中山記念2013予想
ダノンバラードの重賞連覇なるか?

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎未定 

○ダノンバラード6着/4人


今週のメインレースは、第87回中山記念である。

中山金杯組からは、1着のタッチミーノット(横山典弘)、9着のタガノエルシコ及び11着のニシノメイゲツが第87回中山記念に出走する。
タッチミーノットの中山金杯の勝利という結果は、ロスのない位置で脚をためることができたことによるものでもあるが、2着のアドマイヤタイシに2馬身近い差をつける快勝であった。
よって、第87回中山記念の競馬予想において内枠を引いた場合には、開幕週のイン有利の馬場で好位のインを追走可能で器用な脚質のタッチミーノットに高い評価を与えるべきである。

一方、タガノエルシコ及びニシノメイゲツは、中山金杯の見所のないレース内容から、タッチミーノットを逆転するのは難しいので、第87回中山記念の競馬予想において高い評価は不要である。

一方、白富士ステークスからは1着のアンコイルド(蛯名正義)が第87回中山記念に出走する。
アンコイルドの白富士ステークスの勝利という結果は、ステラロッサが内にモタれて満足に追えない不利に恵まれたものではあるが、ステラロッサ以外には完勝といった内容であった。
また、アンコイルドは、去年の秋以降4連勝中の上がり馬で能力的に底を見せていない。
よって、第87回中山記念の競馬予想においては、アンコイルドが先行力を生かして好位のインを追走して開幕週の馬場を生かせるようであれば好走可能と判断すべきである。

一方、有馬記念組からは、7着のナカヤマナイト(柴田善臣)及び10着のダイワファルコン(北村宏司)が第87回中山記念に出走する。
ナカヤマナイトの有馬記念の7着という結果は、大外を回らされたことを考慮しても、力負けであった。
しかしながら、ナカヤマナイトは、オールカマーを楽勝しているように、得意の中山の舞台で一線級不在のメンバー構成ならば好走して当然である。
よって、第87回中山記念の競馬予想においては、アメリカジョッキークラブカップの出走回避の影響がなく体調さえ万全であれば、ナカヤマナイトが巻き返す可能性は高いと判断すべきである。

一方、ダイワファルコンの有馬記念の10着という結果は、先行して勝ちに行く競馬をしたものの、G1級相手では力負けであった。
しかしながら、ダイワファルコンは、福島記念での勝利だけでなく、オールカマーでも2着に好走しており、低調なG2ならば実績的にも互角である。
よって、第87回中山記念の競馬予想においては、気難しさを出さずに気分良く走れるようであればダイワファルコンも好走可能と判断すべきである。

一方、アメリカンジョッキークラブカップ組からは、1着のダノンバラード(ベリー)及び8着のシンゲン(三浦皇成)が第87回中山記念に出走する。
ダノンバラードのアメリカンジョッキークラブカップの勝利という結果は、ハイペースを早め先頭で押し切る強い競馬であったが、残り100mで内に切れ込んでトランスワープ及びゲシュタルトを妨害する後味の悪いものであった。
よって、第87回中山記念の競馬予想においては、開幕週の馬場を考慮すると、逃げ差し自在のダノンバラードがまっすぐ走ることさえできれば重賞連覇の可能性も高いと判断すべきである。

一方、シンゲンは、アメリカジョッキークラブカップの見所のないレース内容から、第87回中山記念の競馬予想で高い評価は不要である。

一方、京都金杯組からは、7着のトーセンレーヴ(ビュイック)が第87回中山記念に出走する。
トーセンレーヴの京都金杯の7着という結果は、内ラチ沿いを通った馬が上位を独占する極端にイン有利な馬場において外を回らされたものであり、度外視可能である。
なお、トーセンレーヴは、エプソムカップで重賞制覇の実績はあるものの、後続の仕掛け遅れに恵まれたものである。
よって、第87回中山記念の競馬予想においては、ブエナビスタの弟という血統的な背景から実力以上に人気になるトーセンレーヴに押さえ程度の評価を与えれば十分と判断している。

一方、阪神カップ組からは、14着のシルポートが第87回中山記念に出走する。
シルポートの阪神カップの14着という結果は、サンカルロが差し切る追い込み有利の展開で潰れてしまったものであり度外視可能である。
よって、第87回中山記念の競馬予想においては、去年と同様のイン有利の馬場で大逃げを打てるようであれば、シルポートが去年の競馬を再現可能と判断すべきである。

一方、東京新聞杯組からは、7着のスマイルジャック(田辺裕信)及び11着のリアルインパクト(内田博幸)が第87回中山記念に出走する。
スマイルジャックの東京新聞杯の7着という結果は、内ラチ沿いでロスのない競馬をした馬が上位を独占する中で外を回らされてのものであり、レース内容としては着順以上の評価が必要である。
よって、第87回中山記念の競馬予想においては、スマイルジャックに東京新聞杯7着以上の評価を与えるべきである。
ただし、第87回中山記念は開幕週に行われるので、イン有利の馬場となった場合には追い込み一手のスマイルジャックの評価を落とすべきとも競馬理論では判断している。

