産経大阪杯2013予想
産経大阪杯 オルフェーヴルの能力を信じて。

軍神マルス
08期 予想歴15年

◎オルフェーヴル
  1着/1人気

○ショウナンマイティ2着/2人
▲エイシンフラッシュ3着/5人
△ダークシャドウ5着/3人


★傾向分析★
2008年 タイム 1'58"7 (良) 1FAve=11.87 3FAve=35.61
テン35.5-中盤48.4(3F換算36.30)-上がり34.8 『加速・中弛み』
1着ダイワスカーレット・・・アグネスタキオン×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-d〕 1-1
2着エイシンデピュティ・・・フレンチデピュティ×Woodman=ヴァイスリージェント×ミスプロ 〔5-g〕 3-3
3着アサクサキングス・・・ホワイトマズル×サンデーサイレンス=リファール×サンデーサイレンス 〔4-g〕 2-2

2009年 タイム 1'59"7 (良) 1FAve=11.97 3FAve=35.91
テン36.0-中盤48.9(3F換算36.68)-上がり34.8 『加速・中弛み』
1着ドリームジャーニー・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕 7-6
2着ディープスカイ・・・アグネスタキオン×Chief's Crown=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔23-b〕 4-4
3着カワカミプリンセス・・・キングヘイロー×Seattle Slew=リファール×ボールドルーラー 〔4-m〕 10-10

2010年 タイム 1'59"5 (良) 1FAve=11.95 3FAve=35.85
テン36.0-中盤48.1(3F換算36.08)-上がり35.4 『加速・一貫』
1着テイエムアンコール・・・オペラハウス×ブライアンズタイム=サドラーズウェルズ×ロベルト 〔7〕 4-4
2着ゴールデンダリア・・・フジキセキ×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔2-c〕 8-8
3着ドリームジャーニー・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕 11-8

2011年 タイム 1’57”8 (良) 1FAve=11.78 3FAve=35.34
テン35.8-中盤46.7(3F換算35.03)-上がり35.3 『加速』
1着ヒルノダムール・・・マンハッタンカフェ×ラムタラ=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔4-i〕 7-6
2着ダークシャドウ・・・ダンスインザダーク×Private Account=サンデーサイレンス×ダマスカス 〔A4〕 12-12
3着エイシンフラッシュ・・・King’s Best×Platini=キングマンボ×ハンプトン 〔8-a〕 9-9

2012年 タイム 2’05”5 (稍重) 1FAve=12.55 3FAve=37.65
テン39.1-中盤51.1(3F換算38.33)-上がり35.3 『加速・中弛み』
1着ショウナンマイティ・・・マンハッタンカフェ×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔4-k〕 11-12
2着フェデラリスト・・・Empire Maker×サンデーサイレンス=ミスプロ×サンデーサイレンス 〔7〕 3-3
3着トーセンジョーダン・・・ジャングルポケット×ノーザンテースト=グレイソヴリン×ノーザンテースト 〔9-a〕 1-1

 近5年の流れは、『加速』になることが多く、テンよりも上がりが速い流れ。『中弛み』も複合することもあるが、残り5・6Fからの持続力勝負になりやすい傾向。
 展開は逃げ・先行の好走が多く、4コーナー5番手以内につけた馬が3着内に2頭好走しやすい傾向にあります。

 血統の傾向は、持続した流れになりやすい傾向から、欧州スタミナ型血統の大系統ノーザンダンサー系(=サドラーズウェルズ系、ニジンスキー系、ノーザンテースト系、リファール系など)。
 サンデーサイレンス系は、スタミナ型サンデーサイレンス系のマンハッタンカフェ、ダンスインザダーク、ステイゴールドなどが好走。スピード型サンデーサイレンス系(=アグネスタキオン、フジキセキなど)なら、母父はロベルト系・グレイソヴリン系・リファール系・ファイントップ系とスタミナを活かすタイプなら好走可能。

 また2'00秒を境に、1'59秒台やそれよりも速いタイムならサンデーサイレンス系、2'00秒以降なら欧州型のノーザンダンサー系が好走しやすくなる傾向。

 東京芝2400mGⅠ好走馬(=07年2着メイショウサムソン、08年3着アサクサキングス、09年2着ディープスカイ・3着カワカミプリンセス、11年3着エイシンフラッシュなど)は好走多く、信頼度高いように思います。
 また天皇賞秋(=東京芝2000m)好走馬(=07年1着メイショウサムソン、08年1着ダイワスカーレット、09年2着ディープスカイ、11年ダークシャドウ、12年3着トーセンジョーダンなど)も好走が多い傾向。

