08期 予想歴15年
◎ロードカナロア
1着/1人気
○サクラゴスペル4着/4人
▲ドリームバレンチノ2着/2人
△ダッシャーゴーゴー5着/6人
★傾向分析★
2012年 タイム 1’10”3 (良) 1FAve=11.72 3FAve=35.15
テン34.5-上がり35.8 『前傾』
1着カレンチャン・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔13-c〕 2-2
2着サンカルロ・・・シンボリクリスエス×Crafty Prospector=ロベルト×ミスプロ 〔23-b〕 10-12
3着ロードカナロア・・・キングカメハメハ×Stom Cat=キングマンボ×ストームバード 〔2-s〕 4-4
流れは、テン-上がりのラップ差から『前傾』の流れ。展開的には、追込が最も恵まれ、次いで差し、逃げ・追込には厳しい流れと考える。
中京競馬場の大改装にて、12年より新コースの芝1200mで行われるようになった高松宮記念。以前のコースとの変更点は3つ。
①スタートから3コーナーまでの距離が、486m→315mと距離が短くなった。
②最後の直線が、313m→412mと距離が延びた。
③直線の坂が、無→有。高低差2.2m、最大勾配2.0%。
もともと左回りの小回りコースだったが、改装で芝1200m戦としては最長の直線距離を有し(=東京芝コースでは芝1200m戦がないし、新潟芝コースなどは内回りで直線は新中京コースよりは短い)、東京コースに近いコース形態+中山芝コースのような急坂コースとなったと思われる。これにより①②の変更点が影響したためか、旧コースだとテンが32秒台後半~33秒台といったより厳しいペースの『前傾』の流れになることが多かったが、12年の場合テン34秒5と過去に比べ緩くなり、③の急坂が加わったことで上がりがかかるようになった高松宮記念(=以前は上がりは34秒台後半~35秒台前半に対し、今回は35秒8)。スピードとパワーの要素がより求められるようになったレースと考える。また12年は開催8日目という馬場状態にて、内よりは外の方がより好走しやすい馬場状態になっていたと考えるが、今年は開催6日目。昨年よりは外有利とはいかないまでも、やはりやや外枠有利と考えるべきか?
12年の結果より、先ずは①の変更点より外枠の先行馬はよりダッシュ力が求められ、良いポジションを取らないと終始外々を回されることになると思われる。また②の変更点より差し馬により向いた展開になると思われる。そのため外枠の先行馬には厳しい流れになると思われる。このポイントをうまく回避して好走した馬は、12年2番人気1着カレンチャン。終始良いポジションをとり、また早め抜け出してパワーで押し切るタイプに向くと思います。
逆に外枠の差し馬は、やや距離ロスは生じるものの直線が長くなったことで挽回可能と考える。③の変更点よりよりパワータイプの馬が好走しやすいと考える。このポイントに合致した馬は12年3番人気2着サンカルロ。外差しで直線グングン差を詰めましたが、あと一歩届かずの内容。展開的に恵まれているものの、距離ロスが不利になり差し届かずという結果は今年も十分にありうると考えるべきと思います。
内枠の先行馬については、先手で良いポジションをとれると終始内を回れる距離のメリットが生じるが、②③の変更点より直線が長くなることで後続の目標となる点では抜けた能力が必要と思われる。また先手争いでペースが上がると思われ、先行できる馬はその分パワータイプと思うのだが、最後まで踏ん張りきれるかどうか?がポイントとなる思われる。このポイントに合致した馬は、12年1番人気3着ロードカナロア。終始内内を先行し、直線踏ん張るものの差を詰められずの内容。中・外枠だったなら結果は異なっていたのではないか?と思える内容なので、内よりやや外目の枠の強い先行馬には注目したい。
先行できなかった内枠の馬は、内で包まれる不利が生じ、直線を向いた時点で前が詰まるようだと大きな不利が生じる可能性があると思われる。このポイントは、外枠の先行・差し馬が上位を占めた結果から証明されたと考える。
★予想★
高松宮記念のポイントは、
①『前傾』の流れだが、テンは緩め、上がりがかかる展開。スピードとパワーに優れた馬を中心に。
②開催が進み内の馬場は荒れ始めるため、基本は中枠・外枠の馬を。
③先行できる中枠・外枠の馬は中心に据えられるが、外枠の差し馬は差し届かずもあるので、連下候補に。
④近走好走馬を上位に。
