報知杯弥生賞2013予想
エピファネイアが4連勝でクラシックの主役に躍り出るか?

予想屋マスター
12期 予想歴24年

◎未定 

○エピファネイア4着/1人


今週のメインレースは第50回弥生賞である。
第50回弥生賞は皐月賞トライアルというだけでなく、クラシックに最も直結するレースでもある。
そこで競馬理論の競馬予想では、第50回弥生賞に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。

2歳チャンピオン決定戦の朝日杯フューチュリティステークスからは、2着のコディーノ(横山典弘)が第50回弥生賞に出走する。

コディーノの朝日杯フューチュリティステークスの2着という結果は、横山典弘騎手が、内で包まれることを嫌って外に出したら一気に先頭に立つほどに折り合いを欠いてしまったことによるものであり、2着を確保した自体が立派であった。


よって第50回弥生賞の競馬予想においては、好位のインで折り合ういつものような競馬ができれば、コディーノが巻き返す可能性が高いと判断すべきである。

ラジオNIKKEI杯2歳ステークス組からは、1着のエピファネイア(福永祐一)、2着のバッドボーイ(勝浦正樹)、3着のキズナ(武豊)が第50回弥生賞に出走する。

エピファネイアのラジオNIKKEI
杯2歳ステークスの勝利という結果は、1000m
通過66秒の超スローペースを外の3番手から押し切っただけと見ることもできるが、強豪揃いのメンバーを破ったこと自体は素直に評価する必要がある。


よって第50回弥生賞の競馬予想においては、3戦3勝で底を見せていないエピファネイアに、本命級の高い評価を与えるべきである。

一方、バッドボーイのラジオNIKKEI
杯2歳ステークスの2着という結果は、超スローペースで逃げを打つ展開に恵まれたものであり、過大評価は禁物である。


事実バッドボーイは、次走のきさらぎ賞において4着に敗れてしまっている。
よって第50回弥生賞の競馬予想においては、バッドボーイがエピファネイアを逆転するためには、超スローペースでの単騎逃げなど、かなりの展開の助けが必要と判断すべきである。

キズナのラジオNIKKEI
杯2歳ステークスの3着は、超スローペースの瞬発力勝負で切れ味負けしただけと見ることもできるが、2番手追走から逃げたバッドボーイを交せない物足りない内容でもあった。


よって第50回弥生賞の競馬予想においては、黄菊賞の着差以上に強い内容を念頭にキズナを見直すべきだが、本命級の高い評価までは不要と判断すべきである。

東京の平場の500万下からは、カミノタサハラ(蛯名正義)が第50回弥生賞に出走する。
カミノタサハラの500万下の勝利は、イン有利の馬場において終始外を回らされながらも差し切ってのものであり、着差以上の強さを見せつけた。

また、カミノタサハラのホープフルステークスの3着という結果は、インを突いたサトノネプチューン及び2番手を追走したマイネルストラーノというコースロスのない競馬をした2頭に敗れただけであり、力負けではない。


よって第50回弥生賞の競馬予想においては、急激にメンバーが強化する点を考慮しても、カミノタサハラに押さえ程度の評価は与えるべきである。

一方、ホープフルステークス組からは、サトノネプチューン(ムーア)が第50回弥生賞に出走する。

サトノネプチューンのホープフルステークスの勝利という結果は、イン有利の馬場において終始ラチ沿いを追走する展開に恵まれてのものであり、着差ほどの高い評価は不要である。


またホープフルステークスは、2着のマイネルストラーノが次走のOP特別で惨敗しているように、レベル自体にも疑問が残る。
よって第50回弥生賞の競馬予想においては、サトノネプチューンに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

シンザン記念組からは、2着のヘミングウェイ(池添謙一)が第50回弥生賞に出走する。

ヘミングウェイのシンザン記念の2着という結果は,
後のきさらぎ賞馬タマモベストプレイを差し切ったこと自体は評価が必要といえるが、実際は極端にインが有利な馬場で最内を導いた池添謙一騎手の好騎乗に恵まれたものでもある。


よって第50回弥生賞の競馬予想においては、ヘミングウェイに、シンザン記念2着ほどの高い評価は不要と判断すべきである。

以上のように競馬理論の競馬予想では、第50回弥生賞に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第50回弥生賞の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第50回弥生賞の最終的な予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の弥生賞の関連記事がご覧いただけます。
http://www.keibariron.com/database/yayoisho 

弥生賞のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。

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報知杯弥生賞2013回顧
カミノタサハラが2強を差し切る