一方、リアルインパクトの東京新聞杯の11着という結果は
若干外目を回らされたにせよ、スローペースを先行してバテてしまっており、全く見所のないレース内容であった。
よって、第87回中山記念の競馬予想においては、リアルインパクトに高い評価は不要である。

以上のように、競馬理論の競馬予想では、第87回中山記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第87回中山記念の最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第87回中山記念の最終的な予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の中山記念の関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com
/database/nakayamakinen 中山記念のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。予想屋マスターhttp://www.keibariron.com/


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中山記念2013回顧
ナカヤマナイトが格の違いを見せつける

予想屋マスター
12期 予想歴24年

次走狙い:ナカヤマナイト


第87回中山記念は、2番人気のナカヤマナイト(柴田善臣)の勝利で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、G1でこそ通用していないものの、オールカマーの強いレース内容から得意な中山コースでは崩れないと判断し高い評価を与えていたものの、開幕週の馬場で不利な外枠を引いてしまったことから本命評価にはできなかった。

レースでは、ナカヤマナイトは、先行集団の外目を追走し、4コーナーでは馬なりのまま外から進出した。

そして、ナカヤマナイトは、直線に向くとダイワファルコンと併せながら、逃げるシルポートとの差を一完歩ずつ詰め、ゴール寸前で差し切って、第87回中山記念を制覇した。

ナカヤマナイトの第87回中山記念の勝利という結果は、開幕週のイン有利の馬場において終始外目を回らされながらも押し切っており、レース内容としては着差以上に強い内容であった。

よって、今後の重賞戦線の競馬予想においても、第87回中山記念のメンバー構成ではナカヤマナイトに常に最上位の評価を与えるべきである。

一方、第87回中山記念の2着には、ダイワファルコン(北村宏司)が入った。
競馬理論の競馬予想では、気難しいタイプで能力を発揮できないことがあるものの、能力さえ発揮できれば福島記念の勝利くらいは走れるので、ダイワファルコンにも高い評価を与えていた。

レースでは、ダイワファルコンは、シルポートの大逃げから離れた2番手を追走した。
そして、ダイワファルコンは、直線に向くとナカヤマナイトと併せて差し脚を伸ばし、シルポートをゴール寸前で捕えたが、ナカヤマナイトには差されてしまい、2着止まりであった。

ダイワファルコンの第87回中山記念の2着という結果は、開幕週の前残りの馬場においてシルポートから大きく離れた2番手というマイペースでの単騎逃げと同じ状態に恵まれたものであり、5連敗となったナカヤマナイトには展開に恵まれても勝てないことを示して
しまった。

よって、第87回中山記念以降の重賞戦線の競馬予想においては、ダイワファルコンとナカヤマナイトの勝負付けは済んだと判断すべきである。

一方、第87回中山記念では、大逃げを打った8番人気のシルポート(松岡正海)が3着に粘り込んだ。
競馬理論の競馬予想では、有力馬が外枠を引いてしまったことから、シルポートが去年の中山記念の競馬を再現可能と判断し、本命に予想した。

レースでは、シルポートは、去年の中山記念と同様に大逃げを打ち、直線では逃げ切ったかのようにも思えたが、ゴール寸前でナカヤマナイト及びダイワファルコンに差されてしまい、3着止まりであった。

シルポートの第87回中山記念の3着という結果は、開幕週の馬場に恵まれたとはいえども、1200m通過1分11秒0のハイペースで粘り込んだものであり、8歳馬となっても衰えていないことを
示した。

よって、第87回中山記念以降の重賞戦線の競馬予想においても、インが有利な馬場やマイペースで逃げを打てる展開になるようであれば、シルポートの逃げ粘りには注意すべきである。

一方、第87回中山記念で1番人気に推されたタッチミーノット(横山典弘)は4着に敗れてしまった。 タッチミーノットは、外枠からの発走ということもあり、中団よりやや後方の外目から競馬を進めた。

そして、タッチミーノットは、直線でも大外から上がりナンバーワンの34秒8の脚で追い込んだが前も止まらず4着止まりであった。

タッチミーノットの第87回中山記念の4着という結果は、開幕週の前が止まらない馬場で終始外を回らされて脚を余してしまったものであり、力負けではない。

よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、展開次第でタッチミーノットが第87回中山記念上位組を逆転してもおかしくないと判断すべきである。
以上のように、第87回中山記念においては、ナカヤマナイトが一線級不在のG2では力が違うことを見せつけた。

よって、今後の重賞戦線においても、ナカヤマナイトの走りに大いに期待して頂きたい。 ただし、ナカヤマナイトであってもG1では力不足なので、第87回中山記念組がG1で好走する可能性は低いと判断すべきである。

以下のURLから2013年以前の中山記念の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/nakayamakinen

中山記念のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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