◎ロードカナロア・・・キングカメハメハ×Stom Cat=キングマンボ×ストームバード 〔2-s〕
前走阪急杯1着(=阪神芝1400m)。中京芝コースは(0-0-1-0)、芝1200m戦は(7-2-1-0)。12年高松宮記念3着好走馬(=中京芝1200m:0.1秒差)で、その後12年スプリンターズS1着(=中山芝1200m)→香港スプリント1着(=香港芝1200m)とGⅠで好走。前走阪急杯は58kgと他馬よりも重い斤量を背負いながら好走し、本格化は明らか。今回はやや外目の枠の強い先行馬ということで、枠は昨年以上に恵まれ、本格化した今なら好走必至の堅軸馬と考えて、好走に期待し評価する。前走からの距離短縮という点もプラス要因と考える。
キングカメハメハ産駒はミスプロ系だが、凱旋門賞での好走も多いキングマンボ系で欧州型の要素を兼ね備えている。格の高いレースでの究極のスピード競馬になると本領を発揮し、厳しい展開ほど持ち前の底力を活かす。ダンシングブレーヴ系に近い特性を有していると考える。母父StormCatはストームバード系で、。斬れよりも全体のスピードに優れ、ハイペースに強いが、揉まれる競馬は苦手。大一番よりも前哨戦が向くタイプ。またストームバード系の特性として、勝負強さや底力には欠ける点と勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要。近走好走の充実ぶりは、この母父の特性に起因するものと考え、この点にも期待する。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号sは、立ち回りが上手く、スローの上がり勝負で強い。上級クラスでは展開利が必要。
○サクラゴスペル・・・サクラプレジデント×Cure the Blues=サンデーサイレンス×ターントゥ 〔13-c〕
前走オーシャンS1着(=中山芝1200m)。中京芝コースは(0-0-0-1)、芝1200m戦は(2-1-0-1)。12年高松宮記念9着(=中京芝1200m:0.5秒差)でしたが、その後1200m戦でオープン戦・重賞と地力をつけて好走。本格化と考えて好走に期待する。外枠の先行馬になるため先手を取らないといけない点と、同型の強力な先行馬がいるため厳しい展開となると思うが、中山芝コースのオーシャンSでも好走したように急坂コースもこなせるパワーはあるので、好走可能と考えて期待して評価する。
サクラプレジデント産駒はサンデーサイレンス系で、函館や札幌などローカルコースが得意なタイプ。やや詰め甘な産駒が多く、単勝勝負よりも2・3着付け向きだが、素直に近走好調馬を狙うのが正解。芝の道悪は得意で、馬場が悪化すればするほど勝率や連対率が上がっていく。ダートもこなせるが、内枠から先行ちょい差しが得意の型。また母父の距離適性がそのまま得意な距離となる。母父Cure the Bleusはターントゥ系で、ダートでの実績が目立つが芝向きの中距離血統。芝は時計のかかる馬場が良い。高齢になっても力の衰えは少なく、活躍期間は長い。
No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
▲ドリームバレンチノ・・・ロージズインメイ×マイネルラヴ=ヘイロー×ミスプロ 〔2-n〕
前走シルクロードS1着(=京都芝1200m)。中京芝コースは初で、芝1200m戦は(7-3-3-5)。12年スプリンターズS3着馬(=中山芝1200m:0.2秒差)で、前走シルクロードS1着好走からも地力強化は明らか。本馬もやや外目の枠の先行馬となるが、ロードカナロアと好走が似通っているため、好走の可能性は高いと考えて期待して評価する。
ロージズインメイ産駒はヘイロー系で、本質は馬力型の持久力血統。芝・ダート兼用型だが、芝・ダートともに3着・4着が多く、尻を押したくなるようなジリ脚の馬が多く、瞬発力勝負では分が悪い。活躍距離はバラついているが、比較的芝1600~2000mにて穴の好走が多く、コーナー2つのコースよりも、中山芝2000mや小倉芝2000mなどコーナー4つのコース方が向いている。母父の特性を引き出しやすいのも特徴の一つ。母父マイネルラヴはミスプロ系で、芝向きの早熟スプリンター血統。サクラバクシンオー産駒に近い適性があり、平坦コースでスピードを活かしての好走が多い。軽ハンデでの大穴が多く、特に“軽量の牝馬”と“夏のローカル”はチェックポイント。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。