予想屋マスター
12期 予想歴24年

次走狙い:キズナ


第50回弥生賞は、1番人気のエピファネイア(ビュイック)及び2番人気のコディーノ(横山典弘)が敗れ大波乱の決着となった。

その波乱の第50回弥生賞を制したのは、6番人気のカミノタサハラ(内田博幸)であった。

競馬理論の競馬予想では、スローを大外から差し切った平場500万戦及びイン有利の馬場で外を回らされて脚を余したホープフルステークスの強い内容から、カミノタサハラに高い評価を与えてはいたが、本命評価にまではできなかった。

レースでは、カミノタサハラは、中団よりやや後方の外目を追走し、3コーナー過ぎから徐々に上位に進出した。

そして、カミノタサハラは、直線に向くと鋭く伸びて内で粘る人気馬を差し切り、第50回弥生賞を制覇した。

カミノタサハラの第50回弥生賞の勝利という結果は、外を回っても不利な馬場ではなかったにせよ終始外を回って押し切ったものであり、レース内容も悪くない。

よって、本番の皐月賞の競馬予想においても、外が不利でない馬場であればカミノタサハラの追い込みに高い評価を与えるべきである。

一方、第50回弥生賞の2着には、10番人気のミヤジタイガ(和田竜二)が入り大波乱を演出した。

競馬理論の競馬予想では、オープン特別でも通用していなかったミヤジタイガに高い評価を与えることはできなかった。

レースでは、ミヤジタイガは、中団のインで待機し、4コーナーでは馬群を縫うように先行集団に取り付いた。
そして、ミヤジタイガは、直線でも内から力強く伸びて2着を確保した。

ミヤジタイガの第50回弥生賞の2着という結果は、1000m通過61秒6のスローペースでのコースロスのない競馬に恵まれたものであり、レース内容としての価値は低い。

よって、本番の皐月賞の競馬予想においては、ミヤジタイガに第50回弥生賞2着の実績ほどの高い評価は不要である。

一方、競馬理論の競馬予想が第50回弥生賞で本命に予想したコディーノは3着に敗れてしまった。

競馬理論の競馬予想では、東京スポーツ杯の強い内容と先行馬不在のメンバー構成から好位のインを追走できそうな展開面を考慮して、コディーノを本命に予想した。

レースでは、コディーノは、インの3番手の絶好位から競馬を進めた。
そして、コディーノは、直線で前が開くとミヤジタイガの内から追い込んだが、ジリジリとしか伸びず、3着止まりであった。

コディーノの第50回弥生賞の3着という結果は、若干仕掛けが遅れてしまったことを考慮しても、クラシックを狙うという意味では残念なレース内容であった。

よって、本番の皐月賞の競馬予想においては、コディーノが勝ちきるためにはイン有利の馬場で好位のインを追走するなどの展開の助けが必要と判断すべきである。

一方、第50回弥生賞で1番人気に推されたエピファネイアは4着止まりであった。

エピファネイアは、3番手の外目を追走し、直線に向くと一旦は抜け出して先頭に立ったが、ゴール寸前で脚があがってしまい、4着に敗れてしまった。

エピファネイアの第50回弥生賞の4着という結果は、外枠からの発走で折り合いを欠いてしまったものであり、悲観すべき内容ではないが、スローペースを先行して止まってしまったことも事実である。

よって、本番の皐月賞の競馬予想においては、エピファネイアの巻き返しの可能性もあるが、過剰に人気になるようであれば押さえ程度の評価にとどめるのも一つの手である。

一方、第50回弥生賞では3番人気のキズナ(武豊)が5着に追い込んだ。
キズナは、中団よりやや後方の馬群の中を追走し、直線に向いたところで前が壁になってしまった。

キズナは、そこから外に持ち出されると、一頭だけ違う脚で伸びてきたが、5着までが精一杯であった。

キズナの第50回弥生賞の5着という結果は、前が壁になって仕掛け遅れで脚を余したものであり、レース内容としては一番強かったと見ることもできる。

よって、本番の皐月賞の競馬予想においては、キズナに第50回弥生賞組でもトップクラスの高い評価を与えるべきである。

以上のように、第50回弥生賞では、エピファネイア及びコディーノのクラシックの有力候補が敗れたことにより、2013年3月7日のクラシック戦線は大混戦模様となった。

競馬理論のファンの方は、大混戦のクラシック戦線の穴予想をお楽しみに。

以下のURLから2013年以前の弥生賞の関連記事がご覧いただけます。
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弥生賞のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。
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