12期 予想歴24年
◎未定
○ロードカナロア1着/1人
今週のメインレースは、春のスプリント王決定戦の第43回高松宮記念である。
第43回高松宮記念は、2012年の最優秀短距離馬ロードカナロアが断然人気となりそうだが、伏兵陣も揃っており、激戦が予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第43回高松宮記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
阪急杯組からは、1着のロードカナロア(岩田康誠)、2着のマジンプロスパー(福永祐一)、4着のサンカルロ(吉田豊)、6着のスギノエンデバー(北村友一)及び9着のエピセアローム(武豊)が第43回高松宮記念に出走する。
ロードカナロアの阪急杯の勝利という結果は、イン有利の馬場において絶好となる先行馬4頭から大きく離れた5番手のインを気分良く追走する展開に恵まれたものではあるが、香港帰りで58キロの斤量を考慮すると高い評価は必要である。
よって、第43回高松宮記念の競馬予想においては、3連勝で充実著しいロードカナロアに本命級の高い評価を与えて当然である。
ただし、ロードカナロアは、器用な競馬ができる自在な脚質と見ることができる一方で、いつも展開に恵まれているようにも見えるので、圧倒的な人気になった場合には取りこぼす可能性を少しは頭に入れておくべきである。
一方、マジンプロスパーの阪急杯の2着という結果は、ロードカナロアの直後のインを揉まれずに追走して直線でもコースロスのない展開に恵まれたものであり、レース内容としては着順ほどの高い評価は不要である。
よって、第43回高松宮記念の競馬予想においては、マジンプロスパーに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
なお、マジンプロスパーは、揉まれると全く能力を発揮できないので、好走の条件は先行馬が少ないメンバー構成において外枠を引いた場合や阪急杯のように馬群がバラける展開など揉まれないことが好走の絶対条件となる。
一方、サンカルロの阪急杯の4着は、1枠でロスのない競馬をした割には残り100mで伸びを欠いており少し残念な内容であったが、プラス10キロで余裕残しであったことを考慮すると、悲観すべき内容でもない。
また、サンカルロは、去年の高松宮記念において、ロードカナロアに先着を果たしており、展開次第ではロードカナロアを逆転可能である。
よって、第43回高松宮記念の競馬予想においては、前崩れで追い込みが届く展開になるようであれば、サンカルロにもロードカナロアと互角の評価を与えるべきである。
一方、スギノエンデバーの阪急杯の6着という結果は、イン有利の馬場においてラチ沿いで脚をためてのものであり、レース内容としての価値は低い。
よって、第43回高松宮記念の競馬予想においては、スギノエンデバーに高い評価は不要である。
一方、エピセアロームの阪急杯の9着という結果は、休み明けで且つイン有利の馬場において終始外を回らされたものであり、度外視可能である。
なお、エピセアロームは、セントウルステークスでロードカナロアを差し切っているだけでなく、スプリンターズステークスでも4着と好走している。
よって、第43回高松宮記念の競馬予想においては、エピセアロームを阪急杯の内容だけで軽視すべきでないと判断している。
一方、オーシャンステークス組からは、1着のサクラゴスペル(横山典弘)、2着のダッシャーゴーゴー(川田将雅)、3着のツルマルレオン、9着のハクサンムーン(酒井学)、
11着のアドマイヤセプター(池添謙一)及び14着のサクラアドニスが第43回高松宮記念に出走する。
サクラゴスペルのオーシャンステークスの勝利という結果は、ハイペースを早め先頭で押し切っており、着順通り強い内容であった。
また、サクラゴスペルは、3連勝中の充実期を迎えており、スプリント戦線では能力的に底を見せていない。
よって、第43回高松宮記念の競馬予想においては、上がり馬のサクラゴスペルにもそれ相応の高い評価を与えるべきである。
ただし、サクラゴスペルにとっては急激なメンバー強化の感も否めないことは頭に入れて予想すべきである。
一方、ダッシャーゴーゴーのオーシャンステークスの2着という結果は、直線に向くまで馬群に包まれて仕掛けが遅れてしまったものであり、サクラゴスペルに力負けというわけではない。
よって、第43回高松宮記念の競馬予想においては、展開次第でダッシャーゴーゴーがサクラゴスペルを逆転可能と判断すべきである。
一方、ツルマルレオンのオーシャンステークスの3着という結果は、小回りの中山競馬場で追い込んだものである。
よって、第43回高松宮記念の競馬予想においては、外の追い込みが届く展開になるようであれば、ツルマルレオンがサクラゴスペル及びダッシャーゴーゴーとの差を詰める可能性が高いと判断すべきである。
一方、ハクサンムーン、アドマイヤセプター及びサクラアドニスは、オーシャンステークスの見所のないレース内容を見る限り、第43回高松宮記念の競馬予想において高い評価は不要である。
一方、シルクロードステークス組からは、1着のドリームバレンチノ(松山弘平)が第43回高松宮記念に出走する。
ドリームバレンチノのシルクロードステークスの勝利は、
スローペースを好位のインで追走する展開に恵まれたものと見ることもできるが、58キロでなかなか前が開かなかったことを考慮すると、強い内容であった。
また、ドリームバレンチノは、函館スプリントステークスにおいて、ロードカナロアの大きな不利に恵まれたにせよ、ロードカナロアに先着を果たしている。
よって、第43回高松宮記念の競馬予想においては、ドリームバレンチノにも押さえ程度の評価は与えるべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第43回高松宮記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第43回高松宮記念の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第43回高松宮記念の最終的な予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前の高松宮記念の関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com/database/takamatumiyakinen
高松宮記念のコースやレースの特性が知りたい方には大変好評をもらっています。
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