△ダッシャーゴーゴー・・・サクラバクシンオー×Miswaki=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔18〕
前走オーシャンS2着(=中山芝1200m:0.1秒差)。中京芝コースは(0-0-1-1)、芝1200m戦は(3-5-2-9)。GⅠでは降着などで今一つな成績なのだが、それでも重賞などでは好走し、まだまだ上位に能力を維持しているので侮れない。今回は外枠の差し馬として展開的にも恵まれる点があると考えて、好走に期待して評価する。ただしやはり衰えはあると考えて連下候補。
サクラバクシンオー産駒はプリンスリーギフト系で、テンのダッシュ力に優れ、スピードという意味合いではピカイチの種牡馬。休み明けから好走可能で、使い詰めるとパフォーマンスが低下する鮮度重視の特性がある。持ち時計には限界があり、各馬の能力を示す指標にもなる。中4週~8週のローテーションが良く、それより短くても長くても成績が落ちる。レース間隔1~2ヶ月がホットスポット。母父Miswakiはミスプロ系で、ミスプロ系の中では中距離適性に優れ、成長力もある。先行させるとしぶとく、脚を溜めると末脚もしっかりしている。また大レース向きの血統。
No.〔18〕の牝系で、活躍馬はナリタトップロードなどがいるがやや衰退気味の牝系。スタミナはあるが、融通の利くタイプは少なく、底力は少ない。分枝記号なしなので、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。
tipmonaとは?
08期 予想歴15年
次走狙い:ロードカナロア
次走狙い:ドリームバレンチノ
次走危険:ハクサンムーン
2013年 タイム 1’08”1 (良) 1FAve=11.35 3FAve=34.05
ラップ
①11.9-②11.0-③11.4-④11.2-⑤11.0-⑥11.6
1FAveとの誤差
①+0.5 ②-0.4 ③±0 ④-0.2 ⑤-0.4 ⑥+0.2
テン34.3-上がり33.8 『加速』
『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×
1着ロードカナロア・・・キングカメハメハ×Strom Cat=キングマンボ×ストームバード 〔2-s〕 9-7
2着ドリームバレンチノ・・・ロージズインメイ×マイネルラヴ=ヘイロー×ミスプロ 〔2-n〕 12-11
3着ハクサンムーン・・・アドマイヤムーン×サクラバクシンオー=フォーティナイナー×プリンスリーギフト 〔18〕 1-1
4着サクラゴスペル・・・サクラプレジデント×Cure the Bleus=サンデーサイレンス×ターントゥ 〔13-c〕 4-4
5着ダッシャーゴーゴー・・・サクラバクシンオー×Miswaki=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔18〕 7-7
流れは、テン-上がりのラップ差から『加速』の流れ。今年は『加速』の流れだが、12年は『前傾』にて、まだ流れの特徴は決め打ちできない様子。展開的には、逃げが最も恵まれ、次いで先行、差し・追込には厳しい流れと考える。
1着ロードカナロアは、前走阪急杯1着(=阪神芝1400m)からの好走。中京芝コースは(0-0-1-0)、芝1200m戦は(7-2-1-0)でした。12年高松宮記念3着好走馬(=中京芝1200m:0.1秒差)で、その後12年スプリンターズS1着(=中山芝1200m)→香港スプリント1着(=香港芝1200m)とGⅠで好走。前走阪急杯は58kgと他馬よりも重い斤量を背負いながら好走し、本格化は明らか。今回はやや外目の枠の強い先行馬ということで、枠は昨年以上に恵まれ、本格化した今なら好走必至の堅軸馬と考えて、また前走からの距離短縮という点もプラス要因と考え評価し、結果1着好走。正攻法できっちり好走ということもあり、とりあえずは今年の秋までは崩れずに信頼できそうと考えます。前走阪急杯好走馬は、12年2着サンカルロと13年1着の本馬と、2年連続しての好走馬を輩出。ステップ的にも距離短縮が活きやすく、上がり上位で好走している場合は期待できるステップと考えたい。またその上で、高松宮記念はやはり外枠有利な傾向から、外枠に入るようなら期待値UPと考えたいと考えます。