 リピーターの好走もあり、コース実績にも注意が必要。

★予想★
産経大阪杯のポイントは、
①流れは『加速』になりやすく、中盤からの持続した流れからの持続力勝負になりやすい。そのため4コーナー5番手以内の馬の好走が多い。
②スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。
③1’59秒台やそれよりも速いタイムならサンデーサイレンス系、2’00秒以降なら欧州型スタミナ血統が好走しやすい。ただし12年のような遅いタイムの場合は、適性はややマイル~中距離特化型のタイプに向く適性となる。
④東京芝2000mの天皇賞秋好走馬、東京芝2400mGⅠ好走馬は好走率が高く、軸には最適。
⑤リピーターの好走も多いが、着順は前年よりも下がりやすい(=「老馬の法則」に当てはまりやすい)。

◎オルフェーヴル・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕
 前走JC2着(=東京芝2400m:0.0秒差)。阪神芝コースは(3-1-0-0)、芝2000m戦は(1-0-0-0)。今回約4か月の休み明けとなるが、休み明けは(2-1-0-0)と苦にしない馬にて大きな割引とならないと考える。今回気になるのは、11年皐月賞1着(=東京芝2000m)以来となる芝2000m戦ということ。過去00年テイエムオペラオーが古馬王道路線完全制覇をした後、苦戦したのが休み明けでの01年産経大阪杯。久々の芝2000m戦と休み明けにて苦戦したものと思われる。また同様に07年古馬王道路線で善戦していたメイショウサムソンも苦戦したのが、08年産経大阪杯。ステイヤータイプにはやや鬼門となるレースでもあり、この点においてやや不安はあるものの、全兄ドリームジャーニーが09年1着→10年3着とこのレースで好走している点をプラス要因と考えて、不安点が相殺できると考えて、そうなると能力的には断然抜けている馬でもあり、信頼できる軸馬と考えて期待して評価する。東京芝2400mGⅠ好走実績は11年ダービー1着・12年JC2着と好走しているし、東京芝2000mGⅠ好走実績は11年皐月賞1着からも適性は十分と考える。
 ステイゴールド産駒はスタミナ型のサンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父メジロマックイーンは晩成型の成長力があり、古馬で本格化するステイヤー血統だが、2歳~3歳時にも第1次の成長段階がある。叩き良化型で、中長距離での好走が多い。古馬での成長能力にも期待できる。
 No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。

○ショウナンマイティ・・・マンハッタンカフェ×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔4-k〕
 前走京都記念3着(=京都芝2200m:0.3秒差)。阪神芝コースは(2-3-1-2)、芝2000m戦は(2-1-1-2)。前走は約7ヶ月の休み明けでも僅差の好走で、しかも早めに仕掛けての厳しい流れでの好走。本格化と思われ、その能力に期待して評価する。今回も積極的に前に展開してほしいと期待する。12年産経大阪杯1着(=阪神芝2000m)好走実績もある馬にて、リピーターとしての好走にも期待する。
 マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。また道悪の成績が良く、パンパンの良馬場よりも多少時計の掛かる馬場向き。丈夫さが取り柄で、詰まったローテーションや高齢馬が穴をあける。母父Storm Catはストームバード系で、斬れよりも全体のスピードに優れ、ハイペースに強いが、揉まれる競馬は苦手。大一番よりも前哨戦が向くタイプ。またストームバード系の特性として、勝負強さや底力には欠ける点と勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要。
 No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号kは、かなり時計の掛かる馬場でのみ力を発揮する。冬場のダートや最終週の重馬場等が合う。気性が激しく、時計のかかる消耗戦に活路がある。

