12期 予想歴24年
◎未定
○カミノタサハラ4着/4人
今週のメインレースは、牡馬クラシック第一弾の第73回皐月賞である。
第73回皐月賞は、中心馬不在の混戦模様である。
そこで競馬理論の競馬予想では、第73回皐月賞に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
スプリングステークス組からは、1着のロゴタイプ(デムーロ)、2着のタマモベストプレイ(和田竜二)及び4着のフェイムゲーム(北村宏司)が第73回皐月賞に出走する。
ロゴタイプのスプリングステークスの勝利という結果は、2着に1馬身半もの差をつけているが、どこでも伸びるフラットな馬場といえども好位のインの絶好位を気分良く追走してのものであり、着差ほどの圧倒的な強さでもなかった。
また、ロゴタイプは、朝日杯フューチュリティステークスにおいて勝利を収めているものの、レース内容としては折り合いを欠きながらも2着を確保したコディーノが上である。
よって、第73回皐月賞の競馬予想においては、器用な脚質で競馬が上手なロゴタイプに高い評価を与えるべきだが、絶対的な評価までは禁物である。
一方、タマモベストプレイのスプリングステークスの2着という結果は、ロゴタイプの直後のインを追走し、終始ロゴタイプと同じようなコース取りを通ってのものであり、ロゴタイプには力負けであった。
よって、第73回皐月賞の競馬予想においては、タマモベストプレイにスプリングステークス2着ほどの高い評価は不要である。
一方、フェイムゲームのスプリングステークスの4着という結果は、スローペースを出遅れて終始外目を回らされて追い込んだものであり、脚を余したと見ることもできる。
よって、第73回皐月賞の競馬予想においては、追い込みが届く展開になるようであれば、フェイムゲームにも高い評価を与えるべきである。
一方、弥生賞組からは、1着のカミノタサハラ(蛯名正義)、2着のミヤジタイガ(和田竜二)、3着のコディーノ(横山典弘)、4着のエピファネイア(福永祐一)及び11着のサトノネプチューン(戸崎圭太)が第73回皐月賞に出走する。
カミノタサハラの弥生賞の勝利という結果は、有力馬が休み明けであったにせよ、スローペースを終始外目を回らされて差し切ったものであり、強い内容であった。
よって、第73回皐月賞の競馬予想においては、カミノタサハラに高い評価を与えるべきである。
特に、カミノタサハラは、差し馬なので、外が伸びる馬場になるようであれば、評価を更に上げるべきである。
一方、ミヤジタイガの弥生賞の2着という結果は、スローペースで馬群をロスなくさばく展開に恵まれてのものであり、レース内容としての価値は低い。
よって、第73回皐月賞の競馬予想においては、ミヤジタイガに高い評価は不要である。
一方、コディーノの弥生賞の3着という結果は、好位のインを追走したものの直線で前が開くまで待って仕掛けが遅れたものであり、少し残念なレース内容ではあったものの、完全な力負けでもなかった。
よって、第73回皐月賞の競馬予想においては、東京スポーツ杯2歳ステークスや札幌2歳ステークスのように好位のインで脚をためる競馬ができてスムーズに抜け出すことができれば、コディーノが巻き返す可能性は高いと判断すべきである。
一方、エピファネイアの弥生賞の4着という結果は、大外枠からの発走で折り合いを欠いて行きたがってしまったものであり、悲観すべき内容ではない。
よって、第73回皐月賞の競馬予想においては、エピファネイアの巻き返しがあってもおかしくない。
ただし、エピファネイアは、超スローペースを好位で追走する競馬しか経験していないので、ある程度ペースが速くなった場合には戸惑う可能性も頭に入れておくべきである。
一方、サトノネプチューンは、弥生賞の見所のないレースを見る限り、第73回皐月賞の競馬予想において高い評価は不要である。
一方、若葉ステークス組からは、1着のレッドルーラ(川田将雅)、2着のクラウンレガーロ(三浦皇成)、4着のインパラトール(デムーロ)、5着のナリタパイレーツ(小牧太)、6着のマズルファイヤー(シュタルケ)及び8着のメイケイペガスター(藤岡佑介)が第73回皐月賞に出走する。
レッドルーラの若葉ステークスの勝利という結果は、スローペースをまとめて差し切った強い内容ではあるが、道中はインで脚をためてのものでもあった。
よって、第73回皐月賞の競馬予想においては、メンバーが強化する点を考慮すると、レッドルーラが勝ちきるためには展開の助けが必要と判断すべきである。
一方、クラウンレガーロ、インパラトール、ナリタパイレーツ及びマズルファイヤーは、若葉ステークスの見所のないレースを見る限り、第73回皐月賞で高い評価は不要である。
一方、メイケイペガスターの若葉ステークスの8着という結果は、折り合いを欠いて暴走してしまってのものであり、度外視可能である。
よって、第73回皐月賞の競馬予想においては、メイケイペガスターが折り合って共同通信杯のような競馬ができれば好走可能と判断すべきである。
一方、アーリントンカップ組からは、1着のコパノリチャード(内田博幸)が第73回皐月賞に出走する。
コパノリチャードのアーリントンカップの勝利という結果は、
1000m通過60秒7の超スローペースを2番手から押し切る展開に恵まれたものである。
よって、第73回皐月賞の競馬予想においては、距離延長も微妙なコパノリチャードに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
ただし、コパノリチャードは、器用な先行力を持つので、スローで先行できる展開になるようであれば、展開利を生かしての粘り込みに注意を払うべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第73回皐月賞に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第73回皐月賞の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第73回皐月賞の予想をお楽しみに。
以下のURLから2013年以前の皐月賞の関連記事がご覧いただけます。http://www.keibariron.com
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