キングカメハメハ産駒はミスプロ系だが、凱旋門賞での好走も多いキングマンボ系で欧州型の要素を兼ね備えている。格の高いレースでの究極のスピード競馬になると本領を発揮し、厳しい展開ほど持ち前の底力を活かす。ダンシングブレーヴ系に近い特性を有していると考える。母父Storm Catはストームバード系で、。斬れよりも全体のスピードに優れ、ハイペースに強いが、揉まれる競馬は苦手。大一番よりも前哨戦が向くタイプ。またストームバード系の特性として、勝負強さや底力には欠ける点と勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要。近走好走の充実ぶりは、この母父の特性に起因するものと考え、この点にもまだまだ今後も期待したいと思います。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号sは、立ち回りが上手く、スローの上がり勝負で強い。上級クラスでは展開利が必要。
2着ドリームバレンチノは、前走シルクロードS1着(=京都芝1200m)からの好走。中京芝コースは初で、芝1200m戦は(7-3-3-5)でした。12年スプリンターズS3着馬(=中山芝1200m:0.2秒差)で、前走シルクロードS1着好走からも地力強化は明らか。本馬もやや外目の枠の先行馬となるが、ロードカナロアと好走が似通っているため、好走の可能性は高いと考えて期待して評価し、結果2着好走。これまで、12年函館SS(=1着ドリームバレンチノ・2着ロードカナロア)、12年スプリンターズS(=1着ロードカナロア・3着ドリームバレンチノ)、今回で3度目の僅差での好走より、やはり適性が似ている馬と思います。今後も能力的にも強い馬にて、好走するときにはセットになる可能性は高いかも(=テイエムオペラオーの法則:特に牝系も同じ場合はより好走しやすくなると思います)。ローカル小回りコースも得意な馬にて、夏のスプリントシリーズの好走にも期待したいと思います。
ロージズインメイ産駒はヘイロー系で、本質は馬力型の持久力血統。芝・ダート兼用型だが、芝・ダートともに3着・4着が多く、尻を押したくなるようなジリ脚の馬が多く、瞬発力勝負では分が悪い。活躍距離はバラついているが、比較的芝1600~2000mにて穴の好走が多く、コーナー2つのコースよりも、中山芝2000mや小倉芝2000mなどコーナー4つのコース方が向いている。母父の特性を引き出しやすいのも特徴の一つ。母父マイネルラヴはミスプロ系で、芝向きの早熟スプリンター血統。サクラバクシンオー産駒に近い適性があり、平坦コースでスピードを活かしての好走が多い。軽ハンデでの大穴が多く、特に“軽量の牝馬”と“夏のローカル”はチェックポイント。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号nは、仕上がり早で素軽いスピードと立ち回りの上手さが持ち味。底力には欠けるが器用さでカバーする。また短距離向きの馬が多く、中距離馬は洋芝開催向き。1着馬ロードカナロアとは牝系が同じこともあり、この点でも好走しやすい点があると考える(=テイエムオペラオーとメイショウドトウも同じ牝系で、重賞でよくセットで好走)。
3着ハクサンムーンは、前走オーシャンS9着(=中山芝1200m:0.9秒差)からの激走。中京芝コースは(0-0-0-1)、芝1200m戦は(4-0-0-5)でした。近走は人気で凡走→人気薄で好走と難儀な馬だが、今回も前走の凡走で人気が落ちたがしぶとく好走し、僅差の3着。今回はテンは緩い流れだが、その上でレコードを演出したわけだが、アドマイヤムーン産駒は12年京成杯AHでレコードでの好走をしたレオアクティヴもいて、好走決着は苦にしないタイプし、純然たるスピードという意味合いでは母父サクラバクシンオーはスプリンターとして適性は高かったと反省する。1着馬ロードカナロアは父キングカメハメハのキングマンボ系で、母父ストームバード系も10年マイルCS1着エーシンフォワードがレコード決着で好走したりと、高速決着に強い血統でした。そのため今回のレコード決着での好走にも納得です。また12年の好走馬の1着カレンチャンは父ヴァイスリージェント系のクロフネ産駒×母父トニービン、2着馬サンカルロはシンボリクリスエス産駒といずれも高速決着に強い血統でもあり、この点もポイントになると考える。とりあえず本馬は今後も、人気の時には軽視、凡走後人気を落として好走といパターンに嵌る馬と思われ、次走人気になるようなら過信禁物と考えます。
