと共通点なので、好走は似ると考えるが2頭の強さは抜けていると考えて3着候補筆頭と考える。

△メイショウトウコン・・・マヤノトップガン×ジェイドロバリー=ロベルト×ミスプロ
前走JBCクラシック3着。ロベルト系マヤノトップガン産駒で、マヤノトップガンはテイエムオペラオーの母父と同じBlushing Groomで、スタミナ型の特徴は似ていると考える。同系のブライアンズタイムが好相性でさらにテイエムオペラオー似の性質ありと考えることと母父ジェイドロバリーから、コース適性は良いはず。好走可能と考えるがこちらもヒモ候補。

フリオーソはブライアンズタイム産駒だが、中央での成績が今一つで交流戦で強いことから適性不足と考えて消し。

カネヒキリはフジキセキ産駒で、長期休養明けの前走から前進は見られるとは思うが、フジキセキ産駒が充実期に連続好走してからの復活に手間取る特性(=ドリームパスポートなどから)から消しと考える。

カジノドライヴは、A.P.Indyにつながるボールドルーラー系のMineshaft産駒。不器用血統で中距離型から米国では通用しても日本では足りないと考える。母父ヴァイスリージェント系もこのコースではツメ甘から消しと考えて勝負する。


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JCダート2008回顧
JCD テイエムオペラオーがポイント!?

軍神マルス
08期 予想歴10年

次走狙い:カネヒキリ
次走狙い:ヴァーミリアン


★回顧★
タイム 1'49"2 (良)
1FAve=12.13 3FAve=36.40

ラップ
①12.4-②11.2-③13.1-④11.7-⑤11.8-⑥12.4-⑦12.0-⑧12.1-⑨12.5
1FAveとの誤差
①+0.3 ②-0.9 ③+1.0 ④-0.4 ⑤-0.3 ⑥+0.3 ⑦-0.1 ⑧±0 ⑨+0.4
テン36.7-中盤35.9-上がり36.6 『ハイレベル』

『ハイレベル』・・・逃げ× 先行○ 差し◎ 追込○

1着カネヒキリ・・・フジキセキ×Deputy Minister=サンデーサイレンス×ヴァイスリージェント 3-5
2着メイショウトウコン・・・マヤノトップガン×ジェイドロバリー=ロベルト×ミスプロ 15-7
3着ヴァーミリアン・・・エルコンドルパサー×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 9-5
4着サンライズバッカス・・・ヘネシー×リアルシャダイ=ストームバード×ロベルト 15-10
5着ブルーコンコルド・・・フサイチコンコルド×ブライアンズタイム=ニジンスキー×ロベルト 6-7

テン-上がりのラップ差はほぼ同じで平均ペース、中盤が速くなる『ハイレベル』な流れ。展開は逃げが非常に厳しく、先行・差し・追込はほぼ差がなく有利と考える。

カネヒキリは、前走武蔵野S9着からの好走。前走は2年以上の休養明けで9着(0.6秒差)の内容をもっと評価すべきだったのかと反省です。休養前までは非常に充実していた内容(ファーストステージ)と、長期休養明けでの前走ではまだセカンドステージ突入には難しいと考えて評価せずにいましたが、セカンドステージ突入?母父の良さを活かしやすいのがフジキセキの特性と思いました。母父Deputy Ministerはヴァイスリージェント系で、休み明けを苦にせず鮮度の高い時に良く好走しやすい。久しぶりのGⅠで鮮度の高さがあったと考えます。とはいえ、長期休養明けからの2戦目での復活、あまり見たことのない好走ですが、セカンドステージ強行突入なら今後に注目したいと思います。

メイショウトウコンは、前走JBCクラシック3着からの好走。マヤノトップガン産駒で、ロベルト系。阪神D1800mはブライアンズタイム産駒が強いコースでもあり、同じブライアンズタイム系のマヤノトップガンにも合うのは必然と思います。またテイエムオペラオー産駒の激走も多いのが阪神D1800m特徴。テイエムオペラオーとマヤノトップガンの共通点は、欧州スタミナ型の父×母父Blushing Groom配合。父系から好走する下地は十分で、また母父ジェイドロバリーも好相性で、コース適性的は非常に向いていた馬と思います。

ヴァーミリアンは、前走JBCクラシック1着からの3着。国内GⅠ6連勝は凄いことだが、トップクラスでいることから鮮度は薄れていたのかもしれないと考える。エルコンドルパサー産駒は、菊花賞馬を輩出した欧州スタミナ型の特性がある。1~3着馬の血統が天皇賞春や菊花賞好走血統から、旧JCDと同じくスタミナが問われやすい適性と考える。またJBCクラシック好走馬が2・3着馬から、ステップとして好相性かもしれないと考える。小回りコース(しかもほぼ同距離)での好走が、このコースに必要な適性を示すのではと考える。

4着サンライズバッカス・5着ブルーコンコルドは、母父ロベルト系(リアルシャダイ・ブライアンズタイム)。ブライアンズタイム産駒のコース適性が高いということの証明と、この2頭とカネヒキリ・ヴァーミリアンは古馬になって東京D1600m(=フェブラリーS・武蔵野Sなど)での好走歴あり。東京D1600mはスタミナが問われるだけでなく、芝重賞好走歴などが問われるスピード適性も必要なコース。このあたりも必要な適性となるのではと考えます。

7着フリオーソ・8着サクセスブロッケンは、父ロベルト系ながらも凡走した馬。フリオーソについては、地方交流戦で強さを発揮するタイプからパワー型でスピード不足が原因と考える。
サクセスブロッケンは前走JBCクラシック2着好走からも、ヴァーミリアンやメイショウトウコンと同じように好走できても良かったはず。シンボリクリスエス産駒がこのコースをロベルト系ながら苦手(=好走するけれどツメ甘で人気であてにできない)としている不器用タイプであることや、前走で好走したことにより母父サンデーサイレンスの鮮度が薄れてしまったことが敗因ではないか?と考えます。またサクセスブロッケン自身も芝重賞好走歴がないので、適性が劣っていたのかもしれません。今後の成長と本格化に期待します。

JCDにのポイントは、
①ロベルト系重視。その中でブライアンズタイム系は特注。
②テイエムオペラオー産駒が好走するくらいのコースなので菊花賞・天皇賞春好走血統が活躍するコース。スタミナ適性が必要だが、東京D1600m好走馬が上位で活躍した結果から芝重賞好走するスピード適性も必要と思われる。
③JBCクラシック好走馬は、小回り適性の証明があり最重要ステップと考える。
④武蔵野S好走馬は東京D1600mなので、必要な適性(スピードとスタミナ)は証明されるはず。ステップとしては向いていると思われる。右回り成績が良ければ連対馬も出てくると思われる。


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