▲エイシンフラッシュ・・・King's Best×Platini=キングマンボ×ハンプトン 〔8-a〕
 前走有馬記念4着(=中山芝2500m:0.5秒差)。阪神芝コースは(1-1-2-2)、芝2000m戦は(4-0-2-1)。今回は約3か月半の休み明けとなるが、休み明けは(1-1-2-4)と大幅な割引ではない。厳しい流れを先行して踏ん張れる能力を有すが、スローの流れでキレキレの瞬発力勝負で好走することも多い難儀な馬。脚の使いどころが難しい馬ではあるが、嵌った時の末脚に期待し、内からするりと抜け出てくることを期待して評価する。東京芝2400mGⅠ好走実績は10年ダービー1着、東京芝2000mGⅠ好走実績は12年天皇賞秋1着と適性は合うと考え、また11年産経大阪杯3着(=阪神芝2000m:0.0秒差)と好走歴もある馬なので、ショウナンマイティ同様にリピーターとしての好走にも期待する。
 King's Best産駒はキングマンボ系で、全体的なスピードを武器に距離は問わず淀みないペース向きの自力勝負血統。キングマンボ系なので2歳戦から走れる仕上がりの早さを持ち合わせるが、3歳春クラシックシーズンまでは詰めの甘い点がある。ダービーの時期は実が入る時期でもあり、それ以降に本格化を始め成長力は十分。キングマンボ系は、レコード決着のようなスピード競馬にも対応可能な上、道悪馬場も得意な進化系。距離の融通性も持ち合わせている。母父Platiniはハンプトン系で、重厚なドイツ血統でのスタミナ型のタイプ。ハンプトン系はスタミナの鬼。肉体的にも精神的にもタフで、2400mに強いが、マイラーも排出。使われながら成長し、一度強くなるとその能力を維持して安定する。
 No.〔8〕の牝系は、早い時期から走るが人気を背負うと少し信頼性に欠ける点がある。小回りコースよりは広いコース向き。3歳春シーズンよりも秋シーズンに期待が出来る成長力を秘めた牝系で古馬にて本格化する。また叩き良化型が多い。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。

△ダークシャドウ・・・ダンスインザダーク×Private Account=サンデーサイレンス×ダマスカス 〔A4〕
 前走有馬記念6着(=中山芝2500m:0.6秒差)。阪神芝コースは(0-1-0-0)、芝2000m戦は(3-3-0-1)。今回は約3か月半の休み明けとなるが、休み明けは(1-3-0-0)と好走が多く、この点には期待する。東京芝2000mGⅠ好走実績は11年天皇賞秋2着があり、12年は天皇賞秋4着。11年天皇賞秋2着好走したときに比較すると、やはり能力にはやや衰えはあるように思われるが、12年JC4着→12年有馬記念6着と距離適性の守備範囲外の距離でも善戦していて、今回好走の多い芝2000mに短縮になることはプラス要因と考えて期待する。
 ダンスインザダーク産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、大物を輩出するしスタミナ抜群なのだが器用さに欠け、ギアが入れば迫力満点の長い末脚を使う一方で、トップギアまでに時間がかかり瞬時に反応できないという弱点を併せ持つ。また条件戦では手間取るも能力が引き出される格上挑戦は好走のプラス要因で、産駒が好走していた重賞で産駒が好走することが多いのも特徴。スタミナ型サンデーサイレンス系に向くコースでもあるので、ダンスインザダーク産駒にも適性は向くと考えて期待する。母父Private Accountはダマスカス系で、速いペースから最後は力の勝負に持ち込むと強い粘っこいヤマイモ血統。斬れる脚はなく、惜敗も多いが、芝なら開催終盤の荒れた馬場や重馬場に向く信頼するならダートの1800~2100m。GⅠよりもGⅢ向きだが、高齢になっても侮れず、忘れた頃に一発もあるタイプ。
 No.〔A4〕の牝系は、米国のファミリーで、高速決着は得意だが、メリハリある流れが苦手。体力はあり、シーズンオフは得意な牝系。


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産経大阪杯2013回顧
産経大阪杯 天皇賞春に向けて②。

軍神マルス
08期 予想歴15年

次走狙い:オルフェーヴル
次走狙い:ショウナンマイティ


2013年 タイム 1’59”0 (良) 1FAve=11.90 3FAve=35.70

ラップ
①12.6-②11.4-③12.7-④12.2-⑤12.6-⑥12.2-⑦11.6-⑧11.3-⑨10.9-⑩11.5
1FAveとの誤差
①+0.7 ②-0.5 ③+0.8 ④+0.3 ⑤+0.7 ⑥+0.3 ⑦-0.3 ⑧-0.6 ⑨-1.0 ⑩-0.4
テン36.7-中盤48.6(3F換算36.45)-上がり33.7 『加速・中弛み』