アドマイヤムーン産駒はミスプロ系で、体の柔らかい産駒が多く着実にスピードを伝えるフォーティナイナー系。2歳の短距離から走れる仕上がりの早さと、芝・ダート兼用の快速スピードを持つ。好位で折り合い、馬群の内で我慢もでき、ギアチェンジの速さや競馬上手の賢さが目につく。母父サクラバクシンオーはプリンスリーギフト系で、テンのダッシュ力に優れ、スピードという意味合いではピカイチの種牡馬。休み明けから好走可能で、使い詰めるとパフォーマンスが低下する鮮度重視の特性がある。持ち時計には限界があり、各馬の能力を示す指標にもなる。中4週~8週のローテーションが良く、それより短くても長くても成績が落ちる。レース間隔1~2ヶ月がホットスポット。
No.〔18〕の牝系は、活躍馬はナリタトップロードなどがいるがやや衰退気味の牝系。スタミナはあるが、融通の利くタイプは少なく、底力は少ない。分枝記号なしなので、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。
4着サクラゴスペルは、前走オーシャンS1着(=中山芝1200m)からの好走。中京芝コースは(0-0-0-1)、芝1200m戦は(2-1-0-1)でした。12年高松宮記念9着(=中京芝1200m:0.5秒差)でしたが、その後1200m戦でオープン戦・重賞と地力をつけて好走。本格化と考えて好走に期待し、結果4着好走。外枠の先行馬になるため先手を取らないといけない点と、同型の強力な先行馬がいるため厳しい展開となると考えましたが、やはり先行する場合は中枠の方が好走しやすいのではと反省する。また中山芝コースのオーシャンSやスプリンターズSを好走した馬は急坂コースもこなせるパワーはあるので、高松宮記念での好走は可能と考えて期待すべき馬と考える。
サクラプレジデント産駒はサンデーサイレンス系で、函館や札幌などローカルコースが得意なタイプ。やや詰め甘な産駒が多く、単勝勝負よりも2・3着付け向きだが、素直に近走好調馬を狙うのが正解。芝の道悪は得意で、馬場が悪化すればするほど勝率や連対率が上がっていく。ダートもこなせるが、内枠から先行ちょい差しが得意の型。また母父の距離適性がそのまま得意な距離となる。母父Cure the Bleusはターントゥ系で、ダートでの実績が目立つが芝向きの中距離血統。芝は時計のかかる馬場が良い。高齢になっても力の衰えは少なく、活躍期間は長い。
No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。
5着ダッシャーゴーゴーは、前走オーシャンS2着(=中山芝1200m:0.1秒差)からの好走。中京芝コースは(0-0-1-1)、芝1200m戦は(3-5-2-9)でした。GⅠでは降着などで今一つな成績なのだが、それでも重賞などでは好走し、まだまだ上位に能力を維持しているので侮れない。今回は外枠の差し馬として展開的にも恵まれる点があると考えて、好走に期待して評価し、結果5着好走。やはり衰えはあると考える。来年も外枠の差し馬には要注目と考える。
サクラバクシンオー産駒はプリンスリーギフト系で、テンのダッシュ力に優れ、スピードという意味合いではピカイチの種牡馬。休み明けから好走可能で、使い詰めるとパフォーマンスが低下する鮮度重視の特性がある。持ち時計には限界があり、各馬の能力を示す指標にもなる。中4週~8週のローテーションが良く、それより短くても長くても成績が落ちる。レース間隔1~2ヶ月がホットスポット。母父Miswakiはミスプロ系で、ミスプロ系の中では中距離適性に優れ、成長力もある。先行させるとしぶとく、脚を溜めると末脚もしっかりしている。また大レース向きの血統。
No.〔18〕の牝系は、活躍馬はナリタトップロードなどがいるがやや衰退気味の牝系。スタミナはあるが、融通の利くタイプは少なく、底力は少ない。分枝記号なしなので、産駒ごとに得手不得手ははっきりしているものの、平均的に能力を発揮し、やや晩成傾向。
高松宮記念のポイントは、
①スピードとパワーに優れた馬を中心に。高速決着に向く血統重視(=キングマンボ系やヴァイスリージェント系などは特注)。
②開催が進み内の馬場は荒れ始めるため、基本は中枠・外枠の馬を。
③先行できる中枠・外枠の馬は中心に据えられるが、外枠の差し馬は差し届かずもあるので、連下候補に。
④近走好走馬を上位に。特に阪急杯好走馬に注目。
⑤スプリンターズSやオーシャンS好走の中山芝1200m好走実績もポイント。
⑥京阪杯・シルクロードSなど、暮れ・年明けの京都芝1200m重賞好走馬に注意。
tipmonaとは?