08期 予想歴17年
◎ビートブラック
9着/8人気
○オーシャンブルー2着/10人
▲ナカヤマナイト7着/5人
△ルーラーシップ3着/2人
×ゴールドシップ
×ダークシャドウ
競馬をしない人にもよく知られる有馬記念だが、その大レースの実態は要は冬季の芝長距離戦レースで、厳寒期で芝もタフな状態になりがちなだけに消耗戦になりやすく、同時に後方から追い込んだりマクリといった力ずくの戦法は、寒くて体が動きにくくなるこの時季はなおのこと実現が難しくなる。そういう意味で先手と然るべきポジションをキッチリ取れる馬こそ狙い目になる。
4角で一人旅確定という前提なら、ビートブラックの先行逃げ切りに期待してみたい。この馬、豊富なスタミナに反して、決め手比べでは他のG1馬に比べてどうしてもイマイチ。ただし、気性的な逃げ馬ではないので、スタートから無理に先手を主張する必要はない。1週目正面から向正面のどこかでうまく後続を引き離せるかどうかだけ。JCの7着も、3角から後続を離して逃げた内容が動きとして良かった。
ア共和国杯では後方追走から直線で大外へぶん回し、あまりに漫然とした騎乗で5着ならオーシャンブルーの金鯱賞はある意味必然とも言える内容だった。過去の実績から強い相手に怯む傾向はなく、道中インじっと構えて直線勝負ならそれなりに通用しそうな気配もある。
ナカヤマナイトは天皇賞から直行ローテに好感。厳冬期に調子がいいのも以前の実績から確か。
ルーラーシップは個人的には1600から2200の馬だと思う。距離が延びて良さが出るとは思えず、日経賞ではネコパンチに一人旅を許した主犯格でもあるが、当時は相当な不良馬場。大トビだが小回りに意外と対応できるほうなので、良馬場ら崩れることはないと思うが。ゲートをまともに出ても適性自体にはちょっと疑問あり。
ゴールドシップは負けるとしたら前を捕まえられない場面だろう。皐月賞は荒れ馬場で内が空く展開、菊花賞は淀の坂と乱ペースが味方したのも結果に大きく貢献している。前が後続を大きく離した際に、自力で前を捕まえに行けるか、いまの中山ではその点で懐疑的になる。
ダークシャドウはルーラーシップ同様、根が明らかに中距離馬で、距離延長でさらにタフなコンディションでは良さを出せないでしょう。鞍上は世界一の名手だが、適性面から軽視で。
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