『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○

1着オルフェーヴル・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕 9-6
2着ショウナンマイティ・・・マンハッタンカフェ×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔4-k〕 12-10
3着エイシンフラッシュ・・・King’s Best×Platini=キングマンボ×ハンプトン 〔8-a〕 3-3

流れは、テン-上がりのラップ差から『加速』と中盤の弛みから『中弛み』の複合ラップ。展開的には、逃げが最も恵まれ、次いで先行、差し・追込には厳しい流れと考える。

1着オルフェーヴルは、前走JC2着(=東京芝2400m:0.0秒差)からの好走。阪神芝コースは(3-1-0-0)、芝2000m戦は(1-0-0-0)でした。今回約4か月の休み明けでしたが、休み明けは(2-1-0-0)と苦にしない馬でした。今回気になるのは、11年皐月賞1着(=東京芝2000m)以来となる芝2000m戦ということでしたが、過去00年テイエムオペラオーが古馬王道路線完全制覇をした後、苦戦したのが休み明けでの01年産経大阪杯。久々の芝2000m戦と休み明けにて苦戦したものと思われる。また同様に07年古馬王道路線で善戦していたメイショウサムソンも苦戦したのが、08年産経大阪杯。ステイヤータイプの馬にはやや鬼門となるレースでもあり、1年以上2000m戦を使っていない馬については、今後も不安点はあると考えるべきと思います。しかしこの点においてやや不安はあるものの、全兄ドリームジャーニーが09年1着→10年3着とこのレースで好走している点をプラス要因と考えて、不安点が相殺できると考えて、そうなると能力的には断然抜けている馬でもあり、信頼できる軸馬と考えて期待して評価し、結果1着好走。東京芝2400mGⅠ好走実績は11年ダービー1着・12年JC2着と好走しているし、東京芝2000mGⅠ好走実績は11年皐月賞1着からも適性は十分と考える。今回の好走からも、やはり能力は高い馬であり、まだまだ衰えは感じないと思われ、天皇賞春に向けては不安点はないと考える。同配合馬ゴールドシップとの捲り勝負の可能性も高く、天皇賞春が楽しみです。
 ステイゴールド産駒はスタミナ型のサンデーサイレンス系。ステイゴールドは母父ディクタスの特性がでていて、サンデーサイレンスというよりはサッカーボーイに近い特徴があり、夏~秋にかけてよく軌道に乗ることが多い。ディクタスのスタミナ型の特性とまた強敵相手に食い下がる勝負根性は、ステイゴールド産駒の持ち味。1戦燃焼型のタイプも多く、惨敗後から涼しく巻き返す能力も高い。断然人気よりも穴で狙いたいタイプで、人気馬よりもその人気馬をマークする立場の方が好走しやすい。母父メジロマックイーンは晩成型の成長力があり、古馬で本格化するステイヤー血統だが、2歳~3歳時にも第1次の成長段階がある。叩き良化型で、中長距離での好走が多い。古馬での成長能力にも期待できる。
 No.〔8〕の牝系は、2歳~3歳春シーズンも好走は可能だが人気の時には詰めが甘い特性があり、本領発揮は3歳秋以降で、古馬で真価を発揮するタイプが多い。叩き良化型で、高速時計にも強い。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。

