12期 予想歴24年
◎未定
▲リグヴェーダ8着/1人
△クラウンレガーロ5着/7人
今週のメインレースは、第53回きさらぎ賞である。
きさらぎ賞は過去に数多くのG1馬を排出しており、2013年のクラシック戦線を占う意味でも注目される。
そこで競馬理論の競馬予想では、第53回きさらぎ賞に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
福寿草特別組からは、2着のアドマイヤドバイ (福永祐一)が第53回きさらぎ賞に出走する。
アドマイヤドバイの福寿草特別の2着という結果は、インが極端に有利な馬場において1枠1番からテイエムダイパワーの逃げ切りを許したに過ぎず、レース内容としては勝ったテイエムダイパワーを上回る。
ただしアドマイヤドバイも、スローペースの前残りを先行する展開に恵まれたと見ることもできる。
よって第53回きさらぎ賞の競馬予想においては、アドマイヤドバイが好走するためには展開などの助けが必要と判断すべきである。
朝日杯フューチュリティステークス組からは、7着のクラウンレガーロ (幸英明)が第53回きさらぎ賞に出走する。
クラウンレガーロの朝日杯フューチュリティステークスの7着という結果は、中団のインで脚をためながらも伸びを欠いた走りと言わざるを得ず、全く見所のないレース内容であった。
また朝日杯フューチュリティステークス組は、4着のフラムドグロワール、5着のティーハーフ、6着のノウレッジなどが次走で人気を裏切っており、2歳チャンピオン決定戦の割にはレベルが低かった感も否めない。
更にクラウンレガーロは、デイリー杯2歳ステークスで2着の実績を持つが、スローペースを途中まで楽に逃げる展開に恵まれたものであり、こちらも着順ほどの高い評価は不要である。
よって第53回きさらぎ賞の競馬予想においては、展開に恵まれての実績で人気になるクラウンレガーロに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
萩ステークス組からは、1着のインパラドール (川田将雅)が第53回きさらぎ賞に出走する。
インパラドールの萩ステークスの勝利という結果は、若干内目が有利な馬場で1枠を生かしてロスのない競馬をしたことによるものであり、2馬身の着差ほどの圧倒的な強さを示したわけではない。
また、萩ステークス組は、2着のトーセンパワフルが後の500万下特別で8着に敗れていることから、レベルが低い可能性も否定できない。
よって第53回きさらぎ賞の競馬予想においては、イルパラドールにOP特別勝ちだけで高い評価を与えるのは禁物と判断している。
一方、シンザン記念組からは、3着のタマモベストプレイ (和田竜二)が第53回きさらぎ賞に出走する。
タマモベストプレイのシンザン記念の3着という結果は、スタートで躓く不利や直線でも若干寄られる不利があったものの、極端にインが有利な馬場で絶好となるインの3番手からの競馬で伸びを欠いており、少し残念な内容であった。
よって第53回きさらぎ賞の競馬予想においては、安定した成績を残しているタマモベストプレイにも、人気ほどの高い評価は不要と判断すべきである。
ラジオNIKKEI杯2歳ステークス組からは、2着のバッドボーイ (勝浦)が第53回きさらぎ賞に出走する。
バッドボーイの、ラジオNIKKEI杯2歳ステークスの2着という結果は、1000m通過66秒0という超スローペースを逃げ粘ったものであり、レース内容としては、着順ほどの高い評価は不要である。
ただしラジオNIKKEI杯2歳ステークス組は、エピファネイアやキズナなどクラシック級が出走しているだけでなく、4着のアクションスターが次走の京成杯で2着、5着のアドマイヤドバイが次走の福寿草特別で2着など、超強力メンバーであった。
よって第53回きさらぎ賞の競馬予想においては、展開に恵まれたとはいえ強力メンバーで2着したバッドボーイに、それなりの高い評価を与えるべきである。
エリカ賞組からは、2着のラストインパクトが第53回きさらぎ賞に出走する。
ラストインパクトのエリカ賞2着という結果は、超スローで逃げたマイネルマエストロの逃げ切りを許してしまったものであり、力負けではない。
ただし、マイネルマエストロが次走の京成杯で5着に敗れていることから、エリカ賞のレベル自体には疑問が残る。
よって第53回きさらぎ賞の競馬予想においては、ラストインパクトにもある程度の評価を与えれば十分と判断している。
別路線組では、リグヴェータ (浜中俊)、マズルファイヤー(川田将雅)、アルムダプタ(幸英明)及びガイヤースヴェルト(ビュイック)が出走する。
リグヴェータの新馬戦の勝利という結果は、ゴール前での余裕を見る限り着差以上の強い内容であった。
よって第53回きさらぎ賞の競馬予想においては、リグヴェータにとって2013年のクラシック戦線で通用するかどうかの試金石の一戦になると判断すべきである。
マズルファイヤーは、未勝利を勝ち上がるまでに4戦も要したが、展開のアヤによって勝ちきれなかっただけである。
よって第53回きさらぎ賞の競馬予想においては、マズルファイヤーにもそれ相応の高い評価を与えるべきである。
一方、アルムダプタ及びガイヤースヴェルトは、
ダートの内容だけ走れば差はないが、第53回きさらぎ賞の競馬予想においては初芝なので芝適性次第と判断している。
以上のように競馬理論の競馬予想では、第53回きさらぎ賞に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第53回きさらぎ賞の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第53回きさらぎ賞の予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前のきさらぎ賞の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/kisaragisho
きさらぎ賞のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。
予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/
tipmonaとは?