2着ショウナンマイティは、前走京都記念3着(=京都芝2200m:0.3秒差)からの好走。阪神芝コースは(2-3-1-2)、芝2000m戦は(2-1-1-2)でした。前走は約7ヶ月の休み明けでも僅差の好走で、しかも早めに仕掛けての厳しい流れでの好走。本格化と思われ、その能力に期待して評価し、結果2着好走する。今回も積極的に前に展開してほしいと期待しましたが、今回は差しの構えての上がり最速32.秒9で好走。12年産経大阪杯1着(=阪神芝2000m)好走実績もある馬で、リピーターとして好走。コース適性という点で、実績馬には注意が必要ということと考え、来年以降もリピーターの好走には注意したいと思います。今回の好走は不利な流れでの好走にて、やはり本格化とみてよいと思いますが、天皇賞春に向けては距離適性では1着馬オルフェーヴルを逆転は難しいと思われ、宝塚記念路線に向かう方が本馬には良いかもしれません。その場合は期待したいと思います。
 マンハッタンカフェ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、ステイヤータイプだが素軽い先行力を持ち、難儀な不発が少ない堅実さが特徴で前半に脚を溜めれば鋭い瞬発力も使える。また道悪の成績が良く、パンパンの良馬場よりも多少時計の掛かる馬場向き。丈夫さが取り柄で、詰まったローテーションや高齢馬が穴をあける。母父Storm Catはストームバード系で、斬れよりも全体のスピードに優れ、ハイペースに強いが、揉まれる競馬は苦手。大一番よりも前哨戦が向くタイプ。またストームバード系の特性として、勝負強さや底力には欠ける点と勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要。
 No.〔4〕の牝系は、3歳春から力をつけてクラシックで好走するような成長力もあるが、さらに3歳秋から古馬にかけて成長力が著しい。またスタミナを活かしての好走が得意。分枝記号kは、かなり時計の掛かる馬場でのみ力を発揮する。冬場のダートや最終週の重馬場等が合う。気性が激しく、時計のかかる消耗戦に活路がある。

3着エイシンフラッシュは、前走有馬記念4着(=中山芝2500m:0.5秒差)からの好走。阪神芝コースは(1-1-2-2)、芝2000m戦は(4-0-2-1)でした。今回は約3か月半の休み明けでしたが、休み明けは(1-1-2-4)と好走も多い馬でした。厳しい流れを先行して踏ん張れる能力を有すが、スローの流れでキレキレの瞬発力勝負で好走することも多い難儀な馬。脚の使いどころが難しい馬ではあるが、嵌った時の末脚に期待し、内からするりと抜け出てくることを期待して評価し、結果3着好走。東京芝2400mGⅠ好走実績は10年ダービー1着、東京芝2000mGⅠ好走実績は12年天皇賞秋1着と適性は合うと考え、また11年産経大阪杯3着(=阪神芝2000m:0.0秒差)と好走歴もある馬でした。やはり2着ショウナンマイティ同様にリピーターの好走には、今後も注意と考える。また2着馬ショウナンマイティは12年1着→13年2着、本馬は11年3着→13年3着と着順は上げていなく、09年1着→10年3着ドリームジャーニーなどからも「老馬の法則」は活きると考える。
 King's Best産駒はキングマンボ系で、全体的なスピードを武器に距離は問わず淀みないペース向きの自力勝負血統。キングマンボ系なので2歳戦から走れる仕上がりの早さを持ち合わせるが、3歳春クラシックシーズンまでは詰めの甘い点がある。ダービーの時期は実が入る時期でもあり、それ以降に本格化を始め成長力は十分。キングマンボ系は、レコード決着のようなスピード競馬にも対応可能な上、道悪馬場も得意な進化系。距離の融通性も持ち合わせている。母父Platiniはハンプトン系で、重厚なドイツ血統でのスタミナ型のタイプ。ハンプトン系はスタミナの鬼。肉体的にも精神的にもタフで、2400mに強いが、マイラーも排出。使われながら成長し、一度強くなるとその能力を維持して安定する。
 No.〔8〕の牝系は、早い時期から走るが人気を背負うと少し信頼性に欠ける点がある。小回りコースよりは広いコース向き。3歳春シーズンよりも秋シーズンに期待が出来る成長力を秘めた牝系で古馬にて本格化する。また叩き良化型が多い。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。

産経大阪杯のポイントは、
①流れは『加速』になりやすく、中盤からの持続した流れからの持続力勝負になりやすい。そのため4コーナー5番手以内の馬の好走が多い。
②スタミナ型サンデーサイレンス系の好走が多い。特注はステイゴールド産駒とマンハッタンカフェ産駒。
③1’59秒台やそれよりも速いタイムならサンデーサイレンス系、2’00秒以降なら欧州型スタミナ血統が好走しやすい。ただし12年のような遅いタイムの場合は、適性はややマイル~中距離特化型のタイプに向く適性となる。
④東京芝2000mの天皇賞秋好走馬、東京芝2400mGⅠ好走馬は好走率が高く、軸には最適。
⑤リピーターの好走も多いが、着順は前年よりも下がりやすい(=「老馬の法則」に当てはまりやすい)。
⑥1年以上2000m戦を経験していない馬は、やや割引は必要。ステイヤータイプならなお注意